65. 微妙に変わる景色と大いに変わる空
何があろうとも
世界が滅亡に向かおうとも
隣にいた君が朽ちようとも
明日は おやつを食べるんだ
最後の空はきっとそう 青色なんだ
長い道のりを歩いてきたな なんて耽る
黄昏たがりなのはご愛嬌
覚えてるのはつい最近と
果てしない赤と汗だけ
つまりは きっと
多分だけど はっきりと言えること
※残ってないんだ 残れないんだ
一時に左右されるしかないんだ
思い出は溢れるんだ
掬う機能はないんだ
続いてしまうから 今日から
楽しかったなと呟くその日まで
分かってもらいたいこと
放っておいて欲しいこと
色分けされてたらこんなにも
素晴らしい世界じゃなかった
どうやらここは 僕だけの世界らしい
※生き急がないで たまに急いで
休んでるときに 人を見てまた焦るんだ
そんでひたむきに走るんだ
実感なく生きて死ぬんだ
落ち着いた頃に どうせ
若かったなって呟き 仰ぐんだ
明るいと眩しく感じる
暗いと灯りを探し彷徨う
ちょうどいい所なんてなくて
気づいたら今 居場所は過去にだけ
未来で思い出を作るため
※残ってないんだ 残れないんだ
感情に左右されるしかないんだ
微妙に変わる景色
大いに変わる空
続いてしまうから 今日から
楽しかったなと呟くその日まで
だからせめて そう呟くんだ 終わりぐらい
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