ベースボールでキャリア育成論　〜本書の目的〜

　　　　　　　〜本書の目的〜

『ベースボールキャリア育成論』は、著者自身が野球を通じて経験した数々の挫折と挑戦、そしてそこから得た学びをもとに、スポーツが持つ人生への影響力を伝えることを目的としています。さらに、著者の人生の座右の銘であります、

『家族と野球へ恩返し」

を柱に据え、自身が受け取った多くの愛情や支援に感謝し、その価値を次世代に伝えることも大きなテーマとしています。

小学校から社会人に至るまで、数々の困難に直面しながらも、それを乗り越えた著者の経験は、多くの人々に勇気と希望を与えるものです。本書では、以下の点を中心に目的を掲げています。

1. スポーツを通じた自己変革と人生形成の共有

友との出会いから始めた野球。その経験から得た「努力の力」や「自己変革の可能性」を多くの人々と共有し、『できないことができるようになること』の大切さを伝えます。これらは著者が家族やチームメイトから受け取った支えに応える形で築き上げたものでもあります。

2. 挫折を乗り越える方法論の提供

高校時代の不祥事による謹慎、独立リーグでの期待を裏切った経験など、大きな挫折も経験しました。それらの困難をどのように乗り越えたのかを詳細に述べ、読者が自身の挫折に立ち向かうヒントを提供します。家族や仲間の支えが、その立ち直りの重要な鍵となったことも伝えます。

3. 両親や恩師、仲間の言葉の力を伝える

著者の人生において、両親や恩師、仲間の言葉が大きな転機をもたらしました。本書では、それらの「言葉の力」がいかに人の人生を変える可能性を持つかを示し、すべての恩師、仲間、そして両親への感謝を伝えます。

4. キャリア形成のヒントを中高生に提供

野球で得た学びや経験を軸に、中高生が将来のキャリアについて考えるきっかけを提供します。特に「スポーツ経験を通じたキャリア形成」をテーマに、具体的で実践的なアドバイスを伝え、読者が自分の人生に可能性を見出すサポートをします。

5. 人生の選択肢を広げる機会の提供

野球からビジネスへの転身や、副業法人の設立など、幅広い挑戦を続けてきた著者の経験を共有します。これにより、「新しい挑戦を恐れない心」を育んでほしいという願いを込めています。また、これらの挑戦を支えたのは、野球で培った力と、両親や恩師、仲間から受けた多大な支援であることを強調しています。

この目的を軸に据えることで、本書は単なる野球人生の記録にとどまらず、スポーツを通じた人間の成長やキャリア形成、そして「家族と野球への恩返し」という普遍的なテーマを伝える一冊となることを目指しています。

次回から、第1章となります。〜友と野球との出会い〜全てのはじまり〜をお伝えします。