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サスティナブルな社会をデベロップメントしていきたい
昨日、北九州ESD協議会の、令和4年度の『活動報告会』がありました。
ぼくたち、「NPO法人好きっちゃ北九州」を含めた『チーム活動推進事業』に認定されている7つの団体と、各プロジェクトや新規会員団体などの活動発表がありました。
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昼過ぎまで仕事をしていて、最初から参加できませんでしたが、
自分の担当のところは、しっかりと発表させていただきました。
全部はお聴きすることができませんでしたが、
それぞれが、それぞれのフィールドで、ESDを実現・体現してらっしゃる様子は、とても感服するものばかりです。
例えば、大学生たちも頑張っています!
北九州市立大学ESDプロモート実習の皆さんです。
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1月の活動で、ぼくもご一緒させていただいたものです。
とっても、企画から実践まで奥深いものがあったイベントでしたが、多くの活動の中での発表では、ごくごく短いご紹介になります。
この活動だけでなく、他にも多くの実践をされているということですね。
とっても素晴らしいです。
↓↓そのときの活動の様子↓↓
これからの社会を担っていく、若い人材が、
学びの対象者としてだけでなく、
学びの普及者として、
こうして頑張っていっています。
ESDを実現、推進していくには、
こうして、年代もジャンルも、様々な人が実践し、広めていくことが大切だろうと思っています。
ここで、おさらいです。
ESDっていうのは、SDGsと同じようなもんです。
E=エヂュケーション:教育がESDで、
Gs=ゴールズ:目標になったものがSDGsです。
ESDにもSDGsにも入っている、SDは
S:サスティナブル(持続可能)な社会を
D:デベロップメント(開発・発展)していくことです。
これからもちゃんと続いていく、社会や世の中を
続けていく、繰り返していく、繋いでいく。
ということだと思っています。
他にも、とっても多彩な様々な活動がありますが、
今日は部分的な紹介とさせてください。
このようなESDやSDGsは、筆頭格として、
『環境問題』があげられるのは、皆さん実感されているとおりだろうと思います。
環境問題は深刻です。
地球温暖化など、ぼくたちの命に関わってくる課題です。
でも、ESDやSDGsは、環境問題だけではありません。
もっと多彩な、いろ~んなことが包含されます。
そのひとつが、『平和』への願いです。
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今回、発表はお聴きできませんでしたが、
子ども達に感じ取っていただきやすいように
マンガや手紙などの要素を交えて、
特攻隊として命を懸けてきた戦禍の歴史について、普及されている樺島さんという若い男性が活動されています。
漫画 平和学習 | 北九州 戦争を次世代に伝えていく会 (kitakyu-zisedaini.com)
また、とてもぼくもお世話になっておりますが、八幡東区の平野というまちで、平和の取組みを続けてらっしゃいます。
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長崎の原爆投下、
当初の目標とされたと言われる小倉は雲がかっていた、
その前日には、西側に位置する八幡での大空襲があっていたそうです。
多くの市民が命を失くしたそうです。
現在では、平和への祈りをこめ、8月8日。
酷暑のなか、毎年、平和への慰霊祭を行っています。
市民の手作りによる慰霊祭ですが、口コミで参加者も増えてきており、今年度の慰霊祭では、多くの子ども達や学生たちが来てくれたそうです。
いつも遊んでいる公園が
実は防空壕のあった場所で、見る影もなくなっています。
ここで多くの命が失われました。
それを知った子どもの親御さんが教えてくれたエピソードです。
この防空壕の跡地付近を、車なんかで通る度に、その子は、そっと手を合わせ目をつぶるそうです。
事実を繋いでいく。
平和への願いを、祈りを繋いでいく。
それが大切なことなんだろうと思います。
こうしたイベントだけでなく、
聞き書きや、サロン活動を続けてらっしゃいます。
終戦から78年。
当時を知る人はどんどん少なくなっています。
当時のことを鮮明に覚えてらっしゃる人は、90代です。
90代のおじいちゃんやおばあちゃんが、当時のことを語ってくれます。
それを聞き取り、書き出していく作業をされています。
そして、おしゃべりの中で当時の記憶を語り合っていただくサロン活動をされています。
ESDやSDGsは、未来を描いていくことです。
これからのことを考えて、創っていく目線です。
でも、そのためには、
過去に学び、
現在のぼくたちの足元にある礎を知り、
そして、これからを見つめていく。というアプローチだと思っています。
温故知新とも言うのでしょうか。
平和への祈り。
当たり前のようにある、今のこの幸せを、当たり前であり続けられるように、祈り、願い、学んでいきたいと思います。
それが、サスティナブルな社会をデベロップメントさせていくことなんだろうと思います。
難しい漢字や英語にしてしまうと、わけわかりませんが、
ただただ、
平和であるように。
幸せでいられますように。
願うことは、学ぶこと。
祈ることは、見つめること。
社会の一員として、実践者として、考えていきたいと思っています。
戦後80年が、大きな節目だと思っています。
個人的にも、ぼくたちNPO法人好きっちゃ北九州としても、
『平和への願い』というのは大切なテーマと思っていますので、これからも実践していきたいと思っています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
そうそう。
これはめっちゃ大事な考え方です。
どんな活動にしても、これがテーマです。
昨日の発表でも同じことを言いました。
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