『人の振り見て、我が振り直せ』
『人の振り見て、我が振り直せ』
こんな言葉がありますよね。
ぼくは、ばあちゃんに、よく言われていたのを思い出します。
昔ながらのこんな言葉って、大切な要素が込められていますよね!
何か兄弟の誰かが怒られるようなことがあったり、
ニュースで悪い話が流れているようなときに、
よくばあちゃんが言っていました。
ばあちゃん:「昔からね、人の振り見て、我が振り直せっち言ってね、他人の行いを見てから自分が・・・・」
ぼく:「もうそれ、何回も聞いたっちゃ。」
こんな話題がありふれていたのを思い返します(笑)
最近では、日常で、このような言葉を遣う機会はめっきり減っていますよね。
どうでしょう?
この言葉、いつぶりに見聞きしました?(笑)
ウチには、4人の子どもがいて、
毎日、何かしらの事件・事故・話題を起こしてくれます!(笑)
それはそれは、サザエさんやクレヨンしんちゃんのストーリーのように、毎日、ニュースや話題に事欠きません!!(笑)
先日も、ウチの息子くんが、大失敗!!(笑)
笑ってはいけない話なのかもしれませんが、笑いに変えていくのも我が家流(笑)
あ〜ぁ、
ドンマイッ。
(笑)
がっくりうなだれる息子くん。
そこで、全員招集。
ダイニングテーブルを囲んで、全員座らせます。
なぜ、こうなったのか。
結果だけではなく原因を。
直接的な原因から、潜在的な原因まで、みんなから意見を出してもらえて、教訓として、次に繋げていこうという話題です。
ひとしきり話し合いが行われ、
ぼくから子ども達に、こんなことを聞きました。
ぼく:『人の振り見て、我が振り直せ』という言葉を知っとうか?
子ども達:『知らん』
(笑)
知らんとかーい。(笑)
人が失敗したり、怒られたりしているのを、はたから見ていて、自分はそうならないように気をつけようと思ったりすることなんよ。
失敗とか怒られたりとかだけじゃなくて、バスケの練習でも、コーチが別の子に教えてくれてるのを横から見ていて、自分のことのように聞くのも大事なんよ。
それとか、うわ~、あの人、これ悪いなとか、イヤやなとか、おかしいな、とか感じたら、自分はそうはならないようにしよって思えたら良いんよ。
こんな話をしていました。
すると、「じゃあ、褒められたり、良いことも真似できたら良いね!!」
っていう意見もあがり、そう!そう!そう!!
それも良い意味での『人の振り見て、我が振り直せ』やね!!
いいやん、いいやん。
SNSにより、国民総コメンテーターの時代。
また、直接会って会話しなくとも、スマホひとつでいろんな人と即座に会話できます。どこで誰に何を言われているか分かりません。
称賛も非難も、簡単に、そしてこそこそとできます。
何だか、色んな場面で評価され、審査されているような時代ですね。
何かあれば大炎上。
バッシングの嵐。
1億人のコメンテーターが好き放題つぶやきます。
人の批判ばかりして、自分はどうなんだろう?
文句言ったり、批判するのは簡単です。
自分がどうあるかが何より重要なんだろうと思います。
『人の振り見て、我が振り直せ』には、
そんな、他人のことはいいから、自分自身をしっかりもっていよう。
そんな大切なメッセージも隠れているように思います。
ぼくも、そんな向上心をもって、この言葉を大切にしたいと改めて感じまっした。
先人達から、引き継いできた、大切でキャッチ―な言葉です。
スマホに指先で簡単に文字が書ける時代ではない昔から大切にされ、口から耳へ、宙を渡って伝えられてきた言葉です。
でも最近では、遣う言葉として、何だか薄れていっているようにも感じました。
『人の振り見て、我が振り直せ』
今からの時代を生きる子ども達には、更に大切な言葉だなと、何だかそんなことも思いました。
最後に、子ども達と一緒に、声を合わせて言ってみました。
一緒に言うよ、せーの、
『人の振り見て、我が振り直せ』
ん?なんか、ごちゃごちゃってなったぞ?
「ひとのふりみて、わがふりなおせ」ぞ?良い?
もう一回言ってみよう!
せーの、
『人の振り見て、我が振り直せ』!!!
こうして、口から耳に、そして耳から口に、
ばあちゃんから聞いたことをぼくは子どもらに伝えました。
子ら:「責任」の下に、これも書いて貼ろうや!
ぼく:どうぞ(笑)
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭のイラストは、みきたにし☆illustration|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
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今日も、上津役であそぼうさいです。
子ども達を真ん中に、地域の皆さんもたくさん来てくださるそうです!
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