#704 コロンブスの卵〜イチロー氏の米野球殿堂選出
今年は、阪神・淡路大震災から30年目の節目の年。
震災当時の神戸を支えたことに一つに
神戸をホームとしたオリックス・ブルーウェーブ(現:オリックス・バファローズ)の快進撃がありました。
「頑張ろう神戸」をスローガンとし、名将仰木監督の元、見事リーグ優勝を達成しました。
イチロー氏は今や誰もが知るスーパースター。そんな彼もまた当時のブルーウェーブに所属していた選手の一人。
NPB7年連続首位打者の看板をひっさげ、MLBに移籍。年間264本のシーズン安打記録やMLB通算3000本安打など、数々の偉業を達成し
日本人で史上初めてMLB野球殿堂(Hall of Fame)に選出されました。
「コロンブスの卵」という表現があります。
どんなに素晴らしいアイデアや発見も、ひとたび衆目に触れた後には非常に単純あるいは簡単に見えることを意味し、逆にどんなに単純で簡単に見えることでも、最初の発見は、偉大であることの言い換えです。
もちろん、今回のイチロー氏の選出は、誰が見ても「非常に単純である、あるいは簡単である」とは決して思わないでしょう。
しかしそれでも、何かを「初めて」行ったこの事実が、ある意味では最も重要なのかもしれません。
私も地元神戸で、小学生の時に野球を始めました。
チームメイトはみんな
「振り子打法」を真似したのを覚えています。