#135 学校行事の価値を高めすぎることの危険性
体育祭 文化祭 修学旅行 校外遠足
学校には様々な「学校行事」が存在します
普段の学校生活とは一味違った体験をできるという意味において、楽しみにしている児童・生徒も多いのではないでしょうか
一方でその学校行事が「学校」の本質なのかと考えると少し疑問を感じます
例えば
修学旅行
特にコロナ禍で修学旅行に行けない事態が全国的なニュースになると
そのコメンテーターや司会者が
「かわいそうだ」という発言をよくしていました。
確かに
普段の学校生活とは違う特殊な環境に身を置くドキドキ感やワクワク感は理解できます
また、それによって付随する「青春要素」があることも
ですが
それは学校という「学びの場」の1つの要素でしかありません
これはあくまで個人的な感覚ですが
様々な規則を設定され、ルートや宿泊施設を決められる「修学旅行」より
自分がいきたい場所に、行きたい仲間を行った方がずっと楽しい
学校行事を過度に楽しみにする
その背景には
普段の学校における「学び」の充実感が少ないことに原因があるのではないかと思うのです
「授業を受けなくて良いから学校行事がある方が良い」
と言った生徒もいました
授業と学校行事どちらが大切なのかという比較の問題ではなく
授業がなくなったら嬉しがり、修学旅行がなくなったら悲しむ
その現状には
学校教育に対する危機感
を覚えずにはいられません