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#713 君影草:小さな疑問を大切にする

 学びはいつだって「ちょっとした疑問」から始まります。

  「主体的な学び」と言えば大袈裟ですが

  心の中にふと浮かんだ問いを自分の手で解決することが、自分自身の癖となっていきます。

 この癖(つまり習慣)こそが、全ての学びの根源です。

 兵庫県の神戸市北区には鈴蘭台という住宅地があります。名前の由来は「関西の軽井沢」のイメージに合う花をとっており、公募で選ばれました。 スズランの花言葉が「健康」であることから、別荘地に適した名となっているそうです。

 鈴蘭台の中に「君影」という地名があります。この地名をふと調べてみると、その由来は君影草という植物の名前。なんと、スズランの別名だそうです。

スズランの葉の陰でひっそりと咲いている姿が、「男性の後ろでたたずむ古き日本女性のイメージと重なる」ことに由来していると、ネットでは書かれていました。

 そのイメージの由来が現代には決して相容れないのが残念ですが、君影というちょっと変わった名前を、Google先生に聞くだけで、「ちょっとした学び」を簡単に手に入れることができる。

 「主体的な学び」という言葉は、ある意味アカデミックで、何かこうお高くとまっている感が時としてでてしまいますが、その本質は

 「ちょっとした疑問を、その場で解消する癖づけをする習慣を形成すること」

 であるように思ったりします。

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