47. S13 道(夜)
時は23時 お勘定は幹事
目線の先には ほろ酔い気味の君の火照り顔
「このまま帰りたく無い気分」
集団から離れて 噂されたって 逆に嬉しいのは秘密
「アイス食べたい」と君の背中が
いつもより大人っぽく見えたのは
いつも寄るドーナツ屋が真っ暗だったからで
大人の立ち寄る店の明かりのせいではないと思う
※朝の光よ 今日は来なくていい
永遠の夜が 訪れるべき今日の日 祝日で
まるで進んでないかのように街が
変わってないのか なんなのか
朝の光よ 雨と駆け落ちして
今日は許すよ 暗闇の方が僕には好都合
静かが当たり前に感じれるから
山手 逆回り どっちが逆だっけ
「フルーリーのゴミ捨てたい」
コンビニ探し
「もう一個アイス食べれる」と 謎に自慢げ
そんな君の顔に火照りは まだ微かに残っていて
触ったわけじゃないから 確実じゃないけど
※愛を唄うには 少しズルい気がする
青信号に変わる前にもイエローが欲しいな
今日が終わるな だけど留めておく
言い訳が落ちてないな
風が心地よく吹く季節に 君が似合いすぎて
右手と右足が同時に出るような感覚
近の未来が遠のく
※空の悪戯 太陽はまだなのに 青みがかった
今日を始める準備か なんかかな
学食なんかで 見れない表情の君と僕の数センチ
手を引っ込める 酔いが覚めたは無関係
始発の音が 聞こえた 多分 君の耳にも
「また明日ね。あ、今日か(笑)」の普段に おはよう
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