5.28 ラ・パンテコート
聖霊降臨祭です。
教会で『聖霊の続唱』を歌ってきました。この日にしか歌わない、髙田三郎のマイBEST3! 抑え気味のコード進行にゾクゾクします。
「聖霊」は説明しにくいですね。
私の数多の奇行について、夫はよく「聖霊が来たんだからしょうがない」と言います。
要するに「聖霊」とは「人智を超えた行動を起こさせる力」でしょうか?
そんな私はネットで「コロンビエ」という可愛いケーキを見つけて、食べたーい!と。
このケーキ、南仏プロヴァンス地方発祥とのことで、プロヴァンス料理で聖霊降臨祭をお祝いしようと思い、ChatGPTにたずねてみました。
以上、ChatGPTのスーダラな回答でした。(・∀・)
結局ラタトゥイユだけ採用して、メニューを構成。作るのはいつもの夫。
《本日のメニュー》
・ロゼワイン(ノンアル)
・たこのマリネ・プロヴァンス風
・プロヴァンス風ラタトゥイユ
・たらのポワレ・プロヴァンス風
・ル・コロンビエ
調理の前に、Herbes de Provenceを私がブレンドしました。
すり鉢に、セイジ+タイム+フェンネル+ローズマリー+バジル+オレガノ+セイヴォリー+マジョラムを入れてすり混ぜます。
部屋中にラヴェンダーみたいな良い匂いが広がります。なんだかセミの声も聞こえるような気が……。幻覚でしょうか? 梅雨前なのに。
たこのマリネ・プロヴァンス風
夫の無意識マリネに、バルサーミコ+エルブ・ド・プロヴァンスを投入。いつものトマト+たこのマリネより、明るい味になりました。「そうだ、プロヴァンスに行こう!」と思ったゴッホの気持ちが分かる気がします。
プロヴァンス風ラタトゥイユ
野菜はすべて1cmくらいのダイスにカットするそうです。ひと匙にいろんな野菜が乗って味が混ざるからと。
……じゃあ今まで私が作っていた「ラタトゥイユ」は何だったのでしょう? 「ごろごろ野菜のオリーヴオイル煮」?(・∀・)
ズッキーニ+なすは塩を振って水抜きしてから、にんにくのみじん切りと共に炒めます。そこに玉ねぎ+赤ピーマン+黄パプリカを加えて炒めて→トマトピューレを加え→エルブ・ド・プロヴァンス+塩+黒こしょうで味付け。
たしかに旨い! 「これが本物のラタトゥイユか!」と感動。
鱈のポワレ・プロヴァンス風
まずヴィネグレットソースを作りました。トマト+オリーヴ+バジル+にんにくを細かくカットして、ケイパーを加え→ドレッシングに1時間漬け込みます。
夫はクラフトワークを聴きながら、鱈をポワレしています。
ふと思いました。このソースはマリネ?! しまった! 「たこのマリネ」があるんだから、バターソースにすればよかった!
でもポワレとヴィネグレットの相性は抜群でした。終わり良ければすべて良し。
ル・コロンビエ
伝統的な具材はオレンジとメロンの砂糖漬けとのことですが、売ってないし、作れない。とりあえず前晩からオレンジピールをワインで戻し、カットメロンを濃いシロップに浸けておきました。
夫はホットケーキミックスを使ってケーキを無意識に焼く習慣があります。今回はホットケーキミックス3/4に、振るいをかけた全粒粉1/4+アーモンド粉+メロン+オレンジピールを入れました。
焼いている間に富沢商店のマージパンで鳩を作ります。白鳩は聖霊の象徴。マージパンを丸めて、つぶれた「名菓ひよこ」のようなナゾの物体と格闘。そのころ夫は羽と尾羽を広げたカッコいい鳩を作っていました。ナイフとフォークを使ったそうです。夫、器用! ナゾの物体は夫に丸投げしました。(・∀・)
焼き上がったケーキを皿にひっくり返すと、ケーキ型の底に敷き詰めておいたアーモンドで表面が雪のよう。ピューレ状の杏ジャムを温めて全体に塗り、鳩を乗せて完成!
このケーキは素敵です! 可愛いし、アーモンド+オレンジ+杏ジャムの、素朴な味が調和しています。(メロンは砂糖漬けじゃないなら入れないほうがいいです。食感がほとんどきゅうり)
今回の料理、夫は「ラクだった」との感想。フレンチは異常性が低かったようです。味の予想もつくし。
Veni Sancte Spiritus! 聖霊、来てください!
そして人類をマシな方向に進化させてください!
☆岸田の岸田による岸田のためのG7が閉幕。
広島で戦争支援の打ち合わせをするとは、さすが岸田首相、下衆の極み!(・∀・)