62. 友達譚奇


順応な世間の方たちは
金曜夜が好きみたいでさ
華って上級な言葉 つけるほど踊っちゃって

休日は空白の擬態
自分を見つめる時間がたくさんできてしまう
作業的に時間が進んでく
月曜日に早く行きたいのです

※あっけらかんで腐ってくようなそんな毎日に
理屈とか超越してきた 友達に告ぐ
言葉にしきれないほどの 煌めきが溢れる
なのに「ありがとう」の一つすら
「サンキュー」で濁しちゃってる ごめん

青い空 見上げたら ちゃんと青い空だった
もし酸素に色がついてたら
今ごろ肺はカラフルで

世界はなんら変わってなくて
歪んでいたのは端から
その上を素知らぬ顔で歩けるのが人間です
ギリギリ肺呼吸

※笑顔の数を数える間もない楽しい1日が
UFO襲撃の1日と同じ確率
君のせいで この世界では侵略者が
人類の数を超えた
なんて幸せなことだろう ダンケ

みんなが騒ぎ立てている
変化に怯えている声
何も邪魔できないよ 今度こそは絶対

※ハナドゥルセで腐ってくようなそんな終末に
運命とか超越していく だから待ってて
見ないフリで蓄えてた渾身のSPを
必殺技に変換しよう
世界ごと君を抱きしめる ぎゅっと

「明日、お祭りに行かない?」なんて
噂に聞いてた これが約束ってやつ
帰り道に 柄にもなく踊っちゃってさ
そんな日 今日は金曜日です

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