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活動拡大への若手人材の獲得には『フィールド』と『コンテンツ』
昨日、北九州市小倉北区の、
「まなびとESDステーション」にて
『地球環境基金』という助成金の説明会が開催されました。
とても素晴らしくかつ、規模も大きく、伝統も深い、この助成金において、九州全域からオンラインで参加者がいらっしゃるような催しでした。
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冒頭の開会意義の説明の中には、
環境保全などの取組みを進めていくものの、
時の流れとともに、
人材の減少、高齢化などが課題となり、
新たな人材の獲得や育成、多様化が不可欠との大きな流れがあるとの解説がありました。
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そこで、
この助成金の説明より前に、意見交換や情報共有の場として
北九州ESD協議会に、今年度から設置している『未来創造委員会』での方向性や現時点での考えについて、山田事務局長からプレゼンいただくこととなりました。
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発足して半年足らずですが、
毎年の会議の場において、どんどんと議論が進み、
色んなものが見えてきました。
表面化、可視化、具現化されていっていると言って良い進捗です。
それをまた、さらに、山田事務局長が軽やかで、キャッチ―なプレゼンにまとめてくださいました。
ぼく自身さえも、唸り、納得がいくようなプレゼンでした!!
とても素晴らしかったです!!!
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『次世代を担うESD人材』の獲得を目指した、未来創造委員会のこれまでのステップについては、これまでも時点ごとに記事にさせていただいておりますので割愛しますが、
次世代のESD人材が、
裾野を広げて、主体的な一員となって登場していくためには何が必要なのか?
そんな問いに対して、
漠然としたものでありつつ、具体的な回答を、
ストレートにご説明されました。
それは、
『フィールド』と『コンテンツ』だということでした。
若手人材は、燻るように、その心に思いを持ちつつ、
活躍するきっかけが無い、タイミングが無い、何より『場』が無い。
まずは、その活躍する『場』があってこそです。
そして、そんな『場』においての受容力がどうかということも大切です。
お互いを認め合い、安心して受入れてもらえる場であるかどうかは、とても重要な要素だと思います。
単なる、労力や経験だけに限らず、そこに、学びや、やりがいや、意義や価値があるかどうか、が重要なんだろうと思います。
もうひとつは、『コンテンツ』です。
ESDのように、意義深いものに対して、単純に表現してしまえば、単なる主張に過ぎず、押し付けのような学問や教育に過ぎず。
市民への裾野の拡がりを意識した、きっかけづくりや学びの目線を育むためには何ができるのだろう?
ESDを表現するための、各種のイベントなりの「場」があるとして、活動者や団体や個人を集めるにあたり、
「ブースを埋めてほしい」的な呼びかけ方をしても、参画できる人は限定的です。
そこで、何らかのESDを表現できる『コンテンツ』は既に用意してあるから、人材の投入が揃えば達成できるという場であったときに、多様かつ、広範囲な人材が集まる可能性を秘めていると思います。
つまり、あっさり言うなら、
『想いを持って現場に来てくれるなら、手ぶらで来ても大丈夫よ』ということです。
この重要ポイントに気付き、現在では、コンテンツづくりにも励んでおります。
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山田事務局長のプレゼンの後に、
わずかではありますが、クロストークの意見交換会がありましたので、僭越ながら登壇させていただきました。
一緒に登壇した学生メンバーからは、
経験値としての価値、喜び
出会いとしての価値、喜び
学びとしての価値、喜び
という内容が語られました。
そして、深く関わっていくことにより、このまちへの愛着が深まっていることや、よりもっと深くまで学んでみたい、接してみたいというご意見もいただいて、とっても嬉しかったです。
ぼくたちは、
若手人材との協働に関しては、
「好きっちゃアカデミー」にて、常日頃から、多くの若者と繋がって活動を進めています。
ぼくが大切にしていることは、その一人ひとりを頼ることです。
しっかりと頼り、任せることで、
頼られた学生それぞれが、喜びや成長や達成感を感じてくださっているものと信じています。
これは、ぼくたちのこだわりのフィールドと言えるかもしれませんし、
「あそぼうさい」をはじめとして、そんな場にいつでも迎え入れることができるコンテンツも充実しつつあると思っています。
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何を言っているのか分からないぼくの意見よりも、
学生メンバーがストレートに放ってくださった印象が強く、
話題がそちらに流されていったようにも感じますが(笑)
大きくみると、
このまちの将来・未来を意識し、
自分自身が実践者となっていくことを大切にしたい、
というようなお話だったと思いますが、
そんな未来思考や、
ダイバーシティの思いやりや、受入れ力が、
ESDの根幹なんだろうと思います。
助成金の説明は、、、
とっても素晴らしい助成金です!!
人件費まで面倒を見てくれるような、他にあまり類似を見ない、とても素晴らしい助成金だと思います。
はじまる助成や
プラットフォーム型助成など、
提案してみたい枠組みもあります。
ぜひ、ご覧ください!!!
地球環境基金|独立行政法人環境再生保全機構 (erca.go.jp)
今日もありがとうございます。
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