親子参加イベントでの永遠のテーマ〜子どもだけの参加の可否?〜
各種のPTA活動や、子ども対象の活動などに、いつも付きまとうテーマです。
これの最適解は無く、いつも、判断に悩みます。
にわとりが先か、タマゴが先か、的なことかもしれません。
子どもを対象にした保護者も一緒の活動において、
安全確保や、運営のために、保護者も参加していただきたいイベントがあります。
保護者が参加しなければ、子どもが参加できないのか。
子どもだけでも参加して良いのか。
この判断が難しいんです。
例をあげた方が分かりやすいですね。
今度、ウチの学童保育クラブで、運営と父母会の共同主催で『キャンプ』を行います。
父母会としても主催者ですから、準備から運営まで、しっかりと務めなければなりません。
大目的としては、
『子ども達の体験活動・お楽しみ・夏の思い出』です。
父母会としては、
これらの子ども達の健全な育成を支援するとともに、『保護者どうしの親睦』というのも大きなテーマとなります。
川遊びや、火おこしをしての調理、キャンプファイヤー、そして泊まり。
小さな子ども達をたくさん連れていくには、それなりの大人の数も必要です。
安全面においても、運営面においても。です。
そこで、
親子での参加を呼びかけます。
そして、今回は悩んだ末に、『子どもだけの参加も可』としました。
土日の任意参加のキャンプにおいて、
全体の半分ちょっとぐらいの子ども達が参加希望の提出がありました。
そのうちの半分ぐらいが、保護者も一緒に来てくださる感じです。
逆を言うと、保護者が来ない家庭が半分ぐらいな感じです。
もう、ずっと、このような活動をしているのですが、いつも堂々巡りなんですね。
来てない親の分だけ、来ている親に負担がかかる。
いやいや、でも、仕事があったり、来れない親もいるから、子どものことを思うと、受け皿として、入口として拡げておいてあげたい。
いやいや、子どもだけ参加可としてるから、「はい、よろしく〜」で何の気なしに預けるんですよ。そういう親ほど協力しませんからね。
いやいや、それぞれの家庭にも事情があるでしょうからね・・・。
と、こんなような感じです。
『子ども達』の目線に立てば、みんなが参加できる方が良いですよね。
しかしながら、運営者である『保護者』の目線に立てば、なかなかそうは行きませんよね。
イベントの趣旨、内容、タイミングで判断していかねばなりません。
いつも堂々巡りです。
今度のキャンプは、キャンプと言いつつ、とても施設が整っているようで、テントを張って、寝て、というようなところではないようですね。
少人数単位で、個室があって、そこに泊まることになります。
そこで、今度は、こういう保護者さんも出てきます。
「他の子の面倒を見るなんて無理」
「親が行かないのに子どもだけ預けるなんて考えられない、と他の親が言ってたのを聞いた」
「どうしても、仕事や、下の子がいるので行けないので、他の保護者に迷惑をかけたくないので、子どもはとても行きたがっているのですが・・・」
あーぁー、、、
こうなっていきますよね。
難しい問題ではあります。
でも、寂しい問題でもあります。
親子という一単位ですから、こういう考え方も当然にして起こっていきます。
参加できないということは、
子ども達も可哀そうですし、
親としても繋がるきっかけもないですよね。
ん~、どうしたものか。
これらのご意見って、一歩踏み出せば、すごく好転したりすることをぼくは知っています。
例えば、他の子の面倒なんて見れないとおっしゃられている保護者さんは、きっと、子ども達への目線や責任感をしっかり持ってらっしゃるんだろうと思います。
「ウチの子」がちょっと広がって「ウチの子たち」になったときには、凄く大きなエネルギーになっていきます。
他の保護者に迷惑かけられないっておっしゃっている保護者さんは、きっと少しずつ誰かに頼ることを知っていけると、子育ての負担も和らぐかもしれませんし、逆に、他の人たちを助けられる存在になっていくのだろうと思います。
きっと間にあることが最適解なんだろうと思います。
子ども達をみんなで見守る、育てる社会やつながり。
お互い様の気持ちで預けて、頼って、支え合う社会やつながり。
そういうネットワークを少しずつ築いていくことが重要なんだろうと思います。
さてさて、4年ぶりに開催する夏のキャンプに向けて、
水面下での、微妙な調整が必要です。
こういうところこそ、大変ですよね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
冒頭の可愛らしいイラストは、†あらやん† | ゆるかわ絵師🎨100|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
わ!
昨日、引用したばかりでしたね。
『コンポスト』はメロンの皮も分解することができるでしょうか!?
一年前にトライしてみた記事です。