Web3.0が必要とされる理由
今日は少しIT系の話をしようと思います。
「ネットの世界は十分発展していてる、今のままでも満足だ」
と感じる人も多いかと思いますが、現在のインターネット構造であるWeb2.0
には改善すべき課題が残っています。
それが
プライバシーや個人情報の流出、悪用
国や企業が力を持つ「中央集権型」であるということ
このふたつです。
このふたつについて今日は深掘りしていこうと思います。
(ちなみにもうWeb3.0は実用されています。私も実際に利用してます)
プライバシーや個人情報の流出、悪用
これはもう、当たり前に何度も起こっていることです。
そんなに驚かないですよね。
代表的な事例をあげるとすれば「ケンブリッジ・アナリティカ事件」ですかね。
Facebookがクイズアプリを通して個人情報を収集し、そこで得たデータを元に選挙広告を作っていたそうで・・。
その広告は「ドナルド・トランプ元大統領の当選に影響した」と言われています。
まぁ真相は分かりませんが
Facebookユーザーはクイズに答えただけなのにそれを勝手に利用し選挙広告に使われた、ということは確かです。
あとは最近の話でいえば、LINE payが13万人以上の個人情報を流出させましたね。(2021年9月12日~11月24日までの期間、GitHub上で個人情報が閲覧可能状態だった)
LINEも同じです。
中国の関連会社からアクセス可能な状態になっていた時期がありましたね。
このように、私たちが普段使っているWebサービスは「個人情報の流出・悪用」が当たり前です。
いつ、どのような形で個人情報が漏れてもおかしくありません。
意図的であったり人的ミスであったり。
これがWeb2.0のひとつめの課題です。
国や企業が力を持つ「中央集権型」である
中央集権型を簡単に一言でいうと
「権力を持っている人が全てをコントロールしている仕組み」です。
Web2.0で構築されているプラットフォームを利用する際、私たちはそのプラットフォームのボス(権力者)が決めたルールに従わなければなりませんね。
ルールを破るとアカウントを剝奪されたり、投稿した記事や動画が勝手に削除されたりします。
あとインスタグラムの利用規約にしっかり目を通して欲しいのですが、よく見ると「ユーザーがアップロードしたコンテンツは使用料なしで運営側が自由に使える」と書いてあります。
(わざと?ライセンスとか付与とかの言葉を使って分かりづらく書いてあります)
それがどういう意味か分かりますか?
私たちは借りた場所にコンテンツを置いているだけです。
そしてそのコンテンツは運営側の手に渡っている。
ということです。
YouTubeもそれと似たようなものです。
自分で作ったコンテンツだけど、その所有権は自分ではないのです。
kindle本もそうです。
お金を出してダウンロードした書籍も、購入者のものではありません。
Amazon社のものです。
規約に抵触しアカウントを停止された場合、購入したkindle本は失われます。
このように今のインターネットの世界は、自由なようで自由じゃないのです。封建主義とも言えます。
誰でも気軽にプラットフォームを利用できる時代になったのは大変素晴らしいのですが、中央集権型であることがネックです。
私たちは土地を使わせてもらっている領民です。
育った作物は権力者のものです。
もちろん育った作物から収益化などができるのですが、それがいつ取り上げられるか分かりません。
権力者が「貸してた土地を没収します」と言えば、すべて持っていかれます。
これがWeb2.0のふたつめの課題です。
まとめ
今日はWeb2.0の課題についてお話させていただきました。
Web1.0、Web2.0と進化してきて、現在ではWeb3.0の時代に移り変わろうとしています。
Web3.0の世界では個人ウォレットを使うので、そもそも個人情報を登録する必要がありません。
そして、中央集権型でもありません。
そこには革新的な世界が広がっています!
私もWeb2.0が当たり前だと思っていたので、Web3.0を知ったときは衝撃でした。
「やば、なにそれ新しい!!」
と思わず声が出てました笑
Web3.0についてはまた今度深掘りして話していこうと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
また明日執筆しますね。
ではでは!!