内部コミュニケーションを大切に!
ぼくたち、NPO法人好きっちゃ北九州は、
『地域愛の育み』をテーマに、色んな地域に入り込んでいくNPOとして活動しています。
地域活動のフィールドで活動する市民活動って、割と少ないんですよ。稀少な存在だと思っています。
そのまちの子ども達が対象だったり、大人の皆さんを対象とした地域コミュニティを大切にする講座・ワークショップだったり。
また、今年度から『未来ディスカッション事業』として、ESD・SDGs、平和、環境、社会教育、防災、市民活動などの、ローカル地域にとどまらない、『社会づくり』『未来づくり』の活動も展開しています。
依頼をいただいて、実施するというスタイルで、
ありがたいことに、次々と講座・イベント等の依頼をいただいて実施しています。
当然、メンバーの中でも、参加できるメンバーもいれば、そうでないメンバーも大勢います。
ぼくが突っ走り過ぎると、みんながついてこれなくなってしまいます。
時折、振り返りながら対話を大切にしようと心がけていますが、参画意識を揃えるのはとっても難しいものです。
ぼくたちのような活動は、
仕事でやっているわけではなくて、
ボランタリーで、想いだけを資源に活動しています。
特段の報酬があるわけでなく、時間や体力や思考を活動に注いでいます。
だからこそ、温度差があるのは当然ですよね。
NPOの運営にあたり、
広報の仕方や、資金獲得方法や、企画・実践の手法など、
様々なノウハウがありますが、
よく言われるのが、
『内部でのコミュニケーション』のことです。
分かっちゃいるけど、上手くできないっていうやつです。
これは、NPOに限ったことではなく、
仕事でもそうですし、特に、想いを資源にしたボランタリーの組織では、とても大切になってくると思います。
内部でのコミュニケーションをもっと・・・。
難しいですよね(笑)
どうすれば良いんでしょう?
いつも、これには悩みます。
グループLINEでやりとりしたり、リアルでもオンラインでも会議を開催しても、いつも限られたメンバーばかり・・・?
京都で公務員をしながらNPO法人を設立・運営されている濵村和生(NPO法人FREE BOX代表理事)|noteくんが相談にのってくれて、内部のコミュニケーションを高めていくネタがあったら良いですよねってアドバイスくださいました。
そこで、ひらめいたのが、
『自己紹介リレー』でした。
ウチの団体は、グループLINEをいくつか作っていて、全員が入っているグループに、28人がいます。
2月は28日間!
ということもあり、
2月1日にぼくから始めて、
毎日、ひとりずつ自己紹介でリレーしていくこととしました。
予め2月何日は誰ねって順番を決めておいて、順番に発言していっていただきました。
ぼくは、全員のことを知っていますが、
メンバーどうしは顔も合わせたことない人どうしも多くって。
『初めまして』の人たちも多かったと思います。
これまで、グループLINEでコメントしたことない人も、半強制的な(笑)自己紹介リレーで発言していただきました。
これが結構面白くて、
毎日、誰かしらが自己紹介してくださって、
今日は誰かな?どんな話かな?って楽しみでした。
ずっと以前から仲良しだったのに、初めて知る話も多かったです。
趣味のことだったり、普段の過ごし方、職歴や引っ越し歴など。
へー!そうだったの!?(笑)
自己紹介の発言の後には、皆さんからちょこちょこコメントをやりとりしたり。
2月28日まで、全員が完走していただきました。
こういう取組みも面白いなと思いました。
改めて、皆さんの想いも聴けました。
『いつも参加できないけど、参加できるようになったら行きたい』とか、
『何もできてないけど、応援しているし、いつも情報は見てます』とか。
普段、スマホの画面を通して感じることができませんでしたが、こうしてひとりひとりの声を聞くと、皆さんが想いを傾けてくださっていることを感じました。
とても嬉しかったです。
自己紹介リレー、成功でした!
こうした取り組みに合わせて、
ウチの団体では、『ツキイチの会』を実施しています。
毎月、何かしらでみんなが集まれると良いよねっていう取組みです。
多くのメンバーが集まった活動の後にランチもありますし、
ただ飲み会っていうときもあります。
3月度のツキイチの会は、リアル会議+本番で実施しました。
ウチのNPOは、飲み会のことを『本番』と呼んでいます(笑)
各種の活動では来ないのに、本番にはちゃんと来てくださるメンバー多数(笑)
まぁ、良いんです、それで良いんです!(笑)
この春、大学を卒業するメンバーが、九州・中国地方を旅してきた記録をアウトプット!してくださいました。
美しい写真や動画に癒されました。
各地のローカルな魅力を見ていて、好きっちゃの活動の神髄にも立ち返ることができました。
その後、
会議をしまして、
今年度の振り返りと、来年度への方向性を皆さんで話し合いました。
リアルに集まって声を聴くと、みんなの気持ちがまとまっていくのを実感します。
来年度は、コロナ明けで、メイン活動の子どもを対象とした地域愛の育み事業をやっていこう!
もっと、ツキイチの会でメンバーの親睦を深めていこう!
学生メンバーの好きっちゃアカデミーでももっと交流を!
来年度は、好きっちゃ15周年!記念パーティーやろう!!
来年度のビジョンも明るくなっていきました。
やっぱり、こうした内部コミュニケーションは大切ですよね。
そして、もうひとつ。
ぼくは虎視眈々と考えてきたんですが、なかなか腰が上がらなかった、
協賛金・寄付を集めていく活動を、もっと展開していこう!
ということに。
「寄付くださいっ」て言いやすくなる資料があったら良いよねって意見も出たので、原案をつくって、理事メンバーで確認して完成させました。
これまでも、この毎朝noteで、何度か発信してきました。
何人もの方から、温かいご寄付をいただいております。
本当にありがとうございます。
意を決して、この資料を用いて声掛けを始めようと思っています。
目標は、100人!
認定NPO法人になれる基準です。
現在、47人です。
もっともっと、共感の輪を拡げていきたいと思っています。
この記事をご覧の方も、応援いただけるととても嬉しいです。
活動資金がほしいのは事実です。
認定NPO法人っていう格付けがほしいのも事実です。
ぼくが目指しているのは、もう2つ、大きな理由・動機があります。
①『寄付』という意思表示の社会へ
自分は直接的に活動には携われないけど、応援しているよっていう意思表示が寄付なんだろうと思います。
ぼくも色んなところに寄付をすることで、そう思うようになりました。
こんな寄付文化の社会をもっと醸成する一歩になるんじゃないかと思っています。
②本業がありながらでも認定NPO法人へ
大きなNPO法人さんたちは、往々にして、きちんとした何らかの収入があり、常勤の職員がいて運営されています。
ぼくは『職業NPO』って呼んでいます。
つまり、NPOの活動を仕事・本業にされています。
ぼくたちは、みんな、別に仕事や学業などの本業がありながら、自分の余った時間や体力を寄せ合いながら活動しています。
こんな部活動サークルのようなNPOでも、認定NPO法人まで辿り着けたらスゴイなって思いますし、次の大きな力を生むように思います。
応援してくださったら嬉しいです。
こうした大きな決断ができたのも、仲間がいるからです。
内部のコミュニケーションは、簡単そうで難しいものです。
ウチの団体は、まだまだだと思いますが、
ひとつ、一歩を、踏み出すことができました。
そのきっかけをつくっていくこと。
仲間に感謝し、また一歩ずつ進んでいきたいと思います。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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