主体的になってもらうには、セリフやコメントを聴きだす
交渉やコーチング、話し合い、はたまた子育てや夫婦・友人関係でも活用できるテクニックです。
例えば、ささいなことの記憶で、自分の言ったことと、人から言われたこと、どっちを覚えていますか?
また、人から言われたことと、自分から言ったことと、どっちが実践できていますか?
はたまた、全然喋ってなくて、話をうんうんって聞くばっかりの人なのに、あの人と話すと面白い、あの人は話し上手なんてこともないですか?
今日は、相手のセリフやコメントをいかに引き出して、より主体的になってもらえるかを考えていきたいと思います。
「有言実行」にいかに持っていけるか、ということです。
冒頭の可愛いイラストは、ななほしさんの描かれたイラストを使用させていただいています。ありがとうございます。
まさに、向かって右側の人になりたい!っていうのが今日のテーマです。
①コーチングや交渉の基本『相手に軸がある』
指導や育成の場面では、こちら側からいろいろと言っても、相手には思ったより響いてないんですね。
それよりも、相手側が主体的に課題を認識して、主体的にその対策を考えて実践できるようにコーチングできると良いですね。
なので、「こうしたいと思っている」というのをいかに引き出してあげれるかが重要です。
交渉の場面では、
押し付けの主従の関係ではなく、
両者が歩みよるべき交渉の際には、
相手にも主体性をもってもらうためには、言葉を引き出すことが重要です。
「これをやってください」⇒「・・・わかりました。。」
これでは主体的になれませんよね。
「これどうしましょうか・・」⇒「こちらで対応しましょう」
その一言を待っていたー!!!となります(笑)
ちょっと腹黒いですが(笑)こういうことです。
②講座、話し合い、ワークショップでは超重要
僕はNPO活動で様々な講座やワークショップ、はたまた会議・話し合いの場面が多々ありますが、
参加している皆さんに、
いかに口を開いてもらえるかをいつも意識しています。
というのも、例えば2時間の講演会で僕の話を延々と聞いても、その時は覚えていても、すぐに忘れていきます。
人は聞いたことよりも、自分が言ったことの方が覚えてるんですね。
なので、小分け小分けにして、感じたこと、思ったことを、参加者に声に出してもらう場面を作るようにしています。
(コロナ禍での工夫は大変でしたが・・・)
話し合いの場面でも同じです。
色々と話し合ったのに、特に覚えているのは、自分が発言した点やその前後であることが多いです。
ということは、参加の皆さんに、どんどん発言してもらえるようにしていくことが、とても効果的ということですね。
③子育ての場面でも
僕は全然ダメなんですが、
分かっているのに難しいんですが、
子どもに、頭ごなしに色々言っても響いてないです(笑)
どうしたら良いかを、子ども自身に口に出させることですね。
その方がより主体的に、自分の言ったことに対応をするようになります。
紙に書き出したりすると一層効果的です。
ガーッと言いたい気持ちをグッとこらえて、子どもからのコメントを待ちましょう。忍耐忍耐・・・(笑)
④アウトプットの重要性
つまり、インプットとアウトプットの2極に分けるとすると、
インプットよりもアウトプットしたことの方が
自分自身の力になっていくということですね。
講座やワークショップでは、アンケートやディスカッションを有効に活用して、アウトプットの場面を多く作ります。
対人関係では傾聴に徹し、想いをアウトプットしていってもらいます。
飲み会でもずっと一人の人が喋り続けていたら面白くないですよね。
逆に自分がいっぱい喋れたときは面白いですよね。(これは前者になっていないかの注意が必要ですけど(笑))
飲みの席でも、自分のことばかり延々と喋る上司・先輩は最悪です(笑)
僕自身わかってはいるんですが、対人関係ではなかなかできていないです。。。子育てでも飲み会でも・・汗
まだまだ修行中の身ですが、ここにアウトプットすることで、今後とも意識していけると思います。
そうした言葉を引き出すためのテクニックについては、またまとめてみたいと思います。
アウトラインだけ書いておくと、
傾聴は基本ですし、
我慢も重要です。
Why?に徹するということもあります。
協働の場面では「課題を真ん中に置く」っていうのが良いと思います。
上手く書けるように考えておきます。
今日は入口まで、ということで。
(これも有言実行のプレッシャーですね)
これまで書いた記事で関連するものを貼っておきますね。
今日もご覧いただき、ありがとうございました!