市民活動もっとこうなったら良いな!ヒト・モノ・カネ・情報を考える
R4.10.1(土)15時〜
『NPO・ボランティアフィーラム・秋』というイベントを開催します。
ぼくも主催の一員として参画しており、とても楽しみにしています。
NPO、市民活動、地域活動の実践者は、色んな悩みや心配事を抱えながら取り組んでいる人が多いと思います。
ぼくにも、よく聞かれる質問で、
「NPO法人として活動しているから、どこかから予算はいくらぐらいもらえるの?」ということです。
答えは丸っきり違って、何にも予算なんてありません。全く白紙の状態から全てスタートするわけです。
NPOを立ち上げたとしても、そこにあるのは『想い』だけで、「ヒト」はなかなか集まりません。
「モノ」は、自分自身のモノを削ったり、ノウハウなどの知的財産もモノに入ってくるかと思いますが、なかなか経験不足だったりします。
前述のとおり、「カネ」なんてありません。
「情報」については、溢れすぎていて、逆に自分にぴったりなニーズの情報が通り過ぎていても気付かなかったりします。
ぼくもそうですが、
それぞれ活動している皆さんには、多かれ少なかれこんなような悩みがあるんだろうと思います。
こうした市民活動者へのサポートの場として、
北九州市では、『市民活動サポートセンター』が設置されています。
北九州市市民活動サポートセンター|note
(いつもnote書かれているので、ぜひご覧ください!)
大都市においては珍しいそうで、公設公営のサポートセンターです。
つまり、行政により運営されています。
サポートセンターの公設公営には、メリットもデメリットもあろうかと思います。
デメリット的には、人が変わったら中身も変わってしまったりの継続性の問題。
それから、異動してくる役所の職員が皆、市民活動などに深い理解があるかというと疑問があります。
行政であるが故のデメリットですよね。
最近では、毎月、『サポのよる会』という場を設けていただき、市民活動に携わる方々や行政担当者との対話をしています。
いつもその場に参加するメンバーが中心となり、
今回の『NPO・ボランティアフォーラム』を開催しようという事になりました。
これは、
行政中心のサポート機能ではなく、
市民活動に携わるぼくたちが自ら実施するイベントにて、市民活動者が集う場を設けていくということです。
行政任せにせず、自分たちの手で。
市民活動の主体性の根源です。
様々なジャンルの方が参加されると思います。
(定員まで、あと少しあります!)
経験の長短や、活動規模の大小など、様々な人が集まるだろうと思います。
みんなで悩みや経験を持ち寄る場にできたらと思っています。
開催に向け、いくつか頭の整理をしておきたいことを書きます。
<ヒト>
市民活動においては、何より重要な資源は『ヒト』だと思います。
何かやろうと思っても賛同者がいなければしんどいです。
人的資源は一番尊いものです。
同じような想いをもった人が集まると、連携を深めることができたり、知り合いづてに、協力者を得ることだってできるかもしれません。
繋がり合うことで、拡がりや、同じ色合いを持つ人どうしが出会うことができるかもしれません。
<モノ>
モノは、物資や機械そのものだったり、ノウハウや経験などもこれに分類されるかと思います。
例えば、コピー機や音響設備や車両など、共有しても良いよっていう人もいるだろうし、寄付金などで応援はできないけど、燃料さえ入れてくれたらトラック貸すよっていう人もいるかもしれません。
また、「こんなことしたいな」って思っていても未知の領域であって、色んな人と出会ったり話すなかで、「前に似たようなことやってたよ」って話を聞けたら、当たって砕ける前に分かることがあるかもしれません。
モノにおいても、人が繋がることで、見えてくるものや、眠っている宝がいっぱいあるのかもしれません。
<カネ>
お金の話題は、市民活動においては、必須です。
ぼくたちがNPO法人化したのもお金の課題がありました。
想いだけをもって、モノは全部自分のモノを出して、カネまで身銭を削って・・・という市民活動者はとても多いです。
上手く組み上げていくことで、活動費をいただけることがあるかもしれません。
代表的な例としては、補助金・助成金です。
ぼくたちも、これまで様々な補助金・助成金をいただきながら活動を進めてきました。
その時代ごとにテーマや小目標を設定しつつ、進んできました。
補助金・助成金を出す側も、社会づくりや未来づくりに向けて、お金を出していただけるわけですから、それに沿うことができれば、両者の想いが合致すると資金を得ることができます。
とは言え、ぶっちゃけ、良い補助金と悪い補助金っていうのもあるわけです。(ここには書けませんが(笑))
市民活動者どうしで話をすると、あの助成金はやめといた方が良い。あれはとても良いなど、意見が重なることが多いです。
こうした先輩の経験も聞けるととても良いなと思います。
<情報>
最後に、情報について。
先ほどの助成金などのことも、どこをどうリサーチしておいたら良いか分からないとか。
共感・賛同いただけるマンパワーを募りたい場合にどうしたら良いか。
はたまた、活動をPRすることが、重要だったりします。
ぼくのこの『毎朝note』もそうですが、活動を発信することで、次の共感者・賛同者を得ることができたり、次の活動現場の機会が生まれるかもしれません。
情報に溢れかえっている現代だからこそ、
情報の取り方や、発信の仕方っていうのは重要なんだと思います。
ただ待っていても、誰も声はかけてくれません。
必死に活動しても発信しなければ輪は大きくなりません。
多彩な時代だからこそ、アンテナを高くして、自分たちの色を濃くしていくことが重要なんだろうと思います。
そうしたノウハウや経験値を共有できたら良いなと思います。
ぼくは今回のイベントは主催の一員ですが、
ぼく自身、悩むところも多いですし、皆さんの話を聴いてみたいと思っています。
この記事をご覧になって、少しでも響いた方は、会場でお待ちしていますよ!
もう一度、チラシをつけておきますね!
今日もご覧いただきありがとうございます。
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