任意加入制度で奮闘する『PTA』主催のイベントは、子ども達の笑顔いっぱいで、子ども真ん中の企画になりました!
2024.6.9(日)AM
ウチの娘たちの通う小学校で
『夢プロジェクト』という企画があり、大成功のものとなりました。
これは、PTA主催によるものです。
いま、北九州市では、どの地域でもPTAが揺れています!!
令和4年度から、なかば強制的に始まった『任意加入制度』に端を発しています。
子ども達が通う学校で、保護者と先生たちとがタッグを組んだPTAは、これまでの通例として、「全員参加」が当たり前だったと思います。
(活動をする or しないというのは、その次のテーマでした)
が、
令和4年度から、『入りたい人は入る』という組織に変えるように指示がありました。
つまり、PTAに『入りますか?入りませんか?』という選択があるということです。
トンデモナイ話なんですが、詳細は先ほどの記事をご覧ください。
そして、コロナ禍で始まったこの制度、立て直しどころか、話し合いもできないなかで、次々とPTAが崩壊していっています。
学校の先生たちの負担軽減と同じようなロジックで、PTA活動の負担軽減みたいな流れで、次々と委員会活動が壊滅していきました。
ウチの学校のPTAは、従前からとても熱心に温かく活動を続けており、何とか持ちこたえてきましたが、各種委員会は無くなり、有志の役員さんが牽引するような感じになっています。
ぼく自身も、PTAは地域のなかで、子どもを育んでいく大切な機関だから、PTA活動においては、ぼくもできる限りのお力添えをしてきたつもりです。
そして、今年度、ぼくがPTA会長になる運びとなりました。
正確には、3人が共同代表というカタチをとっています。
夜の会議や昼の作業など、ぼくにはできないことが多いので、3人それぞれができる分野を担当するようにしています。
皆さん、家事や育児の傍らでのPTA活動なので、効率的な負担軽減も進めていきたいということで、
とっても大変な『PTA総会』は、電子版としました。
学校から各家庭への連絡配信アプリを活用して議案を配布。賛否の回答についてはフォームを活用しました。
過半数以上の回答が寄せられ、無事に総会が成立しました。
とても効率的な総会で、ぼくがPTA会長に就任することも決定しました。
さて、正式に新体制になって最初の大イベントです!
ウチのPTAは、『子ども達のために』をテーマに、PTA活動そのものを見つめなおしています。
そんなウチの活動の特徴のひとつとして、『夢プロジェクト』というシリーズ化した子ども達の「お楽しみイベント」を季節ごとに開催しています。
これまでも、
『ハンター・逃走中』や
『学校かくれんぼ』や
『体育館あそび』などを展開してきました。
今回は、年度はじめで準備期間も短いことから、体育館で、簡単な遊びを多く展開することとして企画しました。
チラシをつくって、プリントで配って、そこに掲載している『QRコード』で申し込みをしていただきます。
プリントを1回配っただけではなかなか申し込みが伸びないので、
学校からの配信アプリを活用して、改めて宣伝し、直接申込みフォームにクリックしていただけるようにしました。
すると、どんどん参加者が増えて、
約120人の小学生たちが参加!!
学校全体の3分の1ほどの人数です!!
保護者の皆さんも50人ほど参加いただき、
日曜日にも関わらず、先生たちも15人が参加していただきました。
この記事では、子ども達が写り込んだ現場の写真は控えさせていただきますが、会場の様子が伝わるように、少しだけアップしますね。
写真が無いのですが、
数字が書かれた紙コップを素早く順番どおりに重ねていくという遊びや、
何だかんだ終始盛り上がっていたのは、『ゴム飛び』です。
とにかく高く!自分の限界に挑む子ども達が列を成していました。
遊び疲れた子ども達がフラッと立ち寄って、仲の良い家族単位などで楽しんでいた様子が印象的でした。
小倉南区の名産・名物・素敵な文化・風習などがカルタになっており、子ども達もクラスにあるようで、とても馴染みのあるカルタです。
もう一瞬で絵札をとっていくツワモノもおりました・・・。
他にも、トランプコーナーも設けており、自由に遊んでもらいました。
ここからは創作コーナーです!!
特に女の子たちは、遊ぶより作る方が大好きな子が多いです!
特に、翌週の父の日に向けたプレゼントづくりをテーマとしました。
こうした機会に、子ども達から、保護者や先生たちに日頃の感謝や想いを伝えるような展開となり、とても心温まりました。
このように、創作あり、昔遊びあり、かるたありで、
イベント的な要素としては、とっちらかっているのですが、
何だか、わきあいあいとした、とてもほのぼのとしたイベントとなりました。
そして、120人もの子ども達が体育館に集まると、かなりの大人数です!!
それぞれのブースは大盛り上がりでした。
そしてそして、中盤になると、突然始まったのが・・・・
ステージの上にある演題に立って、
『とにかく大きな声を出す!』という種目です。
音量を測定するアプリがあり、お母さんたちが、スマホをかざして音量を測定します。
ぼくは司会を担当したのですが、
「恥ずかしがって、みんな来ないのでは?」という不安も・・・。
こういうときは、楽しそうな『お手本』が何より大切。
先生たちにお願いすると、一番若い男性の先生を差し出されました(笑)
さすがの先生、カッコ良かったです。
「みんな!〇〇先生がお手本を見せるからね~!」司会が言います。
すると先生、
「今日は日曜だから、思いっきり、肉が、、『食べた〜い!!!!!!』」
測定MAXに迫る大声をご披露してくださいました。
これで要領を得たのか、
『自分もやりたい!!』という子どもが、次々と列を成して、終わりません(笑)
高いステージにあがって、体育館中を見下ろして、みんなこっちを向いています。緊張もあったと思います。
立った途端に怖気ずく子もいたのですが、みんな勇気を振り絞って大声を出してくれました。
「〇〇が食べた〜い!」
「きゃ〜!!」
「わぁ~!!!」
「がんばるぞ~!!!」
思い思いのことを言ってくれる子ばかりで、とても可愛らしかったです。
まだまだ遊び足り無さそうだったけど、これで終了。
あっという間の2時間でした。
閉会式をするので、学年ごとに並んでいただきます。
(景品のお菓子を配りやすくするためです)
閉会式では、9人を表彰しました。
ミニ表彰状を渡しました。
まず、腕相撲で、突如始まったトーナメント戦(笑)
ベスト3の子たちを表彰しました。
次に、大声の音量を測定した結果を記録しており、測定MAXに達した子ども達5人を表彰しました。
そしてもう1人。
『学校が、大好きだ〜!!!』と叫んでくれた、1年生の男の子も表彰いたしました。
皆さん、とってもよく頑張りました。
120人の子ども達にその場に立ってもらい、後ろや左右にいる保護者の皆さん、先生たちの方に向いてもらって、
「こうしたイベントを準備、運営してくれた皆さんに感謝を伝えましょう」
「せ〜のっ」
『ありがとうございました〜!!』
子ども達の声は大声大会のように大きく、気持ちがこもっていて、ぼくは司会進行しているにも関わらず、ぐっとくるのを我慢するのが大変でした。
準備や運営が大変だった皆さんの心も労われたと思います。
子ども達に感想を聴くと、
各種のブース遊びが楽しかった。
創作コーナーが嬉しかった。
大声にまたチャレンジしたい。
また、こんなイベントがあったら嬉しい!!
などなど、とても嬉しいコメントが多く出されました。
最後に教頭先生からご挨拶いただきました。
『PTAの皆さんで、こんなにステキな活動ができている学校も珍しいんだよ。みんなこの学校で良かったね!!じゃあ、もう一度、みんなで大声大会やろう!!!〇〇小学校最高〜!!ってみんなで言うよ!』
せ〜のっ!
『〇〇しょうがっこう、サイコ〜!!!!』
子ども達の声が、体育館の屋根を突き破るんじゃないかというほど響き渡りました。
とっても素晴らしい学校です。
最後の最後、もう一人のPTA会長に、締めのご挨拶いただきました。
『PTAは、こんな風に、”子ども達のため”の活動です。皆さんで、できることを協力し合いながら、子ども達の思い出や楽しみをつくっていけたらと思っています』
おっしゃるとおりの活動で、何だか、じーんとくるものがありました。
PTAの加入が任意となっています。
こうして、皆さんで想いを寄せ合って、子ども達のために活動していけたらと思っています。
もちろんPTA活動や、PTA会費の使途は、こうしたイベントだけではありませんが、その象徴的な活動として、この『夢プロジェクト』を開催しています。次は2学期、秋ごろの開催となると思います。
PTAへの認識が少しでも高まれば良いなと思います。
教頭先生のおっしゃっていたように、
子ども達が、
この学校で良かった。
このまちで育って良かった。
そんな風に思えるように、取組んでいけたらと思っています。
子ども達を真ん中にして、想いを寄せ合うPTA活動。
ウチの学校も任意加入制度により、奮闘しています。
そんな課題山積で、奮闘している、ひとつの小さなPTAの活動の記録でした。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。