地域課題を共有・・・『まちは"人"なり』
昨夜、北九州市民カレッジ
『地域づくり実践講座〜ちょっとした工夫とノウハウ~』の4回目の講座を開催しました。
5回シリーズの4回目。
ノウハウ系だった学びが、徐々に現実味を帯びていきます。
5回シリーズの構成はこんな感じです。
第1回目講座
第2回目講座
第3回目講座
このように、『協働』がやっぱり、テーマとなっていきました。
今回は、既に地域活動のプレイヤー、キーパーソンである受講者の皆さんが、自分達自身の、地域課題や悩みを共有する場面と位置付けました。
次回の最終回は、今後の皆さんのステップアップや、一歩踏み出していく背中を押す機会となったら良いなと思っています。
今回のテーマはこちらです。
それぞれの地域での現状があり、それに対しての課題がある。
課題が明確になっていくと、対策があります。
ですが、
ついつい、対策や方策から議論しがちなんですね。
ではなくて、
『課題を真ん中に置く』
協働を生み出す神髄はコレですね。
その課題も、漠然とした現状から、課題を抽出していく作業が大切です。
因数分解していくように、どこが課題なのか、何が課題なのか、突き詰めていきます。
現状からすぐに課題が見出せるものもあります。
本質的な課題が隠れている場合もあります。
課題が明確になったとき、表裏一体での対策が見えてくると思います。
課題を見つける場面から、共にできた仲間がいたときには、間違いなく、協働が生まれます。
このように、まずは、テーブルに載せて、みんなで眺める、見つめる、考える、『間』を持つと良いと思います。
それでは、受講の皆さんどうしで、地域課題について話し合っていきましょう!!
受講者全員が、ひとつずつ、課題・話題を提示し、
皆さんでディスカッションしていただきました。
聞き耳を立てて、聴いてみると、
とっても様々な話題でした。
もちろん、その人によって違う。
もちろん、その地域によっても違う。
ぼくも議論に混ざりたい気持ちをおさえ、全体的に聴いて回りました。
新しい人材がいない。
固定されたメンバーばかり。
呼びかけても集まらない。
組織が膠着してしまっている。
部分的な人だけで盛り上がっている。
などなど・・・。
様々なようであり、
よくよく分析していくと
全て、『人』に関するものでした。
もしくは、『人』により課題解決へ進めていけるものでした。
『組織は人なり』とよく言いますが、
やっぱり、『地域は、もっと”人”なり』だとつくづく感じました。
協働というテーマで進めてきています。
人が動くには?
人が気持ちを寄せるには?
心を動くようになるには?
一朝一夕で簡単にできるようなものではありません。
着実に、少しずつ、地道にやっていくしかありません。
一歩ずつ、一歩ずつ。
ひとつずつ、ひとつずつ。
地道に声をかけ、
丁寧に支え、
頼りにし、任せ、
主体性を育んでいくと良いのだろうと思います。
100人の仲間を揃えるには、
1人目から着実にお誘いしていくしかないんです。
地域における『協働』というのはそういうものだと思います。
課題が見えてきたように感じました。
そして、『協働』や『人』による要素で、前に進めるんじゃないかというところも見えてきました。
特効薬はありません。
着実に「協働のまちづくり」を一歩ずつ進めていくほかありません。
なんだか、シンプルなんだけど、そんな道筋を感じることができました。
恒例の集合写真~★
はい、ハート★
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
今日は、2023年9月1日。
関東大震災、防災の日のきっかけから、ちょうど100年になります。
災害が少ないと言われる北九州でも、この「防災の日」に向け、とっても多くの活動を展開してきました。
今晩、そのフィナーレを迎えます。
明日の記事で、それもご紹介させてください。
いただいたサポートは、NPO法人好きっちゃ北九州の活動費に、大切に活用させていただきます!!