51. 小田急線のホームにて
夢に散ったわけじゃなく なのに次の夢も見ている
隣の芝生の色なんて 覚えてない
術を知ったフリをして だけど経験は微量で
二度と手に入らない初 手探りで
※朝になれば 僕の元に
電車がちゃんと来ると思ってた
響いてる お知らせの音 30分強の待ち時間
何を待っているのか 何のための待ち時間なのか
考えてる 一人紛れながら
夢を捨てたわけじゃなく
だけど捨てたい気持ちもある
逆側のホームへの階段 目を配る
電車が来る気配もなく 遅刻の理由ばかりが増える
脳の隙間を見つめ直す 休み時間
※夜になれば 眠たくなる
明日のことは 明日に任せて
溺れてる人のための陸地が少ない 地球は海の星
明日の昼食後
デザートでケーキを食べちゃおうかな
無知だけれど 紅茶もつけちゃって
※少し経って 僕の元に
電車が申し訳なさそうな顔で
色とりどりな未来と共に
これまでの罪を沢山乗せて
たまには寄り道でもして狂わせてみてよ
今日は別に 構わないから 夜まで 夜まで
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