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子どもに対する話し方(説明・指導・プレゼンなど)~大人にも通じる事かも~

プレゼンなどにおいては、話す内容ももちろん重要ですが、『話し方』ってとても重要で、印象を大きく左右すると思います。

特に、子ども達に対しては、その雰囲気づくりを含めて、とても重要だと思っています。

先日、子どもを対象とした講座で、市民センターの館長さんに
「入門さんが、子どもを相手に説明するときに、話し方がガラッと変わって、子ども達も聞き入っていたのに感心しました。意識して話し方を変えてるんですか?
と聞かれて、ぼく自身はそんなつもりはなかったんですが、暗黙知的に身についていたのかもしれません。

ということで、これまでの活動や経験を踏まえて、学んできたことをアウトプットしてみたいと思います。

子ども達を対象とした仕事や活動に関係している方には共感していただきたいですし、
大人を対象とした場でも活かせると思います。


①『場』の状況が重要

子ども達は、特に学校教育において、「聞く場面」というのを肌で感じることを身につけています。

様々な活動において、子ども達に伝えたいときには、
『今は話を聞くときだよ』っていう雰囲気を作ることが最初に重要なポイントだと思います。

ざわざわしていたり、子ども達がふわふわしている状態では、とても聞く耳をもつことでできません。

何も、いつもピリピリ、シーンとなる場面を作る必要もないです。
怒鳴ったり、大きい声を出すと委縮してしまうだけです。

手を叩いて合図をしたり、
いったん座ってこちらを見てもらったり、
静かになるのを待ってあげたり、
『はい!聞いてね!』っていう場面をまずは作りたいですね。


②全体に説明するときは「上から」で良い

子どもに対しては、同じ目線で話してあげることが重要ですが、
全体に対して説明をする際などは、「上から」で良いと思っています。

全部が全部、同じ目線や下から入ってしまうと、統率がとれなくなったり、指示・説明系統に支障をきたすことがあります。

子ども達はそうした学ぶ場面に慣れていますので大丈夫です。

ぼくは、あまり演台の上に立つのが好きではありませんが、状況によってはやむを得ないかなと思います。


③『同じ目線』で話す

一緒に考えていくときや、
子ども達から意見を出してもらいたいとき、
「同じ目線」で話しましょう。

「上から」話してしまうと、上下の関係性になってしまい、
正答を言わなければならないという雰囲気が出てしまいます。

なので、そういう場面においては、同じ目線で、話を進めると良いです。

一番分かりやすいのは、一緒に目の前に座るということですね。

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保育士さんや学校の先生など、
子どもを泣き止ませるときや、なだめるときは、
膝をついて、同じ目線になって話を聞いてあげている場面を見かけます。
そうした『視線』を大切にされている姿をとても尊敬しています。

(我が子にも、そう接してやらねば・・・)


④声のトーンを使い分ける

これは子ども達を対象としたものに限りませんが
声のトーンで伝わり方、聞く姿勢は全然違います。

言葉遣いや、単語の選び方は当然にして、『話し方』に着目して書いてみます。

プレゼン技法のひとつでもあるかもしれません。


■マイクを使うor使わない

マイクを通過させた声っていうのは、ぼくはあまり好きじゃないです。

ここ2年は、コロナで大きい声を出したらマズイので、マイクを使っていますが、それほど広くない会場ではいつも地声で話していました。

ぼくの経験からして、マイクを使ったときの講演会は何だか眠そうな人が多い(笑)

子ども達もそうで、マイクを使うとリアルに、直接的に声が届いていないような気がします。

当然にして、マイクを使わない方が、しっかりした発声ができて、感情を乗せたり、強弱が伝えられたりすると思います。


■話すスピード

話し方が速い。早口でよく聞き取れない、気がせかされるという人っていますよね。
逆に遅い人。もっと早く展開したくてじれったい、聞いていて退屈、っていう人もいますよね。

話すスピードは、自分でコントロールできるようにしましょう。

特に子ども達を対象としたときは、
早口で話すと、とても気分が高揚していきます!
仕上げの巻込みのときや、連続して褒めてあげるときにとても有効です。

逆に、しっかり説明したいときに早口だったら、理解が追い付かないということがあります。
また、聞く姿勢がゆるんでしまったりします。

しっかりと聞いてほしいときは、ゆっくり話してあげましょう。
ゆっくりした話し方をすると「あ、自分のために話してくれてる!」っていう雰囲気がでます。

冒頭の市民センターの館長さんがぼくのことを褒めてくださったのは、まさにこのトーンでした。

また、スピードに影響してくる簡単な要素として
『間』を作ることです。

音楽の楽譜でいうと、『休符』のような感じで、
短い場合はブレスぐらいの間でも良いですが、
しっかり間をとって、「?」と浮かぶぐらいの間があった後は、その次の言葉にインパクトがでます。

話すスピードを自分の意識で操作するのは難しいですから、『間』を意識すると良いかもしれませんね。


■声の大・小

声の大きさはとても効果があります。

もちろん、大きな声は全体に対して話をする際にインパクトがあります。
大きな声は自信があるように聞こえ、信用度が増します。ということは、内容を正確に聞こうという気持ちが芽生えます。

小さな声は、その反対ということなんですが、
効果的に使うこともできます。

いわゆる『ひそひそ話』のような小さな声には、耳を傾けたくなります。

逆にしっかり聞いてほしいときなどは、ささやくように、ぼそっと言うと、みんな前のめりになります。
『実はね、、、』とか、
『知ってた?、、、』とか、
食いついてくる雰囲気づくりにはとても有効です!


■声の高い・低い、太い・細い

『声色』も有効に使い分けれると良いなと思います。

高い声には気分が高揚しますし、テンションがあがります。
逆に、低い声では反対になります。

しっかり話を聞いてほしいときは、低い声の方が良いです。
低くて太い声には、子ども達は背筋が伸び、耳を傾けます。


運動や活動が多い場面では、いわゆる『通る声』が重宝されます。

低く太い声はかき消されます。
高くて細い声も聞こえません。

ぼくの理想としては『高くて太い声』が良いですね。

高い声はよく聞こえます。
(キーが高いということかな)

逆に、太い声は、ベースやウーハーのように、間を縫って、ずーんと聞こえてきます。
スポーツをしてきた人はピンとくる人も多いと思います。


簡単ですが、
これまで学んできたこと、意識してきたことを文字化してみました。

うん!とっても役立ちそう!!

ここまで書いて「大人にも通じる事かも」とタイトルを付け加えてみました。

今日もご覧いただきありがとうございます!
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