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イタリアのコーヒー

ふわふわ流れて、気づけばイタリア・ミラノに10年超住んでいるIPSE DIXITです。

今日は、イタリアに来たら、多分最初に飲むだろうもの、コーヒーについて。

イタリアってコーヒーがものすごく美味しいです。どこのカフェでもレストランでも、とにかくレベルが高い。
でも、コーヒーが日本の感覚とかなり違うので紹介します。

カプチーノは朝ごはん(もしくは午後のおやつ)
イタリアに来て、最初に驚いたことは、カプチーノを食後に頼んだらお店の人が目を丸くしたこと。
「シニョリーナ(女性に対しての呼び方)!本当にカプチーノでいいの?」
え!私何か間違った?と驚きました。
イタリア人曰く、「たくさんご飯を食べた後に、ミルクの入った飲み物なんか重くて飲めないでしょう?」もしくは「ご飯足りなかった?」だそうです。
確かに、イタリアの食事は量が多い。
たくさん食事をした後に、牛乳入りのものを飲むというのはなんだかおかしいんだそうです。
コーヒーは食後に、消化を助けるために、スッキリするために飲むんだそう。

カプチーノは、朝ごはんの際に、エネルギーをしっかり摂るために、飲むものと決まっているんです。

カフェ(コーヒーのこと)とは、エスプレッソのこと!
イタリアでコーヒー(カフェ)というのは、エスプレッソのことで、日本でいうドリップコーヒーは、ほとんどありません。近いものは、カフェ・アメリカーノ(エスプレッソをお湯で割ったもの)になります。
私が初めてイタリアを訪れた十数年前は、「カフェアメリカーノください」というと、「は?なんですか?それは!」と言われたことも。
今では、カフェ・アメリカーノで通じるところも多いですが、イタリア人の人はあまり飲まないようで、お湯の塩梅がおかしいです。
エスプレッソにお湯をたーっぷり入れてくれて、麦茶くらいの薄い謎の飲み物が出てきます。
最近は、エスプレッソお湯を別々に持ってきてもらって、自分でエスプレッソのお湯割り(要するにちょうどいい濃さの、アメリカーノ)を作って飲んでいます。


エスプレッソもアメリカーノも苦手、ミルク入りのコーヒーを食後に飲みたい時は?
そんな時は、カフェ・マキアートを頼みましょう!
マキアートとは、染みという意味で、エスプレッソに、少量の染み程度のミルクを入れたコーヒーになります。
これなら食後にオーダーしても、お店の人に驚かれないので、試してみるといいでしょう。


イタリアのコーヒーについて、意外と知らないことがあったなーということを思い出して、書いてみました。
私はイタリア生活の最初に、かなり衝撃的な出来事だったのですが、みなさんはご存知だったでしょうか?

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