高校生の探求学習!現場活動で経験と研鑽を
2024.11.13
北九州市八幡東区にある八幡高校にお招きいただきました。
高校2年生を対象とした『総合型の探究活動』を実践されています。
学科横断で、25のテーマに分かれた班を形成して、自主的に研究活動を行っていくものです。
ぼくも、5月に、高校側からご依頼いただき、授業を行ってきました。
とっても熱心、活発な生徒さんたちばかりで、『最高の授業』というタイトルをつけたほどでした。
この度、半年間にわたる研究・活動成果の発表会があるとのことで、再度お声かけをいただきました。
皆さんの頑張りをフラッと見に行くぐらいの気持ちでいましたが、発表する皆さんの『審査員』という重役まで承りました(笑)
事前説明の会場には、そうそうたる面々が・・・(笑)
生徒の皆さんの素晴らしいアテンドで、4つの発表会場に分かれていきます。
発表する2年生たち。
聴講する1年生たちもいます。
こんな素晴らしい機会をご用意していただき、とても嬉しかったです。
ぼくが一度だけ担当させていただいた授業を通じて、
生徒たちには、『大切にしたいこと』がしっかりと伝わっていたようです。
「防災」をテーマにお話させていただきましたが、
・自分ごととすることが大切
・リアルを感じる何か
・主体的に取組む
・主体性をもつ人を育む
・伝わっていくようなアプローチ
というような、超重要なエッセンスが、きちんと伝播されていっているのを感じました。
何度も何度も繰り返し教えた、とかいうことでなくって、
ぼくが一度、サラッと言ったことを、きちんと皆さんで噛みしめて、話し合って、自分事としっていったことを感じます。
「教え子」なんて偉そうに言えませんが、皆さんへ想いが伝わり、また次のこうした実践者を育成していけていることに、とても喜びを感じます。
実は、この授業を通じて出会った高校生たちは、
『現場で一緒に活動したい』という声をいただいておりましたので、担当の先生を通じて、活動の場にお声かけさせていただき、
試験や部活動など、高校生なりに忙しい合間を縫って、何度か現場で活動をご一緒したことがあります。
代表的な活動の場面を載せておきますね。
彼女たちの素晴らしいところは、
ただ授業で学んで、
ただ割り当てられた授業中にみんなで話し合って研究して。
というだけではないんです。
こうして、自分たちの時間を割いて、まちに繰り出して、
その場所で子ども達や、まちの人、そしてぼくたち活動者と出会い、経験を積んでいきました。
こうした経験を積んだうえで、さらに実践の場を自分達でつくって、研究を進めておられました。
たった5分間の短いプレゼンでしたが、
皆さんの実践と研鑽が詰まっている内容は、一目瞭然、圧倒的な説得力と喝采を送るほどの素晴らしい成長を感じるものでした。
他のチームの審査もありまして、審査員や生徒の皆さんの得票をもって、最優秀が決まるものです。
4会場に分かれたそれぞれの会場から最優秀のチームが次の発表のステージへと進むものです。
ぼくの担当したチームは、見事、最優秀!!
次のステージへと進まれるようです。
八幡高校のHPです。色んな活動がありますので、是非、ご覧ください。
Z世代がどうのとか、
若者の活躍をとか、
若者と連携をとか、
いろいろと見聞きしますが、
ただ金をばらまいたり、
ただ持ち上げたり、よいしょしたり、甘やかしたり。
そんなことじゃないんですね。
ご覧ください。
こうして、素晴らしい人材が育っていっています。
実践と研鑽を重ねています。
スタートするときに、ちょっとしたエッセンスをともに学んで、
ともに活動現場にたち、一緒に取組む。
皆さんの中に素晴らしい種が植わって、どんどんと育っていっています。
ぼくのしてきたことは、ほんのわずかなことだと思います。
皆さんの頑張りや、
未来を目指す視線の明るさに、
とてもとても大きな成長があったものと思います。
とても素晴らしく、ぼくも刺激やエネルギーをいただく機会となりました。
本当にありがとうございます。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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