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出発の合図
だったらいいな。
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前回、PTD LAコン前に書いた"夜が明けて朝が訪れるとき"の第2弾のような、これはそんなnote。
noteを書いてもうすぐ1年が経つが、たまに読み返してみると面白かったりする。当時の自分の気持ちがそのまま蘇ってくる。
残念ながら"会えますように"という願いはまだ叶ってないけど、ひとつ気づいたことがある。
それは、ほんの少しずつ、確実に前に進んでるということ。
会えない日々に想いを募らせていたnoteが、"会える"を前にして想いを綴るnoteになっていた。
この1年の間に、"非対面"から"対面"という、ついに7人がアミに会えるその瞬間を跨いだと思うと、少し感慨深い_____
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PTDソウルコンが幕を開け、4月のラスベガスコンも発表されて、「僕たち動き出すよ」「準備できてる?」って言われてるような、出発の合図なんじゃないかって、そんな風に感じた。
というか、そうであってほしい。
きっと7人もそう願ってる。
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2022年3月10日、ついに約2年半ぶりのソウルコンが【BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE】とともに帰ってきた。
1日目を迎える前に少しこれまでのことを振り返ってみた。
"やっと"が実現されていく中で、あの会えなかった時に浸りたい訳ではない。
でも彼ら7人がここに辿り着くまでにどんなことを乗り越えて、どんな思いをしてきたのか、忘れてはいけないと思った。
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①「公演がしたい」「アミに会いたい」がメンバー内で禁止用語になった時があったということ。
一 ツアーが中止になりメンバーだけで過ごす時間が増えた中、コンサートができないという話が何度もあがったが、どうしようも無いこの状況で、他にやるべきことも沢山あるからメンバー内でそれらを言うのは禁止になった、と。
② 7周年という7人にとって特別なアルバム「7」を引っ提げて始まるはずだったツアーができなかったということ。
③ 彼らの本業である、"歌ってパフォーマンスをすること"がファンの前でできなくなった。それだけでなく、多くの期待や求められるものがあったということ。
一 私たちはいくつの彼らの顔を見ただろうか。モデルのように雑誌に掲載されるBTS、商品の良さを伝えるCMに映るBTS、ゲームにも漫画にも携わり撮影をするBTS、現代の若者を代表し世界に向けてスピーチをするBTS、本人も大丈夫じゃないはずなのに画面の向こう側に「僕たちは一緒だ」と手を差し伸べるBTS、etc...
きっとまだまだ沢山ある、色んな7人を見せてもらった。嬉しくて、心強くて、誇らしかった。
パンデミック関係なしにこれまでしてきた仕事も中にはある。でも、彼らの好きな「公演」「パフォーマンス」という本業が一旦ストップしてしまった時でも、世の中は彼らを求めた。それでも笑顔を見せて、多くのメッセージを届けてくれた。
④ 彼らは常に、"今"と"未来"を見ていたということ。
一 私が今でも強く印象に残ってる言葉。
もしほんの3~4年前にコロナがやってきていたら、果たしてこのように離れた場所から皆さんの顔を見て公演ができていただろうか、ということを沢山考えました。僕はこうして顔を合わせて遠くからでも皆さんの声を聴くことができる、こんな技術があることにとても感謝しましたし、
...(中略)...
残念じゃないわけではないけど、ただ僕はこの瞬間だけでも本当にとても有難さを感じています
※意訳あり
「どうして会えないの?」って思いばかりのタイミングで、"今に感謝する"なんて姿にハッとさせられた。
他にも「今できることをしよう」と勉強、運動、休息、趣味...... それにファンや世の中に力を与える新曲、かと思えばファンに見せた正直な気持ち。
だけど間違いなく、今を受け入れて少しずつでも進もうとする7人がいた。私たちはそれでまたちょっと希望をもつことができる。
"未来"。
「僕たち会えますから」「あと少しの我慢です」
その"いつか"の為に、いつかも分からない"いつか"の為に、ひたすら伝え続けてくれた。
今、実際そうなったんだからすごいなって思う。
⑤ 大きな決断、ハイリスクがあったということ。
(これに関しては完全に私の憶測ですㅠㅠㅠ)
一 先を見越して抑える会場、ギリギリまで分からない有観客、無観客。あと少し待てばアミに会えたかもしれないと話すオンラインコンサート。会社側はもちろん、きっと彼らが沢山話し合って悩んで決まったこともあると思う。明るい決定も苦渋の判断も。
それに今回のソウルコンに関しても、収容人数や感染状況も含め、メンバー・スタッフの健康状態や感染対策を思うと、想像もできない程の緊張感漂う準備期間だったのではないかな、と思う。
そんな大きな決断やハイリスクを抱えてきたのだと思うと、ただ公演が楽しみという気持ちだけでは挑めないこともあったはず。それを乗り越えて実現できていることは運だけでなく努力の証のようなものを感じる。
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(よし、過去を振り返るのはこの辺で終わり!)
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そして彼らの故郷である韓国で「やっと」公演が実現した。「やっと」。
なにあれ、めちゃくちゃ楽しそうだった。
楽しかった。
あのステージいいなって思えるくらい楽しそうで7人が全力で遊んでるみたいだった。
まるで公演前に「ただ楽しもう」と話したかのように。
これまでのステージとどこか違う空気感。
その時間だけに注ぎ込むかのような集中力。
その瞬間を噛み締めるかのような表情。
人ってあんなに「幸せだ〜〜」って表情ができるんだね。
本当に楽しそうだった。
幸せそうだった。
"つらかった"と話すことはあっても、
もう今とこれからしか見てないんだろうな。
かっこいいな。
彼らはすでに出発してるのかもしれない。
そんな気がする。
この合図を信じてみたい。
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- SEOUL
📷@aspire_for_BTS
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さいごに。
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"会える人"と"まだ会えない人"がいることは確かで、いつ会えるのかも分からないってすごく不安でもどかしくてどうしようもなくて。
でも彼らは私たちを乗せた電車のように常に一緒に走り続けてくれてる。
(だからnoteのタイトルも"再出発"と表現するのはちょっと違う気がした。でもこれまでとは新しい"何か"が始まる、そんな出発の合図だと信じたい)
走り続けるその途中で先に彼らに会える人もいれば、私はまだもう少しその電車に乗ってないといけないらしい。
でもその状況に慣れてくると電車の中でも楽しみ方を見つけて、周りのアミたちと仲良くなってお話して、案外心地良い。
私たちは置いてけぼりにされた訳でも乗り遅れた訳でもなく、まだ電車に乗ってるだけ。もう少ししたら彼らに会えるその日がきっとくる。
(まあ正直、できれば特急でお願いしたいとこではある)
それにその電車はまだこれから先5年、10年も走り続けてくれるらしい。
何も心配はいらない。
ずっと乗っていよう。
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出発の合図。
これからも一緒に着いていきます。
きっともうすぐ会えるよね。
それまでも、それからも幸せでいよう。
ありがとう、愛してます!
mogu.