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いざというときに、声をかけ合えるまちづくりを~白野江地域福祉活動計画策定会議②~

昨夜、北九州市門司区の白野江校区にて、
校区社会福祉協議会が主催する『小地域福祉活動計画』の策定会議の第2回目を開催いたしました。


1ヶ月前に開催した第1回に引き続くもので、ファシリテーター兼コーディネーター兼計画案の策定を任されております。

自然が豊かなこのまちにあって、まちの魅力でもあります。
一方で、時として、いざ災害となると目の前にある自然が共通の敵となります。

このまちの、『支え合い、ふれ合い、助け合い』の福祉のまちづくりを進めていくうえで、『災害時・防災』をテーマに考えていくことで、表裏一体となった、非日常ー日常の取組みも考えていくことができるのではないか?
というのが、前回の合意部分、結論でした。

ということで、
今回の会議は、防災対策について、『方向性』を考えていき、その要点となる事柄について、日常的にいかに対策ができるかを詰めていく流れとしました。


まず、どの災害を主たる検討課題としていくか。
地震、津波、大雨、高潮・・・
『災害』と言えども、その種別によって、その対策は異なります。

ハザードマップをご覧いただきながら、このまち全体で取り組んでいく災害種別を考えます。

各種の災害想定や、気象の状況のこと、そして避難行動のありようのこと。
様々なお話をさせていただきました。

そして、皆さんのリアクションから、『台風(大雨+高潮+暴風)』がこのまちのメイン課題だということになりました。

目の前に海があり、すぐ後ろに山がある。
最大想定のようなスーパー台風が来たときには、逃げるところがありません。

でも、そんな台風が、毎年毎年来るわけではありません。

でも、平成11年には、高潮の被害にも遭っています。

住民それぞれの経験値も重なり、『行動しなければならないとき』というのも、少しずつ浮かび上がってきたように思いました。

台風の進路や、満潮のタイミング、そして気圧。
『今回ばかりはヤバイ!』
そんな台風がきたときに、
対応できるまちであってほしい。
声をかけ合って、助け合えるまちであってほしい。
その願っています。


「このまちのなかで、どこで身を守るか?」
「そこまで、どう移動するか?」
「そのためには、いつ動き出さないといけないのか?」

それぞれのテーブルで話し合っていただきます。


様々な意見が出たなかで、
立地や地形に応じた避難先を考えていく必要があるということ。
過去の災害の教訓を踏まえた検討を進めること。
移動手段は車が中心とならざるを得ないこと。
高齢世帯や障がいのある家族の世帯の行動を考えていくこと。
とにかく早めの行動が必須であること。
迫って来る災害によって対応が異なること。

これらの意見が皆さんの共通見解だったように思います。


これから5年先までに、こうした部分を重点的に考え、策を練っていっていただきたいと思います。


そして、これらの行動を行うにあたり、
やっぱり、「心の持ちよう」が重要です。

ご近所どうしで声をかけ合い、ともに行動をする。

迫る災害に備えて、不安な方に声をかけていく。

そんなまちであってほしいと思います。


災害が迫る際に、急にコミュニケーションがとれるわけではありません。
日頃の繋がりが、こうしたいざというときに発揮されます。

日常での『繋がりづくり』が終盤の主題となりました。

コロナを経て、繋がりがより一層希薄になっているという声もありました。

イベント事などで、顔を合わす機会が減っているという声もありました。

町内会活動さえも停止して、住民どうしの繋がりも減っているとのことでした。

こうした地域コミュニティのチカラが災害時には活かされます。
災害に備えるためにも、こうした日頃の活動がより一層大切にもなります。

これは表裏一体となって、『福祉のまちづくり』へと進んでいくものと思います。


高齢化の進むこのまち。
自然が豊かで魅力もたくさんです。
皆さん、このまちが好きだとおっしゃいました。

でも、時には災害迫って来るかもしれません。
そんなとき、みんなに、それぞれが声をかけ合えるまちであってほしい。

まずは「5年先の未来」への期待を込めた計画を、次回の会議でまとめていきたいと思います。
人が繋がり、支え合い、見守り合う、もっともっと優しくて温かなまちを目指します。



今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

ミスチルの『Sign』っていう曲。
頭に流れますね。


<2年前の”今日”の記事★>

お!
こっちはSMAPですね!!(笑)

かっこわるい 毎日をがんばりましょう!


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