話をしてもらうのが名ファシリテーター
講座やワークショップでいつも実感することです。
ファシリテーターはとっても重要です。
講座だけでなく、会議などでも、ファシリテーターしだいで成果は全然違うと思います。
特に、ぼくたちの活動では、『住民参加型』の講座が多く、参加していただいてこそ!というものです。
なので、「聞くだけ」という講座はありません。
ディスカッションやワークショップのテーマを設定し、自由に議論や作業をしていただくのですが、
「さぁ話し合ってください!」と言っても、誰も声を発しない、スタートしない、という現象が稀に起こっていまいます。
つまり、『話しにくい』という雰囲気があるからですね。
もちろんテーマ設定や難易度、場の安心感、相手方への信頼度など、様々なことが影響しますが、
それらを踏まえた上で、最終的には、
進行者(ファシリテーター)の場づくり(雰囲気づくり)が大きく影響します。
多少の知識供与やアドバイスを必要とするような講座の場合、分かりやすく言うと『先生』が必要となります。
先生から一通り話をした後に、「はい、じゃあ皆さんで今の話について話し合ってください」って先生から言うと、なかなか話がスタートしにくいですね。
そこで、もう一人、先生じゃない進行者(ファシリテーター)がいると、雰囲気が和らいで、とても話しやすくなります。
ワンクッションあるというような感じでしょうか。
テレビ番組でも、進行役となる看板タレントがいて、よくよく見てみるとキーとなる進行役は隣りにいらっしゃる女性アナウンサーさんが務めていることがあります。
この構造と同じですね。
(昨夜のぼくたちの活動の場面です。ぼく(左)がアドバイザー的な位置づけで、女性メンバー(右)がファシリテーターを務めています。彼女の進行はいつも柔らかく、参加者がとっても発言しやい雰囲気がつくられています)
ファシリテーションには、発散と収束のプロセスがあると言われています。
発散は、参加者がそれぞれの意見などを口に出して、議論の拡がりなどがある場面です、
収束は、皆さんの意見から合意形成をつくっていく過程です。
特に、序盤の「発散」の過程ではこうした雰囲気づくりが重要になります。
ぼくはファシリテーションについては、様々な現場を含めて絶賛勉強中で、この発散の過程が割と苦手です(笑)
話をしてもらいやすくなるような雰囲気づくりには多くのテクニックがあると思います。
第一印象の作り方、
話し方、
言葉選び、
立ち居振る舞い
問い方、
各グループ内でのコミュニケーション、、、
など、たくさんあると思います。
参加者が、わいわいがやがや、どんどん話をしていただくのが名ファシリテーター!だと思います。
もっともっと勉強したいです。
今日もご覧いただきありがとうございました!
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