地域を想い、人を想い、学び、できることから
昨日、北九州市小倉北区の日明校区の皆さんにお呼びいただき、
相談会というか、勉強会を実施してきました。
集まっているのは、民生委員の皆さま、そして2つの町内の町内会長さんです。
校区の東端に板櫃川が流れるこのまち、
海にも近く、水害の心配があります。
地域の中の高齢者などをいつも気にかけてくださっている民生委員の皆さんは、災害が迫るとき、どのような行動をすべきか、悩んでらっしゃるようで、その相談会となりました。
民生委員さんから町内会長さんにもお声かけされておりました。
皆さんで、市から配られたハザードマップを拡げ、
「どう見たら良いんだろう?」
「どういう情報なんだろう?」
「どう行動するのが適切か?」
と、とっても熱心かつ真剣な考察の様子をうかがい、とても感銘を受けました。
こうして、
地域を想い、
住民の命を守る方策について考えて、行動されていて。
とても頭の下がる気持ちでした。
その行動力で、ぼくへお声かけされて、この勉強会が実現しました。
高潮と津波はどう違うのか。
浸水深の見方はどうなのか。
洪水が心配なタイミングは。
避難情報が出たときの行動は。
避難先とその実効性の高い方策は。
いろんな質問が飛び交いまして、皆さんとひとつひとつ確認しながら、ぼくからもお答えさせていただきました。
ぼくの分かる限りのこと、アドバイスできる限りのことを、ホワイトボードにぐわ~っと書いて、ご説明していきました。
「へぇ~!」
「そうだったのか~!」
というようなリアクションも多く、
こうして、一歩踏み込んで、しっかりと学んでいくことが重要だということを皆さんと共感しました。
このメンバーだけではなくって、もっとこうした学びの場を拡げていかないと!っていうご意見もありました。
知識と、行動と。
その両面が大切ですよね。
知識を得ようとすることも、
災害時など、いざ行動しようとすることも、
「心」の動きが必要になっていきます。
声をかけ、お誘いし、場を共にし、
少しずつ動いていく、広がっていくものです。
ぼくなりに、アドバイスをさせていただきました。
災害時の行動においては、
市から出る避難情報だけでは、自助によるその一歩はなかなか出ることは難しいだろう。
だから、地域のなかで声をかけて、その重たい一歩も一緒に踏み出せるようになると良いですね。
それをしっかりとルール化しておくこと。
どんな基準で声をかけ始めるのか、が重要です。
そして、平素の取組みとして、
こうした話し合いや学び合いの場をもつこと。
計画を作成していくことに向かって議論していき、自分たちなりの計画をしっかりと書いて、残して、伝えていくこと。
それを実行に移せるように、継続的な取組みを行っていくこと。
他の地域で携わってきた事例も交えながらお話させていただきました。
なかなか一足飛びにはいきません。
ひとつひとつ、学びながら、話し合いながら、実践を重ねていきましょう。
民生委員や町内会長の皆さんが、
地域を想い、
人を想い、
前へ前へ進めていこうという気持ちを感じ、
とても素晴らしい地域と出会いました。
これからも応援していきたいと思っています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
おぉ!!あったあった!
この大人の宿題はちゃんと達成しましたよ!
ひとつ出来てないやつはありますが、実現しました!!!