『好きっちゃ北九州』の独立!?北九州市公式SNSの変化・進化
ぼくたちの活動は、
『認定NPO法人好きっちゃ北九州』という団体で活動しています。
平成20年10月に、「好きっちゃ北九州」を有志で発足し、
平成29年4月には、法人格へのNPO法人の認証をいただきました。
法人なので、法務局への登記やNPO法に基づく毎年の事業報告などが義務付けられています。
また、多くのご支援をいただき、社会ニーズと大勢の市民からの応援を受けている団体として、令和6年2月に『認定NPO法人』にも認定されました。
ぼくたちの活動は、『ローカルな地域』の中での活動をメインにしているため、地元密着の、草の根的な活動ばかりです。
多くて数十人という、人と人とが密に接する現場を重ねていっており、何万人が参加するようなイベントとは性質が全く異なります。
団体名称のとおり、
『自分のまちを好きになりたい』
『このまちをもっと好きになってほしい』
という願いを込めて活動しています。
少しずつ認知度も広がっていき、ぼくたちや、ぼくたちの活動、『好きっちゃ』のことをご存知の方も、とっても多くなってきました。
本当にありがとうございます。
しかしながら!!
いまだに、多くの勘違いをいただき、毎度、説明に苦慮する、
もうひとつの『好きっちゃ北九州』の存在が・・・(笑)
それは、
北九州市の公式SNS『好きっちゃ北九州』のことです!!
↓↓こちらはFacebookのスクショです。
Facebookだけでなく、インスタ、X(旧Twitter)もあります。
『北九州市役所』が持っている行政としての公式アカウントです。
ぼくの立場(公務員)や、魅力発信や、地域づくりへの取組みから、この公式SNSも、入門が絡んでいると思い込んでくださっている人も多くいて(笑)、毎度、説明が大変です(笑)
この公式SNSが始まったのは、平成29年度?かな。ぼくたちが法人化した後でした。
もともと親交があり、この開設に携わっていた方からご連絡があって、
『入門さん、市の公式SNSをこれからつくっていくのに、「好きっちゃ北九州」っていう名前にしようと思うんですが、良いですか?』って連絡をいただきました。
ぼくたちの活動の性質や、その公式SNSのテリトリーは、全然違います。
簡単に言うと、ぼくたちは現場・内向き。
SNSはネット情の媒体で外向き。
重なるところはありません。
また、さらには、
『このまち北九州をもっと好きになっていってほしい』という願いは、共通部分で、大目的で重なっています。
なので、
『良いですよ!!お互いどんどんやりましょう!!頑張りましょうね!!』
と、安易に回答しました(笑)
そこで、スタートしてみると。
ぼくたちのような小さな小さな団体とは、訳が違いまして、
市役所様の威力・権力・発信力はとても大きなもので、完全に大きな力から、上をいかれた感じでした(笑)
ぼくは直接言われたことはありませんでしたが、
あたかも、ぼくたちがパクったかのような?(笑)
あたかも、ぼくたちが後ろを追いかけているような?(笑)
勘違いをされていることも、もしかしたらあるのかもしれません(笑)
当時、時代は、段々とSNS社会へ。
時代遅れになりがちな市役所において、SNSをもっと活用していこう!という流れでした。
そのアカウント名において
『北九州市公式SNS』で良かったんでしょうが、
堅い!!!(笑)
ということで、『好きっちゃ北九州』の愛称がつけられました。
もっと、踏み込んで説明しますと、
SNSは、一方通行の情報発信媒体ではありません。
双方向のコミュニケーションツールになります。
これまで市政だより(市広報誌)や、マスコミ発表、市のホームページでの発信を、市行政の情報発信の主体としてきました。
その情報発信のベクトルは、
市役所から市民へと向いているのみで、一方方向。ある意味、自分主体、自分よがり、になるものです。
市民の無関心化がどんどん深まっているなかで、
『双方向』の情報発信、情報交換をしていくことが重要という展開となりました。
つまり、SNSを通じて、市民とキャッチボールをしながらの市政情報展開をしようと考えたのです。
そこで、市民参加型のSNS『好きっちゃ北九州』を設置しました。
ここからは、ぼくの個人的な私見です。
いや、それは違うよっていうご意見もあろうかと思いますが、ぼくの個人的な見解ですので、ぼくが責任をもちます。
この市公式SNS「好きっちゃ北九州」の運用は、とっても難しいものがあります。
行政としては、間違いのない情報を、市民に公平にタイムリーに出していく必要があります。
これは行政としての絶対的な性質です。
そのため、業務や対応の責任の所在となる所管を明らかにし、行政としての間違いない応答をするため、責任に応じた決裁が必要となります。
なので例えば、ポンとコメントが返ってきたとしても、安易に返答できないのです。
桜がキレイだって、職員が写メしたやつを、ポンと挙げられないんです。
規模の小さな市町村では、職員さんに権限を持たせて、個人レベルの運用をされているところもありますが、北九州市ほどの規模になると、まぁ難しい。
つまり、これほどの行政規模となると、双方向の情報交換なんて、かなり厳しいものがありました。
確実な情報発信をするため、いくつもの決裁の扉を突破していく必要があります。
それは、揚げ足を取られないために、一言一句、100点満点の文面になっているかをいろんな目で見てチェックしたり、写真の写り込みには問題が無いかなど、吟味します。
気楽に、市民みんなでつくるSNSのはずが、
行政の性質上、とってもお堅い掲示板的な機能になっていってしまっています。
仕方ないんです。そういう性質なんです。責めているわけではありません。
なので、申し訳ないですが、現在アップされている投稿の数々は、一方通行前提の告知やお知らせ的な記事が基本となっています。
当初のSNS構想から、これが現実でした。
そして、これが現実です。
しかしながら!!!!
時代は進展します。
SNS社会はより一層加速しています。
ネットや各種SNSを開けば、情報が溢れています。
そこで、更なる進化をしようとしています。
北九州市公式SNS「好きっちゃ北九州」としていましたが、
ついに、「好きっちゃ北九州」の記載が無くなります。
これは、ぼくたちへの配慮をしたわけでもなく?(笑)
『これが行政の公式の情報なんだ』と明確に打ち出すためです。
X(旧Twitter)には、ホンモノである『レ』のようなマークが横に添えられていますよね。あんなイメージです。
いろ~んな情報があるなかで、
これがホンモノなんだって、明確に示すことが重要です。
特に行政からの情報なんて、とっても大切です。
なので、好きっちゃだなんだって、あやふやにしないで、
お堅い『北九州市公式です』って言ってもらった方が情報の価値があるということです。
この判断は大きな進展だと思います。
前述してきたようなことを諦めたというわけではなく、進歩してきた時代に適応しようとしているとも言えます。
ぼくとしては、
紛らわしい名前が無くなったことも含め?(笑)
良い展開だなと思っています。
また、更には、これも、かなりの賛否両論ありますが、
行政やその関連機関が運用してきたアカウントを、6つのみに統合するそうです。
小さなものから、大きなものまで、何百というアカウントがあるそうですが、全部束ねてしまうということですね。
ぼくも、フォローしていたアカウントからの発信で、
『この度の再編で、このアカウントは無くなります』との記事をいくつも見て、涙を流すいいねマークを押し続けています。
まぁ、これも時代の進展なのか、進化していくきっかけなのか、今後も注視していきたいと思っています。
北九州市からの発信も、
ぼくたち『好きっちゃ』も、
今後とも、よろしくお願いいたします。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
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漢字は漫画で覚えた。間違いない。
そして、英語は音楽で覚えた。これも間違いない。