Week7 ワンサイクルの終わり

 授業が始まって4週目が終わりました。今週で、4人の先生すべてと授業を行うことができました。それぞれ特徴がありますが、全員自分の教え方を確立してブレがありません、教員の経験においても、僕より何倍もキャリアのある先生たちですから、教員としても自分の成長につなげることができるように吸収していきたいです。

久しぶりのフーミー高校

 先生の都合で、第一週ぶりに訪れるフーミー高校。フーミー高校は一時間目が存在します。つまり、7時から授業が始まります。二週間連続で、午後からの授業だったぼくにとってはちょっとした試練。一時間目が始まるときは半分寝たまま徐々に目が覚めていくのを感じながら授業をしていました。
 一時間目があるときは、6時に起きます。そして朝ご飯は日によって違いますが、スーパーで買ってあったヨーグルトと果物を食べたり、学校に向かう途中にあるバインミーを買って食べたりしています。今回10年生の授業ということで初めて聞いたのですが、10年生は18クラスもあるそうです。 

授業の様子

 今週も10年生がほぼメインで、ひらがなから始まります。今週の先生は道具をよく使っていました。ひらがなや数字のフラッシュカードやパワーポイントはもちろん、黒板かるた用のハエたたきや生徒に押してあげるためのハンコも持っていました。
 やはり10年生は、ゲームがとても盛り上がります。黒板かるたは、先週のチャウタイン高校でも行ったのですが、フーミー高校ではさらに盛り上がりました。今回は数字の学習で、黒板に1~20までの数字を書いて、一対一で戦います。先生は、出場者を選ぶときに必ず男女で戦わせていました。ベトナムの学生は男女の距離が近いので成立することだと思いますが、日本は思春期になってくるとうまくいかないだろうなと想像していました。ベトナムのいいところの一つだと思います。

停電

 土曜日に7時から17時までの停電が行われていました。外を歩いていると、電線の工事をしています。感電しないように一帯の電気を止めるのでしょう。しかし、授業は行われています。クーラーはいつもないですが、今日は扇風機すらつかないので、とても暑いです。加えて、パソコンも使えないので、せっかくのパワーポイントも使えません。でもそこはさすが先生、パソコンを使わなくてもよい方法に急遽変えていました。生徒も先生も僕も、うちわや扇子で扇ぎながら頑張りました。特に地方では、このような計画的な停電がよくあるので、情報をしっかりと集める必要があります。

おわりに

 そろそろ雨季が終わりに差し掛かり、連日雨なく日が照るさまは、喚起の足音を感じさせます。ベトナム版時候のあいさつはどう表すことができるでしょうか。徐々に文化紹介を準備していき、日本の文化と日本の今をベトナムの若者に伝えて聴けるように精進していきます。では!





いいなと思ったら応援しよう!