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断層のある町!?楽しく学んで、みんなで備えて〜大人の『あそぼうさい』ココちよクラス〜

昨日、北九州市八幡西区の千代市民センターで、
地域の高齢の皆さんが、毎月楽しく学んでいる『サロン活動』である、『ココちよクラス』にお招きいただきました。

とても閑静な住宅街という雰囲気のこのまち。
『災害』からは縁遠いような気もしますが、全国各地で災害も発生しているし、住民の皆さんの防災への関心は高いそうです。

市民センターのご担当者さんが、インターネットで、防災活動について検索していて、ウチの活動を探し当ててくださったそうです。

いつも、子ども向けに実施している『あそぼうさい』について、『大人向け』にやってみましょう!ということになりました。


毎日、熱中症警戒アラートが発令されている日々で、前日に1ヶ月ぶり!?ぐらいにアラートが切れたと思ったら、この日も再び発令。
とっても暑い中、これだけ多くの皆さんがご参加です。スゴイ。

毎月1回の活動だそうですが、皆さん、楽しみにされてらっしゃるんでしょうね!!感服いたします。


ぼくたち『好きっちゃ』は、地域愛の育みをテーマに、ローカルな地域に入りこんでいって、活動をご支援しています。
地域のなかで、住民の共通項に成り得る『防災まちづくり』に関するニーズがどんどん高まっています。

そこで、『多世代』の方々が交流できるツールとして生み出してきたのが、この『あそぼうさい』です。

いつもは、子ども向けに大騒ぎで遊んでおりますが、これだけの人数ですし、大人向けバージョンで、講話と合わせながら楽しんでいきました。

子どもにも大人気のくじ引きゲーム『8割がた大丈夫だろうゲーム』です。
8割もの『セーフ』と、たった2割の『アウト・災害』の赤いボールが入っています。

高確率でセーフが出ますが、くじを引く際はドキドキ。
また、『いつか』赤が出てしまいます。

災害へ備える気持ち、心構えを体感するゲームです。

色の印象は、とても分かりやすいです。
人間の直感的な感性と紐づいています。

災害情報も実は色ごとに整理されていまして、解説を加えていくと、皆さん、「おぉ〜」と納得・理解されるリアクションをいただきます。

『赤は止まれ』の、赤になると、『警報』、『レベル3』になりまして、避難情報も出されるレベルになります。

突然鳴る、緊急速報メールのあの音を、ハンドベルで再現する遊びで、子ども達にも大人気。耳で遊ぶ、あそぼうさいです。


ぼくの、ぼくたちの、好きっちゃの活動において大切にしているテーマとして、「単なる防災啓発」ではなく、『このまち』と向き合うことです。

このまちが、どんな自然との共生をしているのか、どう見つめ、どう暮らしていくのか、ぼくなりにそんな解説も加えさせていただきます。

自然の摂理のなかで、地形があり、その地形に応じて、災害の要因があります。

海岸線や山の形など、地殻変動、地球のプレートの動きと連動していると考えて見てみると、何だか納得できることばかりです。

ぼくたちの愛する北九州の形は、ハートの形をしており、2つの大きな断層との因果関係がありそうです。

全国津々浦々に断層がありますが、その中でも最上位、『いつ地震があってもおかしくない』、【S級断層】が全国で約30箇所を指定されています。

そのひとつが、このまちに通っています。
「え〜!!!」

たしかに地形から見ると明らかですね。
なだらかな傾斜地に住宅街が広がったこのまち。
断層により隆起していった形状そのものですね。


地形の形成される時間軸と、人間の一生の時間軸は全く異なりますが、『いつか』は起きてしまうものだと考えられます。
きちんと備えていきたいですね。

また、地域の中で声をかけ合い、安心して暮らせるまちづくりが進むと良いですね。

深夜に起こった地震で、お隣りさんに、『大丈夫?』声をかけることができますか?
そんな問いを皆さんに投げかけてみます。
『大丈夫よ、怖かったね。気を付けようね。』
声をかけ合えるまちであったら良いなと思います。


思いやりの『目線』を学ぶ、子ども達にも人気の『ダイバーシティかるた』をスライドに投影しながら、皆さんで楽しんでみました。

『知識』よりも、『視線』を持っていけると良いですね。

防災グッズ暗記ゲームでも、10個のどの家庭にでもありそうなグッズを皆さんで覚えました!

「これは無い」とおっしゃっておられる方も。
自分のため、まわりの人のためにも、備えていきたいですね!


最後に、近頃の気象状態について。
とにかく暑い。そして、ボンボン台風や熱帯低気圧が生まれてきています。

最新の海水温のデータを見ると真っ赤。
それもそのはず。平年よりも4℃も熱い海水温になっています。

「今晩、お風呂に入るときは、いつもより4℃熱いお湯にして、お風呂に入ってくださいね~」
え〜!!・・・

皆さん、無理むり、と言います。
海水温はそんな状態なんですね。


台風と秋雨前線が影響した、平成26年の広島豪雨。
一晩にして、一瞬にして、70人以上が亡くなった災害です。
あの日で、ちょうど10年が経ちました。

あのときは、ぼく自身も衝撃を受けました。
バックビルディング現象での、予測できなかった神出鬼没な、局所的豪雨でした。
突然の土石流は広範囲にも及び、命を呑み込んでいきました。


ここ数年は、梅雨みたいな大雨が降る秋雨前線。
そして、これからの台風シーズン。

まさかではなく、「いつか」直撃してしまうかもしれません。

そして、地形が織りなすとおり、断層のあるこのまち。

南海トラフや首都直下ほど、周期性が確認されていませんが、いつ起こるか分かりません。

しっかりと備えていきたいですね。


こんな話題、テーマではありますが、
皆さんと、楽しく学んだサロン活動となりました。

とっても賑やかで元気な皆さんに、ぼくもエネルギーをいただきました。



貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。


この活動にご一緒していただいたウチのメンバーのやまもとさんのアウトプット記事です。
ぼくのアウトプットとは別の目線で書かれています。ありがとうございます。


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