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「クリエイティブIR」って、実際のところ何をやってんのさ?

株式会社イチロクザンニは、企業のIR活動を支援する制作会社として2022年4月に創業した。

IR(= Invester Relations)とは平たく言えば、自分の会社に投資してもらうために、株主や投資家に対して情報を提供していく一連の活動を指す。
そのIRをもっとクリエイティブに、投資環境をワクワクするものへと変えていくことを目指して、僕らはイチロクザンニを立ち上げた。

詳細は以下にまとめてあるので、ぜひ。


そんな僕らも先日2期目に突入したわけだが、結構「クリエイティブIR事業」について聞かれることが多いので、改めてサービス領域について紹介していこうと思う。
それではレッツゴー!

IRツールの企画からコンテンツの制作まで
一気通貫、オーダーメイドでサポート


まずは事業の概要について。

クライアント企業の取り組みが株式市場から正しく評価され、適正な投資対象となるためには、IR活動とIRツールの充実が欠かせない。

そこでイチロクザンニでは、より分かりやすく、面白く、クリエイティブなIRツールを目指して、コンテンツの企画から構成、文章作成、デザイン、動画編集まですべての行程をサポートしている。

イチロクザンニの提供ソリューション

・スライド制作
(決算発表説明資料、中期経営計画資料、事業計画など上場関連資料)
・冊子制作
(統合報告書、アニュアルレポート、ESGレポート)
・ウェブサイト制作
(IRサイト、ESG関連ページ、オウンドメディア)
・動画制作
(説明会動画、企業理念や事業内容のプロモーション動画)

・IRをクリエイティブにするためのコンサルティング業務
(IR戦略の策定、各種資料の企画・構成)

コンサルティング業務の詳細については後述するが、それ以外のスライド、冊子、ウェブサイト、動画の制作については、要するに「媒体問わず、作れるものは何でも作りますよ」ということである。

ソリューションを絞っていない理由は、クライアントの悩みには何でも応えていきたいから。基本的にイチロクザンニはクライアントの悩みがそこにあるならば、最終的なアウトプットにかかわらず、何でも引き受けるというマインドでやっている。

加えて、これだけ情報発信の手段が多様化する環境下でアウトプットの種類を限定してしまうと、投資家に届けるための最適解をクライアントに提案できなくなる可能性がある。

例えば、個人投資家に対して”ある事業”のコンセプトを分かりやすく伝えたいという要望があったとする。
もし、僕らが「PowerPointでスライドしか作れない」会社だった場合、「PowerPointでスライドを作りましょう」と当然提案する。
本当は動画であったり、パンフレットのようなツールのほうが効果的だと思っていたとしても、だ。


……それってどうなの? と僕は思う。

クライアントに対して、「説明会で動画を流すのもいいですよね」「パンフレットは予算こそかかるけど、こういうターゲットには刺さると思います」といった提案をして、最終的に「やっぱりPowerPointだよね」となったほうが絶対によくないか?
すでにクライアント検討されているかもしれないけど、それも含めて一回確認すべきだと思うんだよなぁ。

そういうわけで、僕らはアウトプットを限定するのをやめた。
目指すのは、「何をしたらいいと思う?」と気軽に相談してもらえるような会社だ。
「媒体問わず、作れるものは何でも作りますよ」
を謳う制作会社の誕生である。


一番得意なのは企画や構成を考えること。
構成のコンサルティングも、おまかせあれ


とはいえ、だ。
「何でもできるし、何でもやる」とは言ったものの、得意分野はちゃんとある。それが「企画・構成」「デザイン」だ。

スライドであろうが、統合報告書であろうが、動画であろうが、当然読み手・ターゲットがいるわけで、その人たちに対して”適切な情報”を届けるためには企画や全体の構成を考えなければならない。

企画で重要なのは切り口もさることながら、適正な手段を選べるかどうか。
そして構成で重要なのは、伝えたいことを筋道立てて論理的に示せるか。

まさに「編集者」が得意とする領分である。
このスキルは、紙、ウェブ、動画などの媒体を問わず、制作分野すべてにおいてものすごく重要な役割を果たす。

残念ながら、世の中には伝えたい情報を上手に伝えられない企業が多い。
資料を読んでいて「ん? どういうこと?」と思うことも少なくない。

もちろん企業側も一生懸命、情報を伝えるために工夫しているのは知っている。けれども長年読み手の視点に立って物事を考えてきた側からすると、改善できる部分がたくさんある。
ありすぎて、ありすぎて、ありすぎるくらいにある。
そう。世の中は、構成だけでもどうにかなれば、ものすごく改善するような資料であふれているのだ。

そんな環境だからこそ、企画・構成の部分だけでも私たちイチロクザンニに任せていただければ、よりよいものに必ず進化させられるという揺るぎない自信がある。

内部の人間ではないからこそ、クライアント企業の魅力や取り組みを客観的に見ることができるし、IR領域とコミュニケーションを専門にする僕らだからこそ、クライアントの想いにも寄り添いながら、投資家が求める情報を分かりやすく編集し直すことができるはずだ。

なので、実制作を依頼する予算がない企業さまも、「社内にデザイナーがいるから…」という企業さまも、まずは一度、構成についてだけでもいいので弊社に相談してもらえるととても嬉しい。

「IRをクリエイティブにするためのコンサルティング業務」、いつでもおまかせあれ。


ただカッコいい資料を目指すのではなく、
情報を分かりやすく伝えるためのデザインを追求


もう一つの得意分野である「デザイン」について。
腕のいいデザイナーとともに、資料の見た目を格段にレベルアップさせていくわけだが、ただ資料を「おしゃれに」「きれいに」「カッコよく」見せればいいというわけではない。

何よりも大事なのは、資料の内容=情報が投資家に正しく伝わることだ。
情報の伝達性を損なうようなデザインでは元も子もない。

イチロクザンニでは以下のポイントを抑えたデザインを常に意識している。

・ブランドカラーを大事に、その会社らしいトーンを意識
・常に読み手の導線を意識したレイアウトと余白の管理
・見慣れない図は読み解くのに負担がかかる。図版はなるべくシンプルに
・読みやすさを最重要視して、文字間や行間のルールを設定
・細部にこだわる。企業の魅力が伝わる遊び心をどこかに加える

そこまで特別なことは書いていないが、こういったデザインの核心を常に追い求めるからこそ、洗練した資料を提供できるのだと思う。

もちろん媒体の特性やターゲットによっては、突飛なデザインを提案する場合もある。なんならそっちのほうが得意かもしれない。
でもIR資料の場合、それはまだ求められていない。
市場にクリエイティブなIR資料に対する耐性がある程度できてからだ。

そもそも資料のクリエイティブ化ですら、まだまだ重要性が認識されていない状況である。
たまに有名な投資家がTwitterで「IR資料の見た目にお金と労力をかけるくらいなら、業績あげるために頑張れ」みたいにつぶやいているが、しょうもない意見だなと毎度のこと思う。
企業は、商品を売る努力をするのと同じように、株を売る努力をするべきだ。
そしてその手始めとして、とりあえず手っ取り早く始められるのがIR資料の改革、クリエイティブ化である。

良い資料があれば、見てもらえる機会も増える。
見てもらえる機会が増えれば、投資してもらえる可能性が高まる。
一番簡単に始められて、分かりやすく変化を捉えられるのだ。
IR資料のクリエイティブ化にはそれだけの可能性が詰まっていると僕は考えている。

ということで、ぜひ資料づくりの専門家である我々にご相談を。笑
センスだけでは語りきれないクリエイティブを、基礎から積み重ねた納得感のあるクリエイティブを体感いただけるはずだ。


最後に費用感の話。
基本的には予算に応じて、何ができるかを検討


事業内容としてはそんな感じ。最後にお金まわりの話。

弊社では”定価”という概念を設定していない。
なんとなく「このくらいの規模感と業務なら、いくら」みたいな目安はあるけれど、どちらかというと”時価”に近いような感じだ。

当然、やった業務量に対して適切な金額はほしい。もっと言うなら、それ以上の報酬がもらえたらめっちゃハッピーだ。
自分のノウハウと時間を削って良いものを提供するのだ、そりゃお金はほしいさ。

でも綺麗ごととかではなく、お金以上にクライアントの悩みに応えたいという気持ちのほうが強かったりもする。嘘みたいだけど、意外とね。

だから弊社は「時価」のような基準で考える。

制作陣がものすごく立て込んでいたら金額も強気で出すし、その仕事がイチロクザンニにとって価値がありそうと判断したらいくらでも安請け合いする。
言葉は悪いけど、お客さんのわがままでそれまでの案がひっくり返って、作り直しになったら当然費用を請求するし、「だいたいこれくらいの金額感しか出せないんですけど、どこまでやってもらえますか…」と聞かれたら、どこまでも頑張っちゃうかもしれない。

まぁ詰まるところ、僕の気分次第だ。笑

そういうことなので、「●●万円という予算でここまでやってもらいたい」とあらかじめ提示してもらえるととてもありがたい。

「ここまでやってほしいんですけど、、おいくら万円ですか……?」みたいなのは正直困るのだ。なぜならいつも適当だから。笑

言われた予算感に応じて、何ができるか、どこまでやれるのか。
予算が足りなさそうであれば、修正の行程を減らすとかでどうにかするし、企画・構成だけ考えてデザインの部分で予算を節約する方法を提案する。
だからもう腹の探り合いはなしにして、希望をぶつけていただきたいのだ。


僕らが「スライド1枚あたりいくら」をやらない理由

ちなみに、よくある「スライドデザイン1枚あたり1万円」とか、「スライド20枚までで30万円」みたいなのものは弊社では採用していない。

理由はいくつかあるけど、一番は柔軟性がないから。
資料をつくっていると「このスライド単体だと内容が分かりづらいから、補足説明のためにスライドを1枚加えよう!」となるのが日常茶飯事だけど、そのたびに「1枚追加するのでもう1万円です」って不毛だと思うのよな。

改善するための提案なのにお金がほしいと思われるのも悲しいし、クライアントも本来は入れるべきスライドを「お金がかかるなら…」と見送ってしまっては本末転倒だ。それは誰も幸せにならないから、僕らはやらない。

あと「言われたとおりにデザインだけ変えてほしい」という注文も、基本的には断っている。
めっちゃ偏見だけど、そういう注文の出し方をする人が作った資料は9割8分5厘くらいの確立で分かりづらい。言われたとおりで良いものできるならいいけど、「こうしたほうがよくない?」というアイデアが次々とあふれてくるのに、それを形にできないのは苦痛でしかないから、基本的には内容のコンサルティングありきでご依頼いただけると嬉しい。

また、相見積もりのコンペもあんまり好きじゃない。というか嫌いだ。
案件を獲るための値引き合戦は業界全体で見たときに損でしかないし、なんというかクリエイターをバカにしている気がしてならない。
打診段階で予算感を伝えていただければ、その金額で見積もりをつくるので、正直ベースでお仕事のご相談をいただけることを願っている。

まとめると、見積もりは基本的に高めに出すから、それを避けてほしいならあらかじめ予算を教えて!!!ということです。


と、まぁつらつらと書いてみた。
全部読んでくれた人がどれだけ分からないけど、一番最後にお金の話を入れたから、いくらか読んでくれたんじゃないかと信じている。

以上、花粉で苦しむ新実でした。

お仕事のご相談は以下からお願いします!


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