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『一を聞いて、十を知る』・・・「言わないと分からない」

『一を聞いて、十を知る』

僕のとても大好きな言葉です。

幼い頃に、母に教わり、ずっと自分の中で大切にしてきた言葉です。

相対するような、「言わないと分からない」っていうことと合わせて考えましたので書いてみます。


(冒頭の可愛いイラストは、ふうちゃんさんが描かれたものを使用させていただいています。ありがとうございます!)



① 『一を聞いて、十を知る』

少しの事柄から、派生して色んなことを考えていくということですね。

幼い頃、母から教わり、お手伝いなんかでも、言われたことから連想して、一つでも二つでも言われていないことまで実践するように心がけました。

学校の授業でも、先生はなぜこんな言い方をしたんだろう、いまこの単元の説明は次にどう繋がっていくんだろう、この例題を現実世界に置き換えるとどんな場面で使えるんだろう、この勉強は将来どんな風に活かせるんだろう。

など、一つのことから、連想ゲームのように、連鎖して多くのことを感じていけるように心がけてきました。

仕事などでは特にそうだと思いますが、
「言われたことしかしない。」
「一から百まで言わないと分からない。」

特に部下さんが、そんな仕事ぶりではとても大変ですよね。

ひとつ指示があったならば、
「分かりました、ということは次はこの展開になりますよね。ここまでまずやってみます」
というような返答までできると良いなと思います。

僕たちのような活動では、
「こんなことがしたいよね~」とボソッと話した言葉に、
じゃあどうすれば?ここをおさえて、次にここと繋げれば・・・
などと小さな種から大きな花を咲かせる道筋を想像していくのは、とてもとても面白いです。


『一を聞いて十を知る』
とても大好きな言葉です。


②言わないと分からない

一方で、『言わないと分からない』っていうことも多いですよね。

「一を聞いて十を知れよ~」という期待は、やめた方が良いですね(笑)

例えば、夫婦や恋人どうしの会話でも、皆さん経験したことがあるのではないでしょうか。

全て阿吽の呼吸で、
言葉を交わさずとも分かり合えれば素晴らしいですが、
全部は無理ですね!!(笑)
思い違いや、そう思ってたの!?ということは多々ありますよね。

仕事や様々な活動でも同様ですよね。

一から十まで言う必要があるかは、ケースバイケースでしょうが、
いずれにしても、『言わないと分からない』ことって多々あります。

僕たちの活動でも、理念や気持ちを共有しているつもりでも、メンバー内で少し理解の違いや、「あ、知らなかった」ってこともあります。

そんなこんなで、こうしたnoteなんかに、僕自身の思いを載せて、言葉にして伝えることに取り組んでいます。

うん、『暗黙知の言語化』ですね。
大好きな言葉です。(これについてはまた書きたいと思います)


③子育ての場面で

昨日、ウチの次男の習い事のスポーツの関係で、衝突がありました。

僕が散々叱っても、納得しないんです汗

僕も、この分からず屋に頭にきて、頭ごなしに叱ってしまいましたが、冷静に考えると、僕が言っていることと息子が言っていることが、食い違っているような感じでした。

この一つの気付きから、息子の気持ちになって想像し深堀りしてみると、
僕が言いたかったもっと根本的なところで、まだ教えてあげていないことがあるように感じました。

人は、何も持たず、裸ひとつで生まれてきますよね。

幼い子どもに、一を聞いて十を知れというのは、あまりに酷ですよね。
これは応用編のようなもので、

もっと根本的な基礎的なものは、教わらないと分からない。

ひとつひとつステップを踏みながら、自分で次の事柄を自発的に考えられる人に育っていってほしいなと思いました。


『一を聞いて十を知ること』と
『言わないと分からないこと』は
相反することではありますが、
息子との話を通じて双方が繋がる経験となりました。


自分自身は、一を聞いて十を知れるように。

人に対しては、言わないと分からないので、なるべく言葉に出せるようにしていきたいと改めて感じました。


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