「兄弟の大切さ」を教えてくれたのも旦那だった
私には3つ上の姉と、7つ下の妹がいます。
自分で言うのもアレですが、2人とも美人で頭がいいです。
自慢の姉と妹です(^^)
沖縄を離れてからは3年ほど会っていませんが「兄弟仲は良好」だと思います。たまに連絡をとっています。
今では仲良しの姉妹ですが、実は、昔は不仲でギスギスしていました。
いや正確には「私が姉妹の仲をぶち壊していた」んです。
そりゃぁもう、やりたい放題で・・。
しかし旦那(当時は彼氏)と出会ってからは家族に対しての価値観が少しづつ変わり、兄弟に対しての接し方も変わっていきました。
家族を大事に思えるようになっていきました。
今日は記憶の整理をしながら、過去のことを書いてみようと思います。
妹としても姉としても最低な人間だった
私は中学生くらいまでは、家でも外でも「無口で大人しい人間」だったのですが、思春期を迎えてからだんだんと荒々しい性格になっていきました。
気に入らないことがあると、本人に聞こえるように暴言を吐き捨てたり、イライラしているときはモノを破壊したりして発散していました。
そして、平気でウソをつくようにもなっていました。
何度も「姉の私物や洋服」を勝手に拝借していたのですが、姉からそれを問いただされても断固として認めません。
「は?借りてねぇし!」
「まじで知らないんですけど」
とか言うんですね。
洋服は洗濯したらバレるので、勝手に借りたやつは洗わずにタンスに戻してました(最低や)。
靴やヒールもボロボロにして返してましたね。
一度、ヒールを折ってしまったことがあったんですが・・それはまぁさすがに謝りましたよ。
当時(高校生の私)、バイトはしていましたが半分は家に入れ、残りはケータイ代とピアノ教室代、あとは遊ぶお金として消えていくため、好きなものを買うお金がありませんでした。
それでよく姉の部屋に忍び込み、アクセサリーや服、履物を勝手に借りていたのですね。
(実は隠れて少しづつ貯金をし高校卒業するまでに20万貯めたが、犬を購入し一発で消える)
そんな私だったので、姉との信頼関係は皆無でした。
私「お金かして?」
姉「いや、お前に借すくらいならドブに捨てるわ」
私「ねぇ家飛び出してさ、一緒に住まない?」
姉「は?死んでもイヤ」
マジでこんな会話をしてましたね笑
いつしか姉の部屋には、無理やり南京錠がつけられ「志乃は立ち入り禁止!」と張り紙がされていました。
そこまでする??
と当時は思いましたが、今思えばまぁそれだけで済んで優しいですよね。
何も仕返しはされてないので。
妹とは歳が離れすぎていたので、あまり一緒に過ごした記憶がありません。
ただ自然と、妹は私ではなく姉を慕っていました。
まぁ妹からしたら私は尊敬できる姉ではないし、いつもトゲトゲしてるのでとっつきにくかったのでしょう。
それに私はよく母に反発し母をイラつかせていたので、そのとばっちりを妹が受けていました。
それも気に入らなかったんだと思います。
上と下が仲良くて、真ん中の私は一人っ子みたいな感じになってました。
(そりゃぁそうなる)
姉からは見下され、妹からは鬱陶しがられていました。
これが私の思春期の家での記憶です。
なぜ、そんなことを?
正直、姉のことも妹のことも、大切には思っていませんでした。
どうでもよかったです。
母が家族に好き放題、不機嫌や苛立ちをぶつけていたので、私もそれをやってもいいものだと思っていました。
家族の絆ってなに?
血が繋がってるだけの、他人でしょ?
そう思っていたのです。
旦那は兄弟のことを「自分のコピー」と呼んだ
22歳頃から今の旦那と交際を始めたのですが、彼は私が持っていない価値観や信念をたくさん持っていました。
そのひとつが「親族を大切に扱う心」です。
世間一般ではそれが当たり前かもしれませんが、当時の私は本当にその感覚が分かりませんでした。
まず「親族で集まってワイワイする」みたいなのをやったことがありません。
親戚づきあいがほとんどなく、たしか従妹が一人か二人いるそうですが、同じ沖縄に住んでいながら一度も会ったことがないほどです。
そんな私とは対照的で、彼はかなり親族が多く、またワイワイする家系でした。
彼は両親とはもちろん、兄弟と非常に仲が良く和気あいあいとしていました。(彼は6人兄弟の3番目)
みんな、本当によく笑います。
最初は「うわー苦手だな」と思ったんですが、何度か会っているうちに「あれ?私が憧れていた家族像はこれだったんじゃないか?」と考えるようにもなります。
そしてある日、旦那(当時は彼氏)にこう聞いてみたのです。
「○○にとって、兄弟ってなに?」
と。
すると彼は即答でこう言いました。
「兄弟は、自分のコピーだろ」
「歩む道は違えど、同じ時代を生きる自分の分身だよ」
その言葉を聞いたとき
「ぁ…その考え方、好きだな」と素直に思いました。
そこからだんだんと私も変わっていきました。
姉や妹と会ったときは優しい口調を心がけたり、たまに食事に誘って私がおごったりするようになりました。
今までの行いを許して欲しいとは思っていませんが、少しでも良い関係性になれればいいなと考え、私なりに行動を変えていったのです。
するといつの間にか、3姉妹で遊びに行くことが増えていきました。
3人でドライブしたり山登りしたり、滝に打たれにいったり・・。
カラオケもよく行きましたね。
いっぱい笑って、すごく楽しかったです。
あれ?兄弟って最高じゃん!
なんで今まで大事にできなかったんだろう・・。
そう思いました。
兄弟は同じ時代を生きる、自分のコピー(分身)。
今なら、この価値観を理解できます。
兄弟が仲良くいられるコツについて
最初の頃、旦那の家族との接し方をよく観察していました。
そしてすぐに気づいたのが「深く干渉しない」ことです。
課題の分離がしっかりできている、とも言えます。
例えば
兄弟に子供ができた
兄弟が結婚する
兄弟が怪我をした
兄弟が病気になった
これらの時に、かなりリアクションが薄かったのです。
もしくは、爆笑します。
「まじかぁ(笑)がんばれ~」みたいなノリです。
最初は意味が分からず「なんで心配しないの?!」とか「興味がないのかな?」とか思いましたが、そうではありませんでした。
兄弟のことを信じているからこそ、余計な心配はしないのです。
見守るだけで十分です。
信頼しているからこそ
これからどうするの?
相手はどんな人なの?
なんて聞かないし、
信じてるからこそ
怪我をしたり体調を崩しても「あいつなら大丈夫」と言うのです。
逆に過干渉は、信頼関係がない証拠だとも言えます。
相手のことをよく理解し、信頼していれば深く干渉する必要もないのです。
また相手の課題に他者が足を突っ込もうとするとロクなことになりませんね。
近い存在、身内にこそ深く干渉しない。
これはけっこう大事だと思います。
まとめ
今日は「兄弟の大切さ」について、過去を振り返りながら書いてみました。
私の場合は旦那との出会いをきっかけに、兄弟の大切さに気付かされました。
もしも旦那と出会わずあのまま行ってたら、兄弟と疎遠になっていたか絶縁されていたと思います。
人生、ほんと何が起こるか分からないので面白いですね!
ちなみに私の過去を知る家族や旧友は、「志乃って昔とほんと変わったよね!」「別人だよ」と言ってくれます。
人との出会いで人生が変わる、というのはあながち間違っていないようです。
今日はそんな感じです(^^)
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また近々更新します。
ではでは!!