地域でのパトロールの意義・効果
昨夜、月2回の夜間パトロールに行ってきました。
毎回、息子2号が「オレも行く」と言ってくれて、一緒に行っています。
今回は、3号・4号の娘も「一緒に行く!」ということで、試験前の1号以外、子ども達はみんな一緒に行ってくれました。
行ってみると、子ども達はやっぱり人気者で、地域の皆さんが声をかけてくれます。嬉しいですね。
学童保育クラブの父母会の会長さんも、息子さん2人を連れて参加されていて、ウチの子たちも学童っ子ですから、一緒にわきあいあいとパトロールしました。
ぼく自身は、中学校おやじの会、中学校PTA、小学校おやじの会の3つの役回りにまたがっての動員ということもあり、なるべくいつも参加するようにしています。
夜間でのパトロールに子どもも一緒に行くなんて!という批判がもしかしたらあるのかもしれませんが、ぼくは良いことだと思っています。
昨夜は、気温もちょうど良く、
PTAのお母さん達とも、良い散歩になったねっておしゃべりしてました。
毎回そうで、今回もそうなんですが、
「特に何もない」んです。
悪そうなヤツや、怪しい場所、不審な人物・・・
全くないんです(笑)
ホントにのどかな、
平和なこのまちを、皆さんと一緒に巡っていくだけです。
保護者たちの参加がそれほど多くないのは、
きっと
「これって意味ある?」
と思ってらっしゃると思います。
ぼく自身もそんな気持ちがよぎります。
例えば、パトロール中に、
非行少年を補導したとか?
ストーカーや性犯罪を未然防止できたとか?
誘拐予告が出て重点的にやってるとか、、、?
そんな実質的な効果や意義が目に見えて分かるのであれば、価値を感じられるのかもしれませんね。
でも、
ぼくが毎回参加したり、
子どもも一緒に参加したりしている意味を、
言葉にしてアウトプットできないかなぁと思いながら、昨夜もパトロールしていました。
とりとめもないかもしれませんが、書いてみます。
①地域の皆さんの想い
一番嬉しいことはこれです。
パトロールに参加してくださる皆さんは、言うならばご高齢な方も多く、このまちの地域活動を引っ張ってくれているシニア世代の皆さんです。
夜間でのパトロールの見守り対象としては、子ども達、少年・少女、若い女性などだろうと思います。
本来なら、ぼく達のような子育て世代が当事者として実践すべき領域です。
地域の皆さんが想いを寄せて、このまちのため、このまちの子ども達のため、と実践してくださっていることに感謝が尽きません。
地域の皆さんがご尽力されているのであれば、ぼく達世代も参加し、ご一緒したいと思っています。こちらの方が当事者です。
ありがとうございます。
②『そんなまち』という雰囲気づくり
非行少年や、犯罪予備軍が、場所や機会を探っているとしたらどうでしょう?
どんなところを狙いますかね。
ぼくたちがパトロールしながら、そういう輩をとっ捕まえるというよりは、こうして、みんなで練り歩き、
『パトロールしているまち』という雰囲気づくりをしていることが重要かと思います。
頻度として、多いか少ないかはぼくには分かりませんが、草の根的な予防対策になっていっているものと思います。
いや、そう信じています。
③人との繋がり
このまちの安全を築き上げていく上で、一番大切なことは、人の繋がりだと思います。
『パトロール活動』は、月2回のみんなが集まって、反射板のついたタスキを肩からかけているときだけ、
というわけではありません。
日頃から、皆さんの『眼』がパトロールになっているものと思います。
知らない人どうしだと怖いです。
知っていると安心です。
人が繋がれば繋がるほど安心です。
こうしたパトロールに参加する皆さんどうしも、顔見知りになり、知り合い、人の繋がりが増えていくものと思います。
④このまちへの想いの『表現』の一部
きっと、世の中、無駄なことっていっぱいあるんだろうと思います。
その想いや感情を、上手く表現できないことも、いっぱいあるんだろうと思います。
昨夜参加された方々の中には、もしかしたら、しぶしぶ参加してるという人もいるかもしれませんが、
少なからず、『このまちの安全のために』っていう気持ちが傾いているものと思います。
冒頭に書いたように、
実効性が掴めないところもあろうかと思います。
でも、
みんなが、
『このまちのために』って参加していることは間違いないと思っています。
そんな、皆さんが胸に秘めた想いを表現しているひとつだと思います。
大きく言い過ぎるなら、パフォーマンスです。
ご帰宅中でしょうか、すれ違った住民。通り過ぎた車。
きっと「お、パトロールしてくれてる」って感じてもらっていると思います。
このまちの安全のため、
このまちを大切にし、
住民が平和に暮らせるようにと、
願いを抱えた皆さんが、昨夜、集まって、このまちを歩いて回りました。
そういうことだと思います。
子ども達には、
そんな姿を見て、同じ場を共有し、心のどこかしらにそんな種を植えてあげたいなと思っています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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