意味ではなく、エピソードで覚えるようにすれば記憶力は上がる
私(俺)って昔から記憶力ないんだよね・・
本を読んでも内容が入ってこない
「暗記もの」は苦手、穴埋め問題とか嫌いだったなぁ
今日はそんな方に読んで欲しい内容です。
“ 記憶力 ”というのは先天的に決まってくる場合も多いですが、基本的にはどんな人でも工夫次第で記憶力を伸ばすことができます。
何をどう工夫するかと言えば
「覚え方」を「エピソード記憶に変換」するのです。
それがどういうことか、今日は分かりやすく解説していこうと思います。
私自身、日頃からこの方法を実践し記憶力アップを意識しています。
ぜひ参考までにどうぞ(^^)
陳述記憶と非陳述記憶について
ぱっと見、読みづらいですが
読み方は「ちんじゅつきおく、ひちんじゅつきおく」です。
簡単に説明します。
陳述記憶は「意識的に思い出せる記憶」
非陳述記憶は「無意識に思い出す記憶」です。
陳述記憶は意味記憶とエピソード記憶に枝分かれするので、次の見出しで詳しくお話します。
非陳述記憶は体で覚える記憶のことです。
例えば、自転車の乗り方、泳ぎ方など。
海馬はあまり関係ないとされており、実際海馬を切除した人でも非陳述記憶が残っていることがあります。
意味記憶とエピソード記憶
意味記憶は「外界に関する知識」です。
学校でテストの答えを覚えるようなもので、いわゆる暗記ものです。
エピソード記憶は「日々の生活に関する記憶」のことです。
家族や友達との思い出。場所や時間、その時の感情など。
忘れずに覚えていることがあると思います。
イメージとしては、意味記憶は知っている。
エピソード記憶は覚えている。
といった感じです。
意味記憶は非常に忘れやすい
学生の頃、テストに向けて必死に覚えた“暗記もの”の数々・・。
今ではその大部分をすっかり忘れていませんか?
そうです。
意味記憶は、非常に忘れやすいのです。
例えば、いまこの瞬間に「753826」という6ケタの数字を暗記したとしても、数分後いや数秒後には忘れてしまいます。
一方で、エピソード記憶はイメージが記憶に残っているため忘れにくいです。
意味記憶に比べ、エピソード記憶は長く記憶として残りやすいという特徴を持っています。
エピソード記憶に変換し記憶力を上げる方法
人間は忘れる生き物ですが、なるべくは記憶をきちんと定着させておきたいものですよね。
そのコツとしておすすめしたいのが
「エピソード記憶に変換し記憶する」方法です。
例えば、人の顔と名前を覚えるときは
顔+名前だけで覚えようとするのではなく「全体ビジュアル+名前+会話の内容」で覚えるクセをつけます。
さらにこの人の第一印象「初めて喋ったとき、こう思った」などを、頭の中で展開するとエピソード記憶として残りやすいです。
あと本などから得た情報を記憶するためには「感情を揺さぶる」といいです。
すごい!!
マジかそれ!!
こ、これは感動する・・(涙)
ちょっまっ、それは面白すぎるって!(笑)
このような感じで大げさにリアクションをとると記憶に残りやすかったりします。(無理に声を出す必要はないですが、なるべくは感情を表面化した方がいいです)
ただただ読み進めるのではなく「自分の感想を述べること」も大事です。
例えばある事件の話が出てきたら
「うわー怖いなぁ」「被害者やその家族の気持ちを想像したら辛い」
覚えておきたい専門用語が出てきたら
「これ知ってたら便利だなぁ」「これ発見した人天才すぎる・・」
こんな感じで少しでも感想が思い浮かんだら、口に出して言ってみるといいです。
そうすることで「この本を読んでこういう気持ちになった」という記憶が残りやすくなります。
読んだ本の全体イメージを覚えておくと、内容も残りやすくなるので一石二鳥です。
それでも細かい部分は忘れてしまうので、記憶しておきたい専門用語や言葉はメモにとって残しておくといいでしょう。
あとは五感のうち、なるべく多くを動員するといいです。
本の黙読は「視覚」を使いますよね。
そこから音読に切り替えた場合「視覚・聴覚」を使うことになります。
さらにメモを取る、という動作を加えると「視覚・聴覚・触覚」を使います。
さらに香りのいいコーヒーを飲みながら・・
となると「視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚」を使うことになりますね。
五感を使える場というのは限られていますが(主に自宅でしょうね)、体感を意識した学習法は結構おすすめです。
感情と同様、記憶に残りやすくなります。
まとめ
今日は「記憶力を上げる方法」についてお話しました。
意味記憶ではなく、エピソードや感情で記憶するクセをつけると物覚えが格段にアップすると思います。
ぜひ試してみてください(^^)
今日はそんな感じです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
また明日更新します。
ではでは!!