数字で評価できない『風紀』『雰囲気』『印象』
ぼくは髪が短いので、ちょっと伸びると、随分とボサボサな感じになってしまうので、月に1回ぐらいのペースで髪を切ります。
ここ最近、髪を切りに行く時間もなかったのですが、ようやく昨日、髪を切ることができ、スッキリとしました。
髪を切ると、何だか気合いが入りますよね!!!(笑)
家に帰ってみると、高校生の息子氏も、自分で予約取って、さっぱりと髪を切ってる。うんうん、全然印象が違う。とっても良い。
髪を切りながら、店長さんと、いつも面白い話をするんです。
今回の話も、とっても面白かったです。
学び得たことをアウトプットしてみたいと思います。
ぼくから、相談めいた話題を出しました。
最近、若い職員が、ツーブロックって言うんですかね?横をガッツリ刈り上げて、上から長い髪を降ろす感じ。
冒頭のイラストのような感じです。
(natsuna|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。)
ぼくの職場は消防署です。
いち公務員として、また消防吏員として、凛として、毅然とした立ち居振る舞いも必要だと、ぼくは思っています。
若い職員からすると、カッコイイ髪型で、特に悪いとも思っていないんだろうとは思います。まさにジェネレーションギャップなのかなと思います。
が、しかし、
ぼくの個人的な感想としては、やっぱりどうなのかなと思います。ぼくの直属の部下なら指導します。
直属でなくとも、ぼくから声をかけるべきか悩んでいるところです。
そんな相談を店長さんにすると、
「あぁ、その感覚は間違ってないと思うよ!カッコ悪いからやめた方が良い!」
即答でした(笑)
イカツイ、カッコイイ、
そんな髪型やファッションも良いと思います。
若者たち、自分のやりたいように、自由にやってもらって良いんです。
それ自体は否定しません。むしろ肯定したいほどです。
でも、一方で、ぼくたちには立場があります。
見られ方があります。
その若者消防士ひとりを見て、消防全体が判断されたり、印象を受けたりすることだってあります。
職位からして、代表者や顔となる立場では無いにしろ、そんな髪型ごときで、職場の風紀に影響してくる可能性だってあります。
申し訳ないけど、そんなことを思います。
そんな話をしていたら、店長さんがこんな話題を教えてくれました。
色んなお客さんが来るなかで、とても繁盛している建設関係の社長さんのお話です。
作業員さんたちの身だしなみにとても気遣っているそうです。
特に学校関係など公共的な建物の工事などでは、金髪とかピアスとか、服装の乱れや態度など、悪いスタッフさんがいると、もう発注してくれなくなる恐れがあるそうです。
そういう関係のお仕事って、そんな印象の人が多そうじゃないですか?むしろ真逆なんだそうです。
そうした業界だからこそ、ピシッとする。
その建設関係の社長さんは、社員さんにこう言っているそうです。
「よそよりも、給料を多く払うから、身だしなみに気をつけろ。だらしない格好や休憩中の態度。関係者への接遇。しっかりしなさい。そこを頑張った分だけ、給料も上乗せしておくから。」
常々、こうしたことをおっしゃるそうです。
そうすると、気持ち良く仕事をしてくださると、評判が評判を呼び、どんどん仕事が受注されて、職員さん達の給料も上がっていっていると。
社員教育の賜物だと思います。
とっても素晴らしいですよね。
どんな格好をしようが、髪型をしようが、
建設される建物には何の関係もありません。
工事の腕前には繋がりません。
でも、そんな風に、数字にできない評価をいただいて、価値がプラスされているんだろうと思います。
普段あまり接することのない人は、
第一印象が重要と言われています。
人柄や考え方なんて、関係ありません。
見た印象で、視覚情報が大きな影響を受けるからです。
ということは、身だしなみや、パッと見た雰囲気というのは、とても重要になります。
ということは、前述したウチの若い職員の例で言うと、歳の近いぼくなんかでも、そういう印象を持っているから、ご本人の「損」だということかもしれません。
職場全体での「損」であるならば、ぼくも(勇気を持って)話してみようと思います。
良い職場でもそうです。
強いチームでもそうです。
良い環境には、良い雰囲気があります。
そんな無形のチカラをしっかりと、みんなで培っていけると良いなと思います。
偉そうに、こう書いてますが、ぼくも元来、見た目とか服装とか全然気にしないタイプ(笑)
もう、十年も二十年も同じ服を着ていたり(笑)
くたびれた服や靴や、ボロボロのカバンや(笑)
ちょっとだけでも、苦手でも、気持ちだけでも、
寝ぐせを直し、襟を正し、今日も仕事に向かいます。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
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