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#216 主体性を培う基盤は多様性である

「主体性」という言葉があります。自らの意思によって物事に取り組むこと。

有機的統合理論にも人が何かを学ぶ上で、内発的動機付けの重要性が述べられています。


心が動くものは人それぞれ。教科・科目、スポーツ、ゲーム、映像作品、パソコンなどなど世の中にはありとあらゆるコンテンツがあり、そのコンテンツをより良いものにしていく人たちは、それらを本当の意味で愛し、夢中になれる人だと言えます。

今は多様性の時代。
私たちは、精神的にも物理的にも「ありたい自分」や「ありのままの自分」を求めています。

それは、自分自身が夢中になるコンテンツでも同じこと。

学校における旧態依然の価値観をもとにした教育活動だけでは、児童・生徒の多様な興味関心のニーズに応えることはできません。

学校という場の固定化された価値観は、児童・生徒の中のスクールカーストを生み出すことにも繋がりかねないのです。

学校教育における多様性とは

できる限り多くの児童・生徒が、その空間の中で自分の夢中になるコンテンツを発見する機会を保障することも含まれています。

そんなコンテンツは彼らの学びを促進させ、自己肯定感を高め、結果、彼らの「主体性」を培う大きな起爆剤となります。

学校が様々な価値基準を示し、その多様性を広げていくことが求められているのです。

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