33. 雷
タオルがあっても 涙の元は拭いきれない
道具じゃ 心まで届かない
だから 愛とか絆を僕は信じた
人が悩んでる 種を蹴飛ばす 言葉の在処
探し出すことが どんなに
難しいことか 一か八か
励ましと 気遣いと 無意識の嫌味
届く経路で 交差して
いつか笑い 抱き合えること
ずっと ずっと ずっと
夜の天井に祈り
※見えそうで 消えそうな 想いが
ぐちゃぐちゃに 心を混ぜる
悲しさに慣れるほど 悲しいことはないと
足を止め 恥ずかしがらず 涙を流す
その時に貸す 胸と温もり 愛 備え
道で転んだ 傷もいつしか 元に戻って
人間の回復力に驚き 我ながら天晴れ
そう誉めてあげたばっかりの帰り道
何故か 涙が溢れて 季節の随に漂って
ずっと ずっと ずっと
生かされてるだけなのか
※あの店の あの味や
あの日の 真上に見えた虹でも
満たせない 僕の溝 心の中の隙間
ぴったしハマる形
奇跡のような 作り話に 現れたあなたの笑顔
思い出や 「いつかまた」
それじゃ耐えれない 寂しさがあった
空模様 晴れと雨の距離が この視界
幾度と震わす
※落ちまいと 踏ん張ってる想いの
裏には いくつもの天気
欲しかった言葉の 声色に聞き覚え
世界の何よりも綺麗
「逢えて良かった」
思う回数が あまりにも多いから 傍に
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