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コラムを執筆する時の難しさの1つに

切り取り方

という観点があります。

全ての事象は有機的に繋がっているので、本質的には一部分のみに焦点を書くとなると、どうしても言及できない背景的情報が出てきます。

しかし、その全てを書くことは現実的にはなかなか難しい。
いかに短く、しかし本質をついてものを書くかというのは永遠のテーマのような気がします。

逆にいえば、この世の情報はある一部分を切り取っているとも言えます。

ニュース、映画、書籍 などなど時には、
本来載せるべき大切な背景情報が、(意図的かどうかはともかく)開示されない場合も多いにある
のです。
何かに賛同するにしても何かに異論を唱えるにしても切り取られた情報のみで、その判断を下すのは非常に危険です。

学校教育では
批判的思考力(=情報を分析し、論理的に解釈して、その情報の価値を評価したり判断を下したりするために必要なスキル)
を鍛える必要があると言われています。

その情報の信頼性・信憑性は当然のこと例えその情報自体が正しくてもその事実の裏にある背景を理解しなければ、本質的な批判的思考力とは言えません。
ある事象や情報の裏にあるものを捉えようとする姿勢が大事なのではないでしょうか。

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