働かざる者、喰うべからず。我が家の子ども達の家事事情。
5月末に、毎朝note、1,000日を卒業して、めっきりとnoteを書く機会が減っております。ほぼ活動の発信のみです。
色々書いてきましたが、会う人、会う人、皆さんぼくに聞いてくるのが、
「家事放棄の話、どうなった?」とのこと(笑)
ある日、突然、息子の些細なことで頭にきた父親。
以降の家事を完全に放棄すると宣言!(笑)
トンデモナイ親だと思われるかもしれませんね(笑)
どなたかにお叱りを受けるのではとハラハラしておりましたが(笑)皆さん、結構、興味深々でした。
ただ単純に放棄したんではなくて、ちゃんと見守っていることを皆さん分かってくださっているんだろうと思います。
ちょこちょこ記事にしておりました。
この家事放棄中・・・、実はまだまだ継続しています!!(笑)
我が家の子ども達は逞しいですよ~。
しっかり家事をやってくれています。
ご飯作るのは、親がしていますが、それ以外の家事は基本的に全部子ども達がやっています。
我が家のこの体制は、実は途中から進化を遂げました。
家事をきょうだい4人で分担していると、徐々に、文句が出るようになりました。
ここまではしたから、これから先はお前がやれ。
昨日は自分がしたから今日はアンタがやれ。
などなど。。。
押し付け合う姿を目にするようになりました。
そこで導入したのは、ポイント制。
いや、『完全ポイント制』です。
お手伝いをしたら、お小遣いをあげる的な制度は、多くのご家庭でされてらっしゃると思います。
我が家ももちろんやったことがありますが、
これが破綻する日が必ずきます。
「お小遣いもらえるからする」
「手伝ったのに、なんでお小遣いもらえないんか」
「これ、やったのに、見てくれてなかった」
かのような、不都合が、必ず生じてくるのです。それが破綻に向かいます。
このポイント制度は、中途半端と言わざるを得ません。
その苦戦の紆余曲折をぼくは既に知っています。
こで導入したのは、『完全ポイント制』です。
必ず誰かがしなければならない全ての家事。
全てにポイントがつけられています。
我が家の合言葉、「働かざる者喰うべからず」
そうです。家事をすることは、家人の責任でもあります。
でも、「誰かがしてくれる」「自分がした」ことを完全に見える化して、表に書き出されて掲示されています。
炊飯器のセットをした。
食洗器を回した。
洗濯機を回した。
ゴミを捨てた。
などなど、定番の数々のみならず、
乾いた洗濯物を取り入れた。
洗濯物を干した。
ゴミ捨ての日にゴミを集めた。
食洗器から出して、乾いたお皿を棚に入れた。
などなど、あらゆる内容が事細かく表に書かれています。
これらの貯めたポイントは、毎週日曜日になったら、一週間分のものが全てお金と交換されます。
我が家は、小学生2人、中学生、高校生の4人きょうだいですが、この年代の子どもが握るには、まぁ大きな金額が支払われます。
「え!こんなにもらって良いの!?」
子ども達が言います。
働いて稼いだお金です。
でも、これには『責任』が伴います。
自分の必要な経費はここから支払います。
習い事のお金、ケータイ代、もちろん自由に使いたいお小遣い。
義務教育を終えた高校生や、高い塾代の中学生。
通信教育やバスケなどの月謝も、ここから支払います。
これが払えなくなったら、習い事はもちろんのこと、ケータイについても解約される約束です。
しっかり、働いて、稼いで、自分のしたいことに支払っていっていただきます。
親としては、特別に追加経費を出しているわけではありません。
今まで、子どもが知らないところで払っていたお金が、子どもの目の前で通り過ぎるだけで、支出には何ら変わりはないのです。
一生懸命働いた子は、その分、お金に余裕がありました。
自分で自由に使うお金があるので、遊んだりして使う時はその中から払うようにしています。
これはこれで、いちいち親がお金を出したり、せびられたりしないから、とっても楽です。
というわけで、家事の完全ポイント制を導入して、
「誰かがしなければならない家事」が『自分ごと』として動くようになりました。
今まで、きょうだいでなすりつけ合っていた家事は、「自分がする」と取り合うようになりました。
この変化は絶大です。
でも、特に朝ですね。
やはり寝起きが悪く、動き出しが悪い。
例えば、朝ごはんが炊けてなかったら食べられません。
しびれをきらして、「おーい、誰かご飯炊かんと、食べられんぞー」とぼくが早朝に声をかけるわけです。
やるはやるんだけど、様々な家事の場面で、これが見受けられます。
つまり、言われてからする、というタイミングです。
そこで、
途中からさらに進化したのは、
率先してやると『加点』、という制度を追加しました。
言われてしたなら10点のところ、
言われる前に、自分から進んでしたなら15点というような感じです。
加点制度を創設して、さらに率先してするようになりました。
象徴的なのは、夏のお祭り三昧で、お金を浪費したお兄ちゃん(笑)
月末の支払いがやばくなりそうです(笑)
朝起きたら、完全に家事が完了しています。
台所も整っているし、炊飯器も洗濯機も予約機能でセットされています。
干していた牛乳パックも切り開いてくれています。
率先してやってくれてるんですね~。
うん、素晴らしい。
『働かざる者、喰うべからず』
昔からよく言う言葉ですよね。
我が家でも、まるっきり同様です。
働かないと自分の生活費を作れないんです。
また、自分にかかっているお金の大きさも実感します。
あまりオススメはしない方法かもしれませんが、
ぼくの家事の放棄から始まり(笑)
子ども達にはお金の大切さや、
自分の生活をしていくための主体性についても考える機会となっているように思います。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
冒頭のイラストは、やびー 丨うつ病マンガ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。