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2022年11月 札幌ひとり旅13 開拓の村 旧北海中学校

旧北海中学校

北大の博物館でも見た。
北大での授業が、教授陣がアメリカ人だったってこともあるのだろうけど、徹底的に英語だった、とのこと。
で、北大に優秀な生徒を送り込むために、札幌農学校の三期生が中心になって設立された私立北海英語学校を前身とした学校。

木で隠れてるけども、、23巻87ページ

中学校の門柱

校長室の中に、なんで入らなかったのか。。
こちら、江渡貝くんのママたちが座っていた机

はっきりと、北海道が「植民地」と書かれていて、私が無知だったゆえに、ショックを受けたのですが。。

小学簡易科なんて制度が明治時代にあったのも知らなかった。

とは言え、義務教育は、明治初期、尋常小学校の4年間のみだったし、この、小学簡易科も、どうやら、北海道だけでもなさそうなのだけど、まぁ、教育より開拓が優先された、と。
で、思い起こされるのは、やっぱり、沖縄なのだけど、そもそも、歴史が違うよなぁ、というのと、「日本は単一民族」な訳、無い。
文化も違えば、言葉も違う。

ゴールデンカムイに一番最初、夢中になったのは、やっぱり、アシリパから聞く、アイヌの人たちが自然と一緒に暮らしていく知恵が面白かったから。
あとは、もちろん、キラキラに書き込まれた自然の厳しさ、美しさと、作者のユーモアに引き込まれた。
蝦夷地は、まず、人口密度が低かったのだろうし、資源を奪い合って争う必要がないぐらい豊かな狩場だったから、「国」というものができなかったのかな、と思ったり。

開拓、と言えば、聞こえはいいけれども、それは、内地の人たちの勝手な思い込みで、アイヌであったり琉球の人にとっては、侵略でしか無かったか。。
そういや、昔、西部開拓の頃を描いたアメリカの映画を見て、インディアンに家畜だか襲われたんだろか。
何かをきっかけに、白人の家がインディアンに囲まれて、夜通し、インディアンを撃ち殺しまくって、「家族の平和を守った」みたいなストーリーの映画があって。
んなアホな、同じ人間なのに、と、猛烈に思ったことを思い出した。
で、そのフロンティアスピリットのアメリカの人たちを招いて、今の北海道があるのだとすれば、手放しに、クラーク博士、素晴らしい!ともならないのか。。
難しい問題だな。。。

しかも、北海道大学の記事がSmart Newsに紹介されて、まぁまぁ読まれている今、思うのは、無邪気に記事を書くには非常にセンシティブな内容だったな、と。。

この日、曇っていたのだけど、さっと日が差してきれいな廊下

23巻87ページ
改めて宇佐美時重の出身を見たら、新潟県出身だったけどもなぁ、とは思った。

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