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 外国語学習において大切だとされている音読。

 私の時代は音読などほとんどなかったですが、今はその科学的根拠によって、音読が言語学習にとても良い効果を与えるという研究も出ています。

 しかし!
 英語の単語の発音は非常に難しい!

 choir  / virus / hierarchy 

などなど。難読単語は数知れず。

それはカタカナ英語による本来とは違う発音が日本人の耳になれていることと、英語の発音ルールは極めて例外が多いことがその理由です。

英語は、今でこそ、世界の中心的な言語となっていますが、昔は全くそんなことはありませんでした。

キリスト教世界では、古代ギリシャ言語の英語の影響を受けた「ラテン語」が言語の王様。古代ローマの公用語として用いられたラテン語は、政治・文化・学問などあらゆる分野で必要とされる言葉だったのに対し、英語は所詮、北方のゲルマン民族が有する田舎言語。

そんな田舎言語は、京言葉としてのラテン語の言葉や、そのた徐々にグローバル化する世界の中でそのほかの地域言語などを、取り入れるようになりました。

ゆえに英語の様々な単語が、あらゆる国から拝借した起源をもち、それこそ言語内文化的坩堝として機能しています。

塾の生徒も私も悪戦苦闘です。


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