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今年のオススメ 2024年7月〜12月
⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)
皆さんこんばんは
いっぽです。
いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。
さて今日はですね、
12月30日ということで
今年も
もう終わりですよ。
そこでですね、
今年の7月から12月までに
僕が読んだ本とか
観た映画、ドラマなど
様々なエンタメの中で
オススメのものを
ただただ順番に紹介していきたいと思います。
多すぎてもあれなので
今年または去年出版された本とか
最近上映された映画を中心に
紹介していきます。
本以外は別に詳しくない人間なので
こういう作品を
観たり読んだり聞いたりしてたんやなぁ
くらいで気楽に読んでください。
(一部『今年読んだ本』で
紹介したものも含みます。)
1月から6月までは
こちらの方で紹介してますので
お時間ある時に
是非お読みください。
少し長くなると思いますが
どうか最後までお付き合いくださいませ
それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)
『魂婚心中』 芦沢 央
はい、これは
今年の夏に刊行された小説ですね。
僕は上京してきてから
芦沢 央さんの作品を
ずっと読み続けていて
これが最新作ですね。
ファンタジー要素の強い
特殊な設定のミステリが6つ入った
短編集になっています。
それぞれの主題も
死後結婚のマッチングアプリであったり
eスポーツであったり
新しめのテーマが多かったですね。
トピックの選び方がね、凄くて
著者の方は相当嗅覚が鋭いんだろうな
って思わされるんですけど
チャレンジングな展開が
かなり多くて
僕は正直
ついていけない箇所も
多々ありましたね
なんか先をいきすぎている気がして
5年後くらいに読み返したら
ちょうど良いかもしれないです。
『ルックバック』
これは漫画じゃなく映画の方ですね。
これに関しては超話題作ですので
内容などは僕からは
説明する事は無いですね。
上映開始されてすぐに
映画館に観に行ったんですけども
僕はね、漫画は読んでいなくて
話題になっていたからという
理由のみで観に行ったんですが
60分くらいの短い時間で
あそこまで心動かされると
思わなかったですね。
観終わった映画なのに
はやくサブスクで解禁されて
もう1回観たいなって思いましたもんね。
事前情報無しで観たので
この作品自体に
込められた意味とかはわからない状態
だったんですが
観終わった後に
色んな人が書かれているブログであったり
考察なんかを読んで
後から二度楽しめたのが良かったですね。
『難問の多い料理店』 結城 真一郎
これは半年ほど前に刊行された
小説ですね。
上京してきてすぐに
この著者の方の
『#真相をお話しします』という
短編集を読んで
凄まじく面白かったので
今回も買って読んでしまいました。
今回も短編集です。
連作短編集という形式ですかね
フードデリバリーの配達員として
働く人たちが
とある怪しいレストランに行くんですね。
そのレストランは
密かに探偵業も行っていて
様々な依頼が来て
それを解決していくという内容なんですけども
色んなフードデリバリーの店員が
登場して
本当にそのまま連続ドラマ化とか
出来そうなくらい
ポップにパッケージが
まとまっているんですよね。
『#真相をお話しします』は重いパンチの
連続という印象だったんですが
この作品はね、
良い意味で一つ一つの作品が軽くて
装丁も可愛らしかったので
非常に読みやすいと思います。
『アンメット ある脳外科医の日記』
これはドラマですね。
原作の漫画の方では無くて
今年の上半期に放送されていた
ドラマをサブスクで観ました。
これも大変話題になってましたね。
杉咲花さん演じる
記憶障害を抱えた川内ミヤビという女性が
主人公の医療ドラマで
なんかね、これは完全に
感覚的な話なんですけど
僕は、医療ドラマって
色のイメージで言うと
白が多いと思うんですね。
『白い巨塔』みたいに
タイトルに白って入っている作品もあれば
白衣を着ているからそういう
イメージになってしまうという
部分もあると思うんですけど
この作品に関しては
セピア色に近いというか
なんか全体的に懐かしいような
柔らかいような
医療ドラマとか刑事ドラマ特有の
緊迫感があまり無かったように
感じましたね。
『先生の白い嘘』
これも原作の漫画ではなく
映画の方を
上映開始されてすぐに観に行きましたね。
すごくね、刺激が強かったですね。
少し揺らしただけで
爆発してしまいそうな
劇薬感がずっとありましたね。
主要な登場人物が
4人いまして
その4人ともがね
次に何を言うのか
全く予想できないんですよね。
展開が予想できないのでは無くて
セリフが予想できないんですよ。
え、そんな事言うつもりやったんや
全くわからんかったわ
の連続なんですよね
僕はね、この映画は
1人で観たんですが
絶対1人で観た方が良いですね。
一緒に観た方がいい
関係性の人が見つからないです。
『チ。―地球の運動について―』
はい、これは漫画ですね。
なんかのきっかけで
作者である魚豊さんが
同い年である事を知って
1巻を読んでみたら引き込まれて
全巻読んでしまいました。
登場人物が結構多くて
覚えにくい名前なので
1巻読んで
1巻読んで2巻読んで
1巻読んで2巻読んで3巻読んで
みたいなとんでもなく刻む
細かい読み方をしていたんですけども
ちゃんと理解しながら読んだ方が
面白いですね
当たり前ですけど
なんとなくよくわからんけど
先に進もうか
で突き進まずに
休憩したり整理しながら
読むのをオススメしますね
『地面師たち』
はい、これはもう
説明不要ですね。
ドラマの方を観たんですけども
めちゃくちゃ面白かったですね。
面白すぎて
続きが気になって
我慢できずにバイト中も
観てしまいました。
もうなんか、この時期
異常でしたね
芸人が楽屋で
この話しかしてなかったです。
ずっとみんなが
『地面師たち』の話で盛り上がっていて
そのまま舞台上で
同じようなノリをやったら
お客さんが誰も観てなくて
全然伝わらないっていう場面を
結構見かけましたね。
話数が少なくて
すぐ観られるので
めちゃくちゃオススメしましたねこれは
『伯爵と三つの棺』 潮谷 験
これは今年の夏に刊行された小説ですね。
ちょっと前に
同じ著者の方の『スイッチ 悪意の実験』という
本を読んでこれが
めちゃくちゃ面白かったので
すぐに買って読みました。
『スイッチ 悪意の実験』の時も
そうだったんですけど
まず、大前提として
設定が面白そうすぎるんですね。
先が気になるし
設定を聞いた時点でもう面白そうなのに
駄作になるわけないっていう
安心感があるというか
この作品の舞台自体は
フランス革命が起きた頃の
ヨーロッパなので
登場人物の名前など
若干覚えにくい箇所はあるんですけども
そこを乗り越えて欲しいですね。
これは僕も苦手なので
苦手な人の気持ちめっちゃわかるんですけど
海外小説の翻訳版とか
日本の小説でも
海外を舞台にした小説とかで
登場人物の名前がややこしすぎたり
地名がややこしくて
覚えきれずに断念してしまう事って
結構あると思うんですよ。
ちょっとだけ頑張れば
そこからもう面白いだけなので
是非苦手な方も
チャレンジしてみてください。
『フェイク・マッスル』 日野 瑛太郎
これは今年の夏に刊行された小説ですね。
まず、先に行っておきますね
僕ね、今年も結構色んな本を
読ませてもらったんですけども
2冊
僕の中で明らかに飛び抜けて
面白いなと感じた作品がありまして
1つ目が今年入って
最初の頃に読んだ『花束は毒』という
小説で
2つ目がこの本です。
読み終わってすぐ
面白すぎて
よく会ったら本の話をするけど
LINEをした事は1回も無かった
芸人の先輩に
わざわざLINEでオススメして
半強制的に読んでもらいました。
そのくらいオススメです。
どういうあらすじか
軽く書いていきますね。
まずね、人気アイドルの
大峰という男が出てくるんですよ。
彼がね、3ヶ月間
筋トレをして
ボディビルの大会に出場するんですね。
そして見事
入賞してその様子をSNSに
アップするわけですよ
そしたら、ネット上で
いやいや、そんな短期間で
立派な筋肉つくわけがない
絶対ドーピングしたやろ
って指摘されるんですね。
大峰はそれを否定して
自らがプロデュースする
ジムをオープンするわけですよ。
絶対嘘だ
ドーピングせずに
そんな体になるわけ無いって
業界が大炎上するんですけど
大峰はドーピングを否定し続けるんですね。
そのジムに
雑誌の新人記者である
松村という男が
潜入取材をしに行く
というところから物語がはじまるんですけども
馬場というベテラン会員から
トレーニングの方法を
教わったり
大峰とのパーソナルトレーニングで
ドーピング検査の
タイミングを伺ったりと
物語が展開していくわけですよ。
まずそもそもね、
潜入
というのが僕は個人的に好きで
この作品でも潜入が
1つの大きなテーマになっているので
導入で
心惹かれたんですけども
出てくる登場人物が
いちいち魅力的で
筋トレとかジムに関する
知識も沢山出てくるんですけど
それらがね、
非常に興味深いんですよ。
現実世界の
ボディビルの大会とかでも
こういう事情があるんかな
みたいな
本を読んだら
賢くなるとか
本を沢山読んでいる人は
賢いイメージって
昔からあると思うんですけど
正直ね、
普通に大衆小説をずっと読んでいるだけでは
特に賢くはならないと思うんですよ。
それで知識を得られたとしても
それは映画やドラマを観たとしても
同じように学べる事柄でしょうし
本だけが特別なわけでは無いと
思っているんですけども
この本に関しては
ちゃんと知識も増えるので
そういった意味でも
オススメですね。
今日なんか観るか
読むかしようかなぁ
って迷ってる人いたら
まずはこの本から読んで欲しいですね。
『悪い夏』 染井 為人
はい、これも小説ですね。
ジャンルで言うと犯罪小説でしょうか
映画化されて
もうすぐ公開されるとの事で
非常に楽しみですけども
タイトルの通り
悪い人間が沢山出てきます。
ただね、この
悪具合が本当に絶妙で
人間なら誰しもが持っているような
心の奥底にある悪を
少しずつ少しずつ
グラデーションで助長しているだけなので
理解できるというか
俺もしてしまいそう
とまでは共感できないですけど
状況や環境によって
陥ってしまいそうな地獄が
幾つも散りばめられているんですよね。
だから、現実的にあり得ない
怖い状況とかよりも
よっぽど怖いというか
こんな状況で自分が
こうミスって
もし、その時にたまたま
誰も助けてくれなかったら
やばいんじゃないか
みたいなね
映画楽しみですね。
『あいの里 シーズン2』
これは、恋愛リアリティーショーですね。
シーズン1もめちゃくちゃ良かったですけど
今回も最高でしたね。
観てすぐ母親にも
観るように言いました。
開始早々
面白いのに
気づいたら
泣いてるんですよね
一瞬で観終わってしまったので
もっと続き観たかったですし
シーズン3もすぐ観たいですね。
『生殖記』 朝井 リョウ
これは小説ですね。
朝井 リョウさんって
もっとコンスタントに
色んな本出されてるイメージでしたけど
『正欲』から3年半ぶりの長編らしいですね。
そのくらい
『正欲』のインパクトが強かったんですね
映画化もしましたし
ただね、これも
同じくらい衝撃的な作品でしたね。
まずね、
2作ともタイトルに共通点があるんですよ。
性欲、生殖器という
元ある言葉の漢字を変えて
類似の違う意味の言葉を作り出しているんですよ。
ここでは書かないですけど
内容にも共通点がありました。
ただ、僕がこの作品で
一番印象に残ったのは
みんなが何となく気づいているけど
その事象があまりにも抽象的かつ
触れたくないモノなので
無視している事ってあるでしょ
その存在しないとして
扱っているモノを言語化して
かなり具体的に
誰もが共感できる形に
公開してしまっているんですね。
それによって
自分たちが
ただただ目を背けていただけ
だった事を再認識させられるんですよね
これがまるで
著者の言い分では無いような形で
アウトプットされていて
自分以外に責任転嫁して
どんどんバラしていく形態に
自然になっているんですよ。
それがかなり恐ろしかったですね。
はい、今日はここまでです。
結構長かったですね。
ここまで読んでくださった皆様
本当にありがとうございました。
他にも紹介したい作品
幾つかあったんですが
今現在観ることが難しい作品や
昔過ぎる作品は積極的に
省かせて頂きました。
来年もどんどん
観て読んで聞いてしていきたいですね。
皆さんも
これを観てないなんて
あり得ないだろみたいな作品あれば
是非教えてください
ではまた明日
いいなと思ったら応援しよう!
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