見出し画像

外資企業向けの履歴書(CV・レジュメ)の書き方

外資企業への就職活動には英文履歴書(CV・レジュメ)が必要です。日本の履歴書と職務経歴書を合わせたようなものですね。

私は自分の就職活動のため、自分のCVももちろん作成していますが、採用担当として雇う側の立場からもたくさんのCVを見てきました。
その経験から、参考になりそうな事を少しだけシェアさせてください。

日本の履歴書と違い、CVは自由度の高いフォーマットです。
大体決まっている形式としては、以下です。
・最初に名前・住所などの基本情報
・プロフィールサマリー
・職歴(新しい順)
・学歴(新しい順)
・資格、趣味、ボランティア活動
・外国人の場合、VISA情報は必須(VISA情報記載がない場合、よっぽど強い候補者でない限り次には進みません。)

①自分の簡潔なプロフィールを最初に書く

名前等の基本情報の後に、自分の職歴のサマリーを一言で書きます。これはProfessional Summary/Statement/Objective などと呼ばれ、過去にどんなキャリアがあり、募集しているroleにマッチしていることを一目でわかってもらうための重要な記載です。後述しますが、応募する職種によって記載内容は変える必要があります。

ここでは自分の具体的な職歴、経験年数、一般的な肩書き、強み、キャリア的な関心を盛り込みましょう。
一例としては以下です。

Qualified Accountant of Japanese CPA with 10 years post-qualification experience. 
Experienced in Financial Control, with a particular interest in operation strategy and continuous process improvement (Kaizen) and support new market entry. Leader of multinational team and strong-team player, with excellent analytical and technical skills and a positive attitude.

職種ごとの例文は以下のサイトなどが参考になります。
https://novoresume.com/career-blog/resume-summary

https://resumelab.com/resume/summary




②カバーレターは不要

よくカバーレターが必要と言われていますが、実際不要だと思います。CVがしっかりしていれば、カバーレターに書くことは特にありません。
私もHiring managerとしてカバーレターは見ませんし、人材エージェントもあまり重視していないと言っていました。
むしろエージェントを使うときは、彼らがCVの要約をエージェント指定のフォーマットにて作成し、企業提出の際に添付してくれることがありますし、個人で用意しなくてもいいです。

③会社ごとにCVは更新する

これは型が決まっている日本の履歴書とは異なる部分と思います。
募集している職務内容に合致するように、自分の職務経歴の関連分野を強調したり、無関係なキャリアを除外したりする事で、CVを更新するといいと思います。
どの企業にも同じフォーマットで提出しているんだろうと推測できるCVは、私は良い印象を持ちません。無関係なインターン時代からのキャリアをつらつらと4-5枚にわたって書いているようなCVには、本当にうちで働きたいのかなという疑念を持ちます。
それよりはきっちり関連職歴、学歴、追加情報を記載した2-3枚のCVの方が、視点がぼやけず、判断しやすいため好印象です。

以上、個人的な意見ですが、3点CVに関して思う事をまとめてみました。

CVはあくまで最初のステップ、面接で話してみたいか否かを判断するステップに過ぎません。
小さな会社の採用であっても、時には50通を超えるCVを受け取ります。

微に入り細を穿つCVよりは、要点のみ記載したCVの方が、面接にてもっと具体的に話を聞いてみたいと思わせるため、個人的には好印象だと思っています。

いいなと思ったら応援しよう!