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ステキでしょ?『NPO法人』って何だろう?
今さら聞けない!?
知っているようで知らない!?
『NPO』ってそもそも何!?
そう思っている方は多いと思います。僕もそうでした(笑)
今さらじゃないです!
今”から”、ちょっと解説してみたいと思います!
僕が「NPO法人を仲間たちと設立しよう!」と思ったのは、北九州をもっと良い街に!その想いを活動のカタチにするための、一番フィットするのがNPO法人だったからです。
このあたりが結論になりますが、少しお付き合いください。
読み飛ばして最後だけでもご覧ください。
①NPOと『NPO法人』
字のごとく、NPOとNPO法人は、法人格があるかないかの違いです。
NPO:任意団体
NPO法人:法人格を有する団体
ということになります。
NPO法人になることによって、様々なメリットや逆に苦労があるので、そこは全然違います!
これはまた、後ほど。
以降の記載は、NPO法人を前提として書いていきますね。
任意団体であれば自由度は大きいです。
②そもそも『NPO』って?
NPOとは、『非営利組織』のことです。
『Non-Profit Organization』
Profitは利益ということです。
営利活動をしない組織ということですね。
NPO=ボランティアと思われがちですが、ちょっと待ったー!!
それは違います。
商売や有償の仕事をしないというわけではないです。
営利活動が無いというだけです。
ウチの団体でも、いわゆるノーギャラの依頼は受けていません。
(ボランティアにも、有償ボランティアと無償ボランティアという違いもあります。)
では、営利活動とは?
例えば、月間の収支で100万円が利益として余ったとします。
メンバー5人で20万円ずつ山分けしよう。
これはアウトです。NGです。利益の分配になってしまいます。
一方で、100万円で何らかの仕事を請けるとして、5人が20万円の給与のもと働く。これはOKです!
なので、仕事をもらって、給料を支払って従業員さん雇っても良いんです。
ただ問題は、その仕事が非営利活動か?ということです。
単純に物を売ったり、何らかの委託事業を請けたりであれば、民業ですよね。
活動目的が、『不特定かつ多数のものの利益に寄与する』ことが必須です。
「自分が儲けるため」とかは当然NGですよね(笑)
社会貢献だったり、行政でもない民間でもない達成目標があるということです。
特に『NPO法人』として認定されるには、NPO法に基づいた20種類の分野の活動のいずれかに属しておかなければなりません。
福祉、まちづくり、子どもの健全育成などはイメージが付きやすいでしょうか。
他にも、情報化社会の発展、科学技術の振興、経済活動の活性化などもあります。
なので、いろ~んなNPOさんがいます。
見た目は民間企業みたいな大きなお金で運営している団体もあれば、ウチみたいに細々と運営している団体もいます。
③NPO法人になると何が良いの?
法人格を得ることで、
法人として契約ができたり、銀行口座を持てたりします。
僕たちもNPO法人になって、活動が飛躍しました。
任意団体のうちは、代表者名で活動しなければならず、法人格になったことで、仕事(活動)も多くいただけるようになりました。
最近は随分緩やかになっていますが、法人格を有することが助成金交付の条件になっているようなものもあります。
では、民間の法人と何が違うかということですね。
〇イニシャルコスト
NPO法人では、想いとメンバーさえあれば、お金が無くても立ち上げることができます。
一般社団法人などでは、数万円ですが立ち上げ時にお金がかかります。
〇ランニングコスト
ここが一番大きいですね。
法人税・住民税が非課税になることがあります。
非課税にしてもらうためには、活動内容を役所に示して減免措置をいただかないといけません。
また、『収益事業』を行っている場合には課税になりますので注意が必要です。
収益事業とは、何かを売ったり、委託請負したりすることですね。
ちなみに、ウチのNPO法人好きっちゃ北九州は、収益事業はありませんので、税金関係は全て免除していただいています。
(謝礼金などの支払い時の源泉徴収は別ですよ)
④NPOは『ミッション』がある
いよいよ本題に入っていきます。
NPOの最大の特徴かもしれません。
それは、『ミッションがある』ということです。
『何のための団体か』
『何のためにメンバーが集まるのか』
『何のための活動するのか』
これが明確になっているということです。
この目的『ミッション』を旗印に、人が集まり、活動をします。
ここが最大の特徴であり、肝心なところです!
例えばウチの団体であれば、
・北九州をもっと地域愛あふれる街にしたい!
・地域コミュニティをもっと活性化したい!
・子ども達に地域愛を育みたい!
そんな『ミッション』をもって活動をしています。
このテーマに付随した活動をしていく、ということになりますね。
⑤NPOは、『共』の存在
ここからは、定義の説明とかではなく、僕個人の想いです。
それはNPOの本質とは違うよ、っていうこともあると思いますのでご了承ください。
様々な物事の所管や所在を、官民、公私など、2極で考えてしまいがちな世の中です。
極端な話、家の前の道路にゴミが落ちてたとします。
そこは公道なので役所が片付けるべきってなります。
一方で個人宅の敷地にあるとすれば、その家主が片付けるべきってなります。
役所か個人(民間)か、そんな寂しい2軸で考えるんじゃなくって、『みんなでやろうや』みたいな『共』の存在っていう感じですかね。
子ども達の学校のことで例えましょう。
それは先生(公)が対応すべきだ。
いやいやそれは各ご家庭(私)でお願いします。
もう!みんなで!PTAでやろうや!(共)
こんな感じですね。
では、地域活動で例えましょう。
これは市役所(公)が対応すべきだ!
いやいやそれはそれぞれの方(私)で対応を・・・。
もう!みんなで、町内会でやろうや!(共)
こんな感じですね。
官民、公私の間にある『共』
自助・共助・公助という言葉もありますが、
僕はこれからの世の中で、
希薄になりつつある、この『共』の存在が、
より重要であり、大切であり、価値が増してくると思っています。
でも、『共』の存在への支援やアプローチは、行政や民間はなかなか手が出せないものです。
そう思ったので、NPO法人を立ち上げました。
この分野、このテリトリーで、この街で、この社会の中で、少しでも貢献するんだって思いました。
僕たちの活動は例にすると分かりやすいです。
テーマは『この街に活気と愛着を!』
小さくなっていく行政ではそんなところにカネ・ヒトを注ぎ込む余力はありません。
そんなフワッとしたことに、投資していける企業なんてなかなかありません。
だからNPO法人でこのテリトリーを達成していくんだ!
という感じです。
まだまだ僕は、勉強不足、力不足。
この手の活動者としては、全然ド素人の域です。
これからも、仲間たちと一緒に、掲げた旗を目標に、ともに励んでいきたいと思っています。
ちゃんと書類関係をきちんと提出しておけば大丈夫なのがNPO法人です。
成績が悪くても誰からも怒られません(笑)
自分たちのやりたいように、自分たちのテンポでやっていけば良いんです。
自分たちなりに、自分たちの目標に向かって。
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