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成功体験の有無で、言葉が通じない問題

食わず嫌いというか、何かやり出す手前から拒否反応を起こす人っていますよね。
「良いから、騙されたと思って」と誘っても、「いえ、結構です」的な反応だったり(笑)

ぼくの活動は、常々、『協働』ということがテーマにあり、
自分ひとりではできず、色んな方と関わりながら、巻き込みながら、活動を展開することが大切な要素です。

『協働』っていうのはとっても難しく、一言で言えば、お互いが主体性を持って取り組むということなのですが、少なからずパワーバランスや主体性の差が出てしまいます。
そんな差や溝をいかに埋めていけるかが重要なポイントでこれには、いろんなコツやテクニックがあるように思います。


おっと、、、

今日の話題は、こんな難しい話じゃなく、もっと手前の単純な話です。


例えばですが、
今日、『家庭教育学級』っていう学校の保護者を対象とした研修を実施するのですが、
PTAは今、揺れています!!

PTAの任意加入問題を皮切りに、PTA活動って要る?という雰囲気すらあります。
熱心に活動してきた人は、『PTAは大切な活動だから、しっかりやっていかないと!!』というし、
全く携わってこなかった人は、『無いなら無いで良いんじゃない?』っていう感じかと思います。

同じ世代の子どもを持つ保護者どうしで、どうしてこんなにギャップが生じてしまうのでしょう?
それを考えていたんです。
ひとつの結論に達しました。

協働だったり、このようなボランタリーの活動は、多少なりしも負担が生じます。
その負担に対し、関わる前から食わず嫌いしている人は、前に進んでいかず、壁の前で拒否反応を起こしてしまいます。
もしくは、ほんのちょっとだけ関わって「めんどくさかった」という感想・印象だったり。

一方で、何らか携わってきて、苦労しながらも、その先の成果や効果を実感できたときには、
『大変だったけどやって良かった』この言葉が、最も魅力的なものです。

このような成功体験を持った人は、意義や意味を感じ、「またやろう」っていうように思います。
この壁の向こうを知っているか知っていないかで、物凄く差が出ていってしまいます。
これが冒頭に示したコミュニケーションギャップの一因ではないかと思います。

これはPTAでの活動のみならず、町内会や地域での活動でもそうですし、会社や様々な組織の中にも転用・準用できることってあるんじゃないでしょうか。

一歩踏み込んでみると、新たな世界があったりするものです。

でも、壁の向こう側にいる人は、強引に誘おうとします(笑)
目の前の負担感がありますから、強く誘われるほど、拒否感が強くなるという悪循環ですよね。
なので、緩やかに、楽しそうに、少しずつお誘いしていくことが大切でしょうね。
最も大きな効果があるのは、何と言っても人の繋がりだと思います。

いくら意義深く感じれる活動であっても、誰も知らない世界には飛び込めません。
一方で、半信半疑であっても、仲の良い友達から誘われたら、とりあえず付いていってみるか、となります。


そしてまた、その先で人の繋がりができていきます。
人の繋がりの多い人は、どんどん繋がりが多くなり、
人の繋がりの少ない人は、いつまで経っても増えません。
ここにもギャップが生じていますね。


このような成功体験を得た人は、そのビフォーアフターをしっかりと認識することが大切なのかもしれませんね。
そうすると、同じようなビフォーの人がいた場合には、「自分もそうだったけど」と声をかけられます。

カタチのない、
つかみどころのないような話ですが、
何だか根本的に大切な部分
のような気がします。


今日もご覧いただきありがとうございます。
さて、講座の準備の仕上げをしてしまおう!
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