42. 短篇御伽話


参考書のない世界はwonder
右か、左かで かなり
見える景色 不幸の度合いが違う

じゃんけんぽんで廻ってく球(ほし)に
君だけが顰めっ面だ
ねぇ今晩どう? 高いウィスキーか純愛

身の丈に合ってない恋愛がいい
最近の天気 危なくない? funny bunny

※夜なんて 君を撫でてたらすぐ明けちゃって
(complexless)
明日になって 街ですれ違う時の顔
入念な イメージトレーニングってやつなんか
(uselessness)
eとsばっかだな 君の視界みたい

突然 赤い玉が 目の前に現れても
「いただきます」で 君の焼くパンを齧る

君と同じ朝を迎えるだけで
ウルトラでミラクルなfairy taleさ

※行為なんて 君が綺麗って気づくための出来レース
(call and no res)
嫌ってくらい 笑みにゾッコンでback homeさ
辛いがる肉のエフェクトさえ 見て見ぬふり
(little saltiness)
幸せとイコールで結ばれたい
祈って、叶う? …んなわけ

本当と嘘の間には 言葉で表せないスペース
離した時だけ掴まってくるのは
おちょくってるだけ?
(fairy tale) でも悪い気もしない
(fairy tale) むしろ大歓迎
(fairy tale) 明日は何時にする? coming soon
dancing school

※臥位なんて 愛が入る隙もない non-REM
(masking tape)
少しの痕も 残さないように剥がします
愛されていなくても一瞬だけを味わって
(ecstasy X)
同じバス停 本を読む君の顔に足す
一本の線は おばあちゃんになった時
(lovely sourness)
一回の人生にしちゃ高い
ハードルの先にある恋に堕ちて……

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