愛ってなんだと思う?
愛ってなんでしょう。
誰かを愛することって、何をもってそういうんでしょうね。
きっとこの問題はどれだけ考えても明確な答えが出ることはないのだろう。
この星に人類が誕生してからどのくらい長い間、人々は愛と向き合い、悩んできたのだろう。
もしかすると、
歴史の教科書に載っていた偉人たちも、
私と同じようなちっぽけなことで悩んで、
結局明確な答えを出せないまま教科書に載ってしまったのかもしれない。
だとしたら、それってとっても光栄なのかも。
明確な答えは存在しなくても、
18歳2ヶ月の私にとっての愛はここに存在する。
愛とは、
何度でも迷わずショートケーキのいちごを相手の皿に乗せてあげられることだと思う。
あなたは「え、そんなこと?」と思うかもしれない。
たったいちごひとつ。
美味しい大粒のいちごをたくさん買ってきてくれることも、
もちろんそれも愛のひとつ。
でも、お互い平等にひとつずつのショートケーキのいちごを差し出せることこそ、愛だと思うの。
18年の人生で、私をいちばん愛してくれた人は、ショートケーキのいちごを真っ先に私の皿に載せてくれる人。
天ぷら定食の大きい海老天を私にくれて、私の苦手なな漬物をもらってくれる人。
それは母。
特別な日の贅沢は跳ねるほど嬉しい。
何気ない日のちょっとした愛に、跳ねるほど喜びはしないかもしれないけれど、
ほんの少し口角が上がって、
5グラムくらい足取りが軽くなったら、
その日はちょっと幸せじゃないかな。
そんな毎日が積み重なるのが愛かもしれない。