
いま、地域に必要なチカラとは
おはようございます。
今日は、市民カレッジ『地域力アップセミナー』の担当の日です。
この地域力アップセミナーは、
講座タイトル名のとおり、地域のチカラを向上させていくために、とっても大切なセミナーで、受講者も、各地域でこれからもっと活躍していこう!という方々ばかりで、とても頼もしいんです。
実は、ぼくも何年か前の卒塾生です。
毎年、講師を担当させていただいて、
毎年、とても楽しみにしております。
今回の地域力アップセミナーも、(ぼくを除き)豪華講師陣で、ぼくが受講したいぐらいでした(笑)
朝から夕方までみっちりと。
それを10日間にわたって受講していくものです。
昨年は、半日を担当してきましたが、
今年度は、終日!!(笑)
午前・午後と大きく2コマに分けて担当します。
どひゃー!!
そして、前半部分は、各種の活動に通じるノウハウ的なものを学んでらっしゃいます。
後半は、実際の地域の事例などを踏んでいく予定です。
ちょうど中間地点となるぼくの担当回は、『地域』というテーマ設定がとっても重要な場面となります。
責任重大・・・!
で、
いま、
絶賛、資料作成中です・・・!
(もっと早く着手しろと自分でも言いたい(笑))
コロナ禍で各種イベント等が止まるなか、防災だけは止めることができなくって、各種の依頼事項・活動内容が防災に偏っていって、ぼくは防災がしたいというよりも、防災を共通項とした『まちづくり』をしていきたいんですね。
ぼくたち『好きっちゃ北九州』の活動フィールドは、『地域』です。
まさに活動テーマの領域で、こうしたご依頼をいただけることを光栄に思います。
いま、地域に必要なチカラって何でしょう?
どこもかしこも、
地域活動は軒並み下り坂です。
地域活動における人材なんて、いつも固定メンバー。
新しい人材は入ってこないし、広がらない。
町内会活動をはじめ、PTAもそうです。
活動に限界を迎え、衰退、崩壊の一途です。
社会構造の変化から、
面から”個”に変容しつつあり、
何でも便利、情報も多様化していて、
ドアtoドアで、自分の生活は成り立ちます。
コロナ禍の進展で、より一層、その溝は深くなっていきました。
ローカルな地域のなかで繋がることは、メリットよりも、デメリットを恐れるようになってきました。
変な人だったらどうしよう。
文句言われたらどうしよう。
地域のなかで、それで良いのでしょうか?
いくら、オンラインやITが進んだとしても、
リアルに生きていくうえでは、リアルな生活の場があります。
時間や距離以上に、身近な『地域』のなかで誰しもが暮らしています。
マンションだって同じです。
最近、災害の多発化もあってか、この手の話題でよく引き合いにだされるのが、やっぱり防災のこと。災害時のことです。
命や身の危険、心のよりどころを考えたとき、
リアルでローカルな場が何よりも重要となります。
災害だけではありません。
これから更に迎えてくるであろう、地域の中での高齢化や見守りが必須の世の中。
病院や介護施設はパンパンです。
手術をしてもすぐに退院します。
家に居れることは良いことです。
でも、『血縁』も薄れています。
家族・親族の見守り合いが機能しないケースが多いです。
地縁に頼ろうにも、町内会は崩壊し、隣近所と顔を合わすことも、あいさつすることもありません。
使命を感じ、奮闘していただいている民生委員さんや福祉協力員さん達が懸命に地域のセーフティネットを繋いでいこうとしていただいています。
さらに負担が増し、その負担ゆえに、次の成り手不足で、特に民生委員制度は限界が訪れようとしています。
地域コミュニティの希薄化は、こうして刻々と進んでいます。
では、若い世代に助けを求めます。
女性の社会進出もあり、これまで日本国中で支えられてきた、奥様がたのネットワークはいまや難しいものとなっています。
少子化がさらに拍車をかけ、
我が子のことを守ろうとする気持ちが、他人に迷惑をかけてはならない、他人に頼ってはいけない、という雰囲気をつくってしまい、そのドアは固く閉ざされています。
おやじの会やPTAによるタイミング・きっかけで、地域の方々と世代間で繋がり、顔見知りになり、次の担い手候補を捕まえていく場面は、PTAの加入同意問題とともに、その入り口さえなくなっていっています。
みんなが楽しみにしていたお祭りも、コロナで絶滅してしまったところもあります。
町内会で回覧板を回したり、地域の清掃活動で顔を合わせていたのも、無くなっていき、繋がりのきっかけはありません。
ぼくたちが暮らす『地域』は、崩壊に向かって進んでいます。
でも、
『地域』が生き生きとしていくことで、
これまでの記載が反対にひっくり返っていきます。
地域の中で、人がつながり、顔見知りが多く、
子ども達を温かに見守り、
お年寄りを気にかけ、声をかけ、
そんな大人たちの背中を見た子ども達が、またそんな大人になり、地域を創ってくれます。
そんな、
人と人とが、豊かで温かな繋がりをもった地域に育った子ども達は
『自分のまちが好き』という気持ちを抱きながら育つことができるでしょう。
ふるさとにずっと居てくれるかもしれないし、
もし、離れたとしても、故郷を想い、気にかけ、そんな目線をもって暮らしてくれることでしょう。
そんな、良い『地域』を目指していくにはどうすることができるのでしょう?
そのひとつが、
ぼくは、
『協働のまちづくり』だと思っています。
場があること
共感があること
そして、
人が繋がり、輝いていくこと
そんな地域になっていくと良いなと思います。
小さな町内会活動でも良いです。
ご近所さんと顔を合わす機会でも良いです。
PTA活動でも運動会でも良いです。
お祭りや大きな校区のイベントでも良いです。
何らか、繋がりの場面を創って、そのチャンス活かしていけたら良いと思います。
黙って見過ごしていたら、いつの間にか通り過ぎてしまいます。
声をかけ、
知り合い、
役割を担っていただき、
地域へ貢献する喜び、人が繋がっていく喜びを感じていただけたらと思います。
そんな仕掛けや目線を持つ、『キーパーソン』が各地に必要だと思います。
一色に決め込んでしまう言い方で申し訳ないですが、
現在の地域を支えてくださっているシニア世代の皆さんは、
指示命令型の組織運営に長けてらっしゃいます。
役職や組織を重視しますが、現場で動く人はいない、またはモチベーションが低いということがよくあります。
無償ボランタリーで活動する地域活動にあっては、給料や報酬などがありませんから、そんな義務的に行動する動機にはなりませんよね。
これからの地域づくりにあっては、『共感』を前提とした『参画』が必要になっていきます。
それは、『指示』や『役職』ではないと思います。
『動機』や『モチベーション』が重要になります。
つまり、心の問題です。
では、この動機やモチベーションを向上させていく仕掛け方、方法はいかようにすれば良いのか!!
これは講座にて・・・・
これまでに書いたnoteの中にも多く記載してきました。
今日は概要版を講座で実施します。
そんなこんなの話を、5回の講座に分けて、深く深く解説・考察していく市民カレッジがこれです。
あと数人分だけ席が空いていると聞いています。ぜひ、ご受講ください!
ぎゃー!!!
3,000文字ー!!!
こんなん書いてる場合じゃなーい!!(笑)
今日の講座の準備ー!!!
冒頭の美しい写真は、ふみぞう|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
昨年の今日も、『自治』のことを書いていますね。
空き家は、これからさらに社会問題になっていくでしょう。
空き家になっていくことを防ぐ方法とは何でしょう?
ぜひ、この記事もご覧ください。
いいなと思ったら応援しよう!
