投資の世界で有名な「プロスペクト理論」について
今日は私の本業である投資の話を少しやろうと思います。
楽しいクイズも用意してあるので、ぜひ目を通してみてください(^^)
AとB、あなたはどっちを選びますか?
突然ですが、次の選択のうちあなたはどっちを選びますか?
【 A. 無条件に100万円もらえる 】
【 B.コインを投げて表が出たら200万円もらえる。裏が出たら1円ももらえない 】
・・・・うわぁ~、ちょっと迷っちゃいますよね((+_+))
確実に100万円を受け取るか。
2倍の額を受け取れるかもしれない勝負にでるか。
さぁ!
あなたなら、どっちを選ぶ??
(カイジでありそうなシーンですよね笑)
この選択を迫られた場合、大半の人が「コインゲームに参加せず、100万円を受け取る」を選びます。
1円ももらえないリスクを背負うくらいなら、少なくても確実な100万円の利益を選ぶ、というわけです。
この心理を「損失回避性」と言います。
利益を追い求めるより、損失を避ける。
という守りに入る考え方です。
これが良いとか悪いとかの話ではないです。
人間の心理的には損失回避性に走りやすい、というだけの話です。
多くの資産を持っている人や、ギャンブル好きの人は「B」を選ぶこともあるでしょう。
身近な人にこの質問をやってみると面白いかもしれませんね(^^)
AとB、あなたはどっちを選びますか?パート2
次の質問です。
【 A.無条件にあなたが100万円支払う 】
【 B.コインを投げて表がでたら200万円支払う。裏がでたら1円も支払わなくていい 】
さっきの逆バージョンですね!
・・・さぁ、あなたはどっちを選ぶ??
勝負に出ずに、黙って100万円差し出すか。
2倍の額を失うかもしれないけど、1円も払わなくていい可能性にかけてみるか。
ひ、冷や汗がでてきそうな選択ですね・・。
この二択の場合、大半の人が「Bのコインゲームをする」を選びます。
確実な損失がある場合、人は損失を全面回避したい!という心理に走りやすいと言われています。
また「扱う金額が大きくなると損得のインパクトが減少する」と心理的理論もあります。
あなたにもこんな経験ありませんか?
100円200円の買い物は少しでも安く手に入れたい
高い買い物は多少の差額は気にならない
きっと経験ありますよね。
分かりやすく例をあげましょう。
コアラのマーチは100円以上で買うと損した気分になる。
税込み98円とかで買いたい。
新車は500万~550万の間で買おうと思っている。
510万で買っても550万で買っても満足度はさほど変わらない。
こんな感じです笑
人のこのような心理を「感応度逓減性」と言います。
面白いですよね!
さっきのクイズの話に戻りますが
もちろん人によっては「Aの勝負に出ずに100万円支払う」を選ぶ人もいます。
私もどちらかといえば、Aですね。
コイン表がでたら大声で「もういっかー----い!」とか叫んでしまいそうですし笑
まとめ
最後に「参照点依存性」についても軽くお話しておきます。
人は無意識に、自分が設定した基準からどれくらいかけ離れているのか?で評価をつけています。
他人と自分を比べて複雑な気持ちになったり、ホッとしたことが誰しも一度はあると思います。
それこそが参照点依存性で、相対評価をすることで主観的に価値をつけています。
それが人であったりお金であったりモノであったり。
なので、とりあえず「主観的な価値は、絶対的な価値にはならない」ということだけ頭に入れておけば大丈夫です。
そんな感じです(^^)
ちょっと長くなっちゃいましたね。
今日はこのへんにしようと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございます!
また明日執筆します。
ではでは!!