変化と成長の違い
職場や組織での話です。
変わっていくこと、進んでいくこと、ありますよね。
でも、変わらないこと、進まないこと、もありますよね。
先日、職場の後輩たちとメール等でやりとりしていて、気付かされました。
トップダウンでは『変化』、ボトムアップでは『成長』という違いがあるのではと感じました。
(トップの可愛いイラストは春田みつきさんが創作されたものです。使用させていただきます、ありがとうございます!)
①職場や組織が、変わっていくこと、変えていくこと
変わらないことが美徳ということもあります。
『不変』とか言うとカッコイイのかもしれませんが。
現状を変えたくても、一人では変えられない。
現行制度の中では、変えられないっていうこともあるかもしれません。
みんなの、上司から部下まで、意識や気持ちを変えるのは、たやすいことではありませんよね。
改革者のように、変化を作ろうとするのは難しいし、浮いてしまったり、周りが付いてこれなかったり、ただの変わり者になってしまったりしてしまうこともあるかもしれませんね。
②トップダウンによる『変化』
でも、上から、組織のトップダウンなどの、強い権限や力で、一挙に変わっていくことがありますよね。
これは、『変化』なのだろうと思います。
最も速く、変わりやすいやり方なのかもしれませんね。
みんなが合意・納得できているかは、謎です。
では、若手だったり、これからを背負って行こうとする人材は上に立たなければ何もできないのでしょうか?
③ボトムアップの『成長』
一方で、下から、ボトムアップで変えていくことは、『成長』なんじゃないかと思いました。
これは動きを変えるだけではなくて、気持ちや目標の共有であったり、何より、組織風土の変化が伴うものだと思います。
時間がかかったり、多くの共感者が必要だったりで、大変だと思いますが、ボトムアップの『成長』こそ、誰しもがトライできることだと思いますし、尊いことだと思います。
上から強い力を加えての『変化』なのか、
想いを束ねて積み上げる『成長』なのか、
その違いを考えてみました。
④そういえば
故野村監督の本には、こんな風に書いていたことを記憶しています。
時には、思い切って、組織ややり方を変えてみること、これが『変化』。
同じやり方や方法で、ひたすらに前を向き、積み上げて進んでいくことを、『進歩』という。
この両方が融合したときに、『進化』することがある。
余談になってしまいましたが、派生して思い出したので、書いてみました。
スポーツのコーチングで、「自発」か「強制」か、という話題もありましたね。それとも通じるかもしれません。
民主主義の根幹だったり、自治にも通じるものかもしれませんね。
この辺のことも、また考えてみたいと思います。
これから、組織の中で頑張っていこうとする後輩たちから刺激を受け、学んだことを書いてみました。
特に職場では、僕には、権限や力はありませんので、市民のため、理想の未来像を描きながら、少しずつでも、進歩、成長していきたいと思っています。